お前はもう大魔王
「か~らまる意図ほどいた時に~笑いたいから~・・・」
「大魔王様、こんな所に居たのですか・・・」
「おう、大魔王の貴重な入浴シーンも必要かと思ってな!どうだこの肉体美!」
「はいはい、凄い凄い
需要無いんで浸かって下さい」
「冷たいなぁ・・・何か用か?」
「いえ、特に・・・何処に居るのかな~?って思っただけです
それと此処に配属されてから気付いたのですが女王は何処です?全然会わないんですが・・・」
「嗚呼~触れちゃったよ・・・刹那に触れた幻獣朗の様だな・・・
見当たらない時点で察しろよ・・・」
「別れたのですか?」
「ど真ん中直球ブッコンで来るのなお前・・・そんなの秀喜氏だったら場外ホームランだぞ?」
「いや、仲間かなと思いまして・・・」
「ニヤつくなキモい!そう言えばお前も15年位前に離婚してたな・・・」
「あの時は坊ちゃまのお守で忙しくてロクに家に帰れませんでしたので・・・」
「よくあるアレだろ?私と仕事どっちが大事なの?って言うふざけた二択迫られたんだろ?」
「正にその通りです、何でしょうね?アレ
金が無かったら無かったでもっと稼ぎが・・・とか言うくせに
その稼ぎの為に働き詰めだと寂しいとか言って離婚届一枚置いて出てくし
ホントどうしたら良いんだって感じでしたわ!
大魔王様はどう言った理由で?」
「お、俺も似たようなもんだよ?」
「嘘ですね、どうせ大魔王様の浮気が原因でしょ?」
「・・・あぁ・・・お前そう言えば双子の子供居たよな?その子達はどうしたよ?」
「大魔王様こそ察して下さいよ・・・私が引き取った訳ないじゃないですか・・・
私は家も引き払って親権も持ってかれて残ったのはローンだけですよ・・・」
「・・・そうか・・・生きてたら家の子と一個違いだな・・・」
「ちょっと何か嫌な言い方するの止めて下さいよ!健在ですから!
2人とも何だかんだ言って養成学校を卒業してますから!」
「そうなの?何処に配属されたよ?お前の子供達だからさぞや良い部署に配属出来たろ?」
「それが・・・ガルディー様に問い合わせたんですがまだ未定らしくて・・・
でも恐らく人間界に配属されるだろうって仰ってました」
「そうか、そう言えばガルディーって今、人事局長なんだったな!養成学校の校長って今誰よ?」
「副校長をやってました、ビルデモン様と言う方が今は校長をしております」
「あ~アイツか~」
「御存知なのですか?」
「年齢的にはガルディーよりも上じゃないかな?
結構昔からしぶとく生き残ってるんだよね~」
「もしかして大魔王様の次に高齢なのですかね?」
「多分ね、でも基本的に戦闘能力は低いよ?例えるとアプール並みって所かな?」
「それだったら孫さんの兄貴か栽培さんでも良くないですか?」
「まあ、その程度って事だよ!俺はどんなスカウターでもぶっ壊すけどな!」
「そうでしょうね、大魔王様・・・顔真っ赤ですけど大丈夫ですか?早く御出になられた方が・・・」
「ん?そうだな・・・」
「だ、大魔王様!!」
大魔王がお風呂でのぼせるなど前代未聞ですよ・・・