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偶然にも最悪な大魔王

「オハヨウゴザィ・・。」


「おはようサファリア。」


「おはようございます。初めまして、サファリアさん。」


「??」


「おう、紹介するわ。

この子は俺の姪っ子のデル・スフィニアだ!

歳はお前と一緒だから仲良くしてやってくれ。」


「ヨロシク。」


「ヨロシクね、サファリアちゃん。」


(「もうちゃん付けかよ。

握手求めてくんなよ!まあ・・私は大人だからしてあげるけど・・・。」)


「じゃあ俺はちょっと用事が有るので留守を預けるぞ?」


「ちょ、ちょっと・・・。」


バタン


「アンタ、リヨンの娘なんだって?」


「へ?スフィニアちゃん?」


「何馴れ馴れしくスフィニアちゃんとか呼んでる訳?」


「本性現すの早いな・・・。」


「はあ?同じ空気を吸えてるだけでも有り難く思えよブス。」


「・・・あのさ」


ガチャ


「なあスフィニア?帰りに何かお土産買って来るけど何が良い?」


「え~オイタンが勝って来る物なら何でも良いですよ~?」


「分かったよ!期待しててくれ!」


バタン


「期待なんかしてねぇっつーの。」


「凄い変わり身だね・・猫を被るのも大概にしなよ。」


「うっせーよブス。」


(「耐えろ・・耐えるのよ私。

手を出したら負けだ・・大魔王っちに本性をバラすまでの辛抱よ。」)

「声のトーンが大分低くなるのね。」


「だから?」


「こう言う裏の顔とか大魔王様は知っているのかな~って思って。」


「フフ・・心配には及びません、男を誑かすのは慣れているので。」


「自分で誑かすとか言っちゃってんだ・・それに何?オイタンって?ミシェルか!」


「可愛いでしょ?昔からオイタンは私にメロメロなの。」


「大魔王様を騙して楽しい?実際嫌いなんでしょ?」


「好きだよ?だって言えば何でも買ってくれるも~ん!」


「本日はどの様なご用件でこのお城に来られたのでしょうか?」


「欲しい物が有ったから強請りに来たんだけど用事があるんだって。

ホントはとっとと帰りたい所だけどオイタンが悲しむから仕方なく貴女の相手をしていてあ・げ・る!」


(「あ~殴りて~!暴力はダメ、暴力はダメ、暴力はダメ・・・

でも・・あっちから仕掛けて来たとしたら?・・正当防衛じゃーーー!!

イケる!来い!ムカつくけど私を殴れ!殴るのよ!」)

「イライラするから帰ってくんない?」


「え~ヤダ~オイタンが帰って来るまで居る~!」


「ちっ・・私の事ブスブス言ってるけどさ・・アンタも言う程美人じゃないよ?鏡見たら?」


「・・・僻むな僻むなブスが~!

ブスが美人に僻むなんて性格までブスなんですけど~。」


「その言葉そっくりそのままお返しするわ。

私、大魔王様に綺麗って言われた事あるんですけど~。」


「社交辞令って知ってる?

アンタが側近の娘だから気を遣って言ってくれてるのも分からない程お頭がおめでたいの?」


「これでも結構モテるし。」


「それはアンタが簡単にヤらせてくれそうな顔してるからだよ~?

それをモテると勘違いして・・哀れなブスね。」


「アンタはどうせ男を金蔓としか思ってないんでしょ?

貢がされる男が可哀相だわ・・さぞや金出す男にはお股がユルユル何でしょうね。」


「擦り寄って来る男に腰振るメスよりはマシよ。」


「残念でした。私は処女なの。

ビッチの貴女とは価値観が合わないわ。」


「・・・どうりでガキっぽいと思った。

何?白馬に乗った王子様が現れるまで大切に取って置くの?

何てお花畑な脳味噌ちゃんなんでしょう・・そんなもんドブにでも捨てちまえ!!」


「撤回はしなくていい所詮ビッチの戯言、ビッチが何を言おうとも私の心には響かない。」


「わ、私だって男の人とした事なんだからね!」


「今更遅いだろ。」


「信じて貰えなくても良い・・でもホントに男の人とはした事が無いの・・・。」


「男・・とは・・?」


「私・・素直じゃないから・・ホントは貴女の事綺麗だと思ってたのに・・・。」


(「何だ?何なのこの急展開・・激しいツンの後のこのデレ具合・・謎だ・・・。」)

「急にしおらしくなってもさっきまでの態度を目の当たりにしたら怖くて信じられんわ。」


「ごめんなさい・・サファリアちゃんへの暴言を謝らせて貰います。」


「騙されんわ!ってか何で急にシフトチェンジしたの?理解不能なんだけど・・・?」


「タイプです・・サファリアちゃんみたいな綺麗な子を穢すのが大好きです。」


「んん?つまりどう言う事?」


「そのままの意味です。

正直に話しますと男には興味がありません。

それと女でも貴女の言うビッチ的な者にも興味がありません。

綺麗なままの身体の女子を此方側に引き摺り込むのが好きなんです。」


「んんん?どのスフィニアさんが本当のスフィニアさんなのでしょうか?

さっきまでの暴言吐いていたのは何故?」


「ごめんなさい・・綺麗だから男がいると思ってきつく当たってしまいました・・反省。

でも穢れてないから・・綺麗な女の子が好きな私が本当の私です。」


「本当の私って・・眼鏡を外してコンタクトにしたみたいに言われても・・・

断っておくけど私・・全然そっちの世界に興味無いよ?」


「大丈夫です、引き摺り込みます!」


「大丈夫じゃないです!」


「ホンット肌綺麗・・スベスベ・・美味しそう・・・。」


「ああ・・何触ってんの~・・ごめんなさい!嘘吐いてました!私ビッチです!男とヤリまくってます!!」


「もう遅い・・・。」





大魔王っち早く帰って来てよ~!!

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