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敗因はこの大魔王

「なあリヨン。」


「何でしょうか?大魔王様。」


「お前の子供等もう直ぐ誕生日なんだってな?」


「ああ、そう言えばそうですね、忘れてました。」


「何忘れてんの!可哀相だろ!」


「申し訳ない・・教えて頂きありがとうございます!」


「あっ!コレ、サファリアの欲しい物リストね、お前先に選んでおいて。」


「アイツ、しっかりしてますね・・・。」


「それでさ~息子の方なんだけど何が欲しいとか知らない?」


「う~ん・・そう言う話をした事が無いですからね~・・・。」


「趣味とかそう言うのが解れば多少は選ぶのが楽になるんだけどな~。」


「それでしたらこの前、判明したんですけどカイザーの奴アイドルが好きみたいですよ。」


「ドルオタなのアイツ。

え~何を選んであげようかな~好きなアイドルの物だと逆に持ってそうだしな~

所持している物をあげてもアレだしおススメのアイドルのDVDかCDを・・・。」


「大魔王様・・ちょっと気持ち悪いです。」


「何でだ!?お前の息子にあげるプレゼントを考えているだけなのに!?」


「直接聞いてみますか?」


「その方が手っ取り早いな、頼むわ。」


「行きますよ・・・。」


「電話とかじゃ・・えっ?左手地面に突っ込んでからの~カイザー登場。

お前ってばスペックホルダーだったの!?でもそれって死者を呼び出すスペックじゃ・・・。」


「何言ってんですか?只単に異空間を利用してカイザーを運んだだけですよ。」


「あの・・他人が食事中に召喚するとか止めて貰えないかな?

俺にはプライベートがないのか!トイレ中や入浴中、はたまた性交中だったらどうするんだ!」


「想像したら大分滑稽だな・・悪かった。

率直にお前、誕生日に何欲しい?」


「・・・サプライズで貰えば何でも嬉しいが?」


「お前アイドルが好きなんだってな?

俺的には俺のおススメのアイドルのDVDでも贈ってあげようと思うんだけどさ~どう?」


「別にアイドル何て好きじゃないですけど?」


「話が違うじゃないかリヨン!

危うくネットで注文する所だったぞ!?」


「いや・・お前この前アイドルの子が好きだって言ってたでしょ?」


「アイドルと言うカテゴリーに属してはいるが俺はピュアリーと言う一人の女性を愛している・・ただそれだけだ・・・。」


「・・・あ~ドルンタスちゃんね。

サファリア曰くアバズレらしいぞ?」


「はぁ?ブスの僻みや妬みの発言を鵜呑みにするなんて大魔王様も青い青い。」


「リヨン・・どっちがこれ青いかな?あっちだよな?」


「まあ・・良い意味で純粋なのですかね。」


「どっちが青いとか関係ない!」


「まあいいや、アイドル自体嫌いではないが俺自身はそう言う感情は持ってないんでな。

とは言えドルンタスちゃんのグッズとか持ってない物があればプレゼントしようと思うのだが?」


「使用済みの・・・。」


「そう言うのはハンターにでも頼んでくれ!

あくまでグッズとかで選んでね?」


「特に持ってない物は・・ないかな?

後、勘違いしているみたいなんだけど俺達、付き合ってるからね。」


「ん?そうなの?」


「この前も9日にショッピングモール行きましたし。」


「リヨン・・裏取り。」


「はい。

・・・その日、イベントで禍々市のショッピングモールに行ってますね・・ブログに書いてあります。」


「怖い怖い怖い・・握手会かミニライブに行っただけだよね?」


「違いますよ?ついでにイベントが有っただけです。

普通に家とか行った事ありますから!」


「・・・同級生だもんね。知ってても不思議ではないね。」


「芸能活動し始めてから一人暮らしですよ。

5・6回引越しして今のマンションはセキュリティーがしっかりしているので安心です。」


「誰かから逃げているんだろうかね・・因みに付き合ってどれ位?告白はどっちから?」


「大魔王様ったら食付きますね~

付き合いだしたのは数か月前で告白は俺からですね。」


「へ~シチュエーションは?何処で?どんな感じで?」


「もう大魔王様ったらホント欲しがりさんなんだから~

何十回、何百回も握手したからそろそろイケるかな?って思って思い切って告白したんですよ!」


「・・・何て言ったの?相手の返事は?」


「え~恥ずかしいですよ~

えっと俺が『大好きです!』って言ったら向こうが『ありがとうございます!』って。」


「痛い怖い寒い・・リヨンどうしよう三重苦が急に襲って来たよ~俺の想像の範疇越えてたよ~

お前の息子だろ?対処しろ!」


「そうですね・・カイザー!お前は間違っている!」


「はい?」


「世間ではそれを付き合っているとは言わない。

世間ではそれをストーカーと呼んでいる。」


「は?違うし!俺がストーカーから護ってるし!」


「では、家に招かれた事はあるか?」


「留守中だったけど入ったよ。」


「リヨン、合鍵を渡す仲だった可能性が・・・。」


「そこで彼女を待ったのか?」


「ん~その日は帰って来なかったから置手紙を残して帰ったかな?」


「・・・その数日後に引っ越して居たりはしてないよね?」


「大魔王!何故それを知っている!?さてはお前がピュアリーちゃんのストーカーか!」


「リヨ~ン、疑惑が確信に変わっちゃったよ~

ヤバい・・体調悪くなって来た・・本物見るの初めてだよ・・・。」


「大魔王様・・私も初めてです。

ましてや近親者に存在したと言う事実が私の心を蝕んで居ります。」


「伝わって来てるよ・・冷静を装っているが内心テンパってるのがな。

取り敢えず今日の所は息子さんに帰って貰おうか。」


「そうですね。・・・はーーーっ!」


「おお!消えた・・これからどうしようか・・・。」


「どうしましょうか・・・。」





今日からリヨンの息子への見る目が変わったのは言うまでもない。

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