大魔王大地に立つ!!
「大魔王様~」
「のび太みたいだが如何したリヨン。」
「聞いてくれますか?」
「ジャイ子のアンちゃんにでも虐められたか?
金持ちの坊ちゃまにでもはぶられたのか?」
「違いますよ。
ちょっと甥っ子の宿題を手伝ったりしたのですが諺の説明に戸惑りましてもっと上手く教えられたらなぁと思いまして。」
「良いよ!俺が何でも解り易い例えで解説してやろうではないか!」
「本当に出来ます?」
「疑うのであれば俺に頼るなよ。」
「ごめんなさい、では解り易い解説をお願い致します。
先ずは『目くそ鼻くそを笑う』です。」
「そんなの簡単だろ!
スーハァハァ言ってるアイドルのファンが総選挙とかやってるグループを不細工ばっかじゃんとか罵っちゃう事を云う。」
「それは甥っ子に説明する時には実名で説明した方が宜しいのでしょうか?」
「そりゃそうした方がより伝わるではなかろうか。
お前だって理解できるだろ?
ぶっちゃけあの事務所なのにあの程度しか集まらなかったのだぞ?悲惨だろ。」
「それ以上は大丈夫で~す。
次行きましょうか!『鬼に金棒』とはどんな風に説明したらいいでしょうか?」
「ん~巨人に毎度御馴染みスコット鉄太朗ってとこじゃない?
あの三人が居るだけで結構敵なし状態だろ。
あと巨人に慎之助でも可。」
「はぁ・・毎度お馴染みと言う割には全く知らないのですが・・・。」
「野球好きには毎度お馴染みだろ?
昔有ったJFKとかSBMとかクワトロKとかと一緒で勝利の方程式だぞ?知ってるだろ?
ただな今年は高広が加入した事が大きくて・・・」
「長くなりそうなので切りますね。」
「折角ノッて来たのに・・・。」
「続いてはですね・・『犬も歩けば棒に当たる』です。」
「これはだな・・殺人事件を目撃してそれをネタに犯人を脅すと第二の被害者になるアレだ。」
「あの・・もうちょっと良い例えないですかね?
子供に説明するのに殺人だの脅迫だの教育上宜しくないかと・・・。
しかも私の知っているのは幸運になるサイドの話なんですが・・・。」
「この諺はな・・ライトサイドとダークサイドが隠されている・・・
光と闇・・陰と陽・・両極端の意味が込められた諺なのだ!」
「何と!?」
「簡略的に言えば出しゃばると災難が降りかかるよ~とじっとせずに行動すれば良い事があるよ~って話だ。」
「見事に真逆の解釈ですね・・・。」
「ね。
結局何もしないのが一番リスクが少ないよね。」
「ですね。
では次は『有為転変は世の習い』です。」
「何か急にマイナーな奴来たな。
何チャラ時代の事だな。常に変わってるだろ?顔が。そう言う事だ。」
「あまり触れずに次に行きます。
『落花枝に返らず、破鏡再び照らさず』です。難しいでしょ?」
「これはマチャアキやDBの世界には通用しない言葉だな。」
「ほう・・それはどう言った感じでしょうか?」
「これは離婚したら元に戻る事はないとか死んだ者は生き返らないとかそんな感じの意味だったよ。」
「大魔王様の事も象徴してる言葉ですね。」
「どう言う事?お前も同類だろ?
元奥さんとも子供達とも絆は修復不可能なんだから!」
「ふふふ・・・大魔王様が可哀想なので言うのを躊躇いましたが仕方なく報告致します。
実は・・・別れた元嫁から連絡が有ったのです!」
「ほう、復縁を迫られたのか?」
「いいえ。
ですが今度会う事になりました。」
「立ったわ・・フラグが立ったわ!」
「何のですか!?」
「死亡フラグだよ。」
「立ってませんよ!」
バルコニーへ出る大魔王
「見えるかね?あの星が。」
「ちょっと目が悪いんで見えないですね。」
「そんなん適当に『はい』とか『見えます』とか相槌打っとけばいいんだよ!
話進めるぞ?」
「はい、見えます。」
「あの星が死兆星だよ。」
「随分単独で輝いてますね?
それって北斗七星の傍らで光るもんじゃないですかね?」
「更に!聞こえるだろ?
鴉の囀りに黒猫のタンゴ!」
「不吉じゃないもの紛れ込んでますね。」
「そして極めつけは・・・
見ろ!履き物の紐が切れているぞ!」
「大魔王様のね。
どうやらフラグが立っているのは大魔王様の様ですね。」
「ま、まさか・・・不吉を届けられるのか?この俺が?」
「来ますよ、銃を鈍器として扱う男が!」
「13番か!13番の男か!?タンゴ踊って来るのか!?」
「そう・・予知します。大魔王様は踊り狂って死ぬ。」
「スカトロの様にか!?」
「ちょっと違うだけで大分違いますね・・それダメな奴です。」
「スカトロじゃなかったっけ?ビストロ?カマトロ?」
「遠退きましたね。」
「ハバネロ?」
「辛くなっちゃった。」
「ピロシキ!」
「うん違う。」
「コニシキ!」
「もう当てる気ないだろそれ!」
「ヒャクシキ!!」
「はいはい、似合いますねそのサングラス。」
「ヒャクシキ!!」
「はいはい、坊やだからですね。」
「ヒャクシキ!!!」
「もうイイでしょ!」
「う~ガンダムゥ~!」
「流れ星ぃ・・・。」
この後何か火が付いた大魔王様が一発ギャグを惜しみなく披露して下さいました。




