表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「ども、魔王です」「こんにちは、勇者です」  作者: 魔王@酒場
魔王様は玉座にて待つ。宅配便とかを。
38/162

38 カフェオレとカフェラテ

勇者「……なぁ魔王。カフェ・オレとカフェ・ラテって何が違うの?」

魔王「そりゃあれだよお前。決まってんだろ。カフェラテのほうが美味いんだよ」

勇者「……まじで? 俺は今まで、同じ味だと思ってた……」



部下A「カフェ・オ・レはフランス語で、レはミルク(牛乳)の意味。

 カフェ・ラテはイタリア語の造語で、ラテはイタリア語ラッテからミルク(牛乳)の意味。


 つまりどちらもコーヒーにミルク(牛乳)を入れた(混ぜた)もの。


 ーーでは違う部分は?


 根本的にコーヒーが違う。

 カフェオレのコーヒーは普通のコーヒー。

 カフェラテのコーヒーは「エスプレッソ」。


 『エスプレッソ」とはイタリアから来たといわれるコーヒーのいれかたで、高い圧力をかけて短時間で抽出するので(ドリップ方式ではなく別の)「エスプレッソ・マシーン」で作ります。

 一般的に、ドリップには比較的浅煎りの豆(酸味が多く苦みが少ない)を使うのに対し、エスプレッソには深煎りの豆(酸味が少なく苦みが多い)を使います。


 エスプレッソは濃く、旨味が凝縮され、カフェインが少ないコーヒーです。表面が細密な泡で覆われていることがあります。


 エスプレッソは濃いので普通は小さいカップで飲みます。


 さらに、一般的にはミルクの量が違います。

 カフェオレの場合は通常コーヒー50%:ミルク50%

 カフェラテの場合はコーヒー20%:ミルク80%


 カフェオレはマイルドというか薄味でお子様向き?(と言うと怒られるかな)

 エスプレッソが濃い味なので、カフェラテの方がコクがあって苦味があるけどほのかな甘味がある。


〈〈http://www.rcc.ricoh-japan.co.jp/rcc/breaktime/untiku/071010.html より。〉〉


 ……、だそうですよ」


勇者「……部下Aが何か言ってる」

魔王「……ドリップ・コーヒーに牛乳まぜたらフランス語でカフェオレ言わなアカンのか」


勇者「火炎魔法で直火焼きして、俺が手のひらで粉砕してお湯をかけた飲み物は?」

部下A「普通の人は手のひらでコーヒー豆を粉砕しませんよ」


魔王「《普通のコーヒー》でいいんじゃね? エスプレッソ・マシーン使ってないし。」

勇者「そうか! そうだな。さあ、魔王城の台所から奪ってきたこのコーヒー豆を粉砕するところを見せてやろう! たりゃあ!!」


魔王「……おお、コーヒー豆が!」

部下A「あっという間に粉々に!」

魔王「すげーよお前、こりゃすごい。コーヒー豆をひかなくていい」


 勇者はレベルアップした!


 ちから が1あがった!

 かしこさ が1さがった!

 すばやさ が2あがった!!


勇者「やったあ! レベルアーップ♪ 今なら魔王の持ってるエロ本だって見つけられそうだ!」


魔王「……まじかよ。もっと奥深く隠さなきゃダメなのか……」

勇者「エロ本、エロ本~、さあ、どこかな~♪」


部下A「大変だ、魔王様の特殊な趣味が人間どもにバレてしまいます!」

側近「今どきセーラー服が好きだなんて魔王様のヘンタイ!!」


勇者「なんだって!? 何が何でも見つけるぞ!! 見てろ魔王ーー!!」

魔王「……まあね、いいんじゃね? 側近みたいにモヤシ好きなよりかは」


部下A「勇者さん! ここから先は通しません!」

勇者「ガーゴイル風情が俺を阻めると思うのか! 片腹痛いぜーー!!」

部下A「きゃああぁあ!!?」


魔王「……いや、セーラー服エロ本とか無いから。探されても大丈夫だから。」

勇者「……ちっ、つまらん」


   ☆


 魔王城の入口にて。


勇者「……なぁ魔王。この辺にタヌキの置物おこうぜ」

魔王「あの、店の前とかにたまにあるやつ?」


勇者「そうそう。タマのデカいアレ」

魔王「……あの造形はなー。言われるまで誰もアレがタマだとは気がつかないよね」


勇者「うんうん。狛犬みたいに左右に置いたらいいんじゃね? そんで、侵入者が近づいたら動くんだ」

魔王「いいな、それ。よし、採用。……クックック、人間どもめ、魔王城に侵入したらどうなるか思い知るがいい……」


勇者「クックック」

魔王「ハーッハッハ!!」

Thanks for Reading !


 活動報告で頂いたコメントに関連しまして番外編を投稿して参りましたよっと。

 よろしかったらどうぞ~


●冷やし勇者始めました。番外編その2

《辞書編纂作業がぼよんぼよんになった理由。》

http://ncode.syosetu.com/n3744bq/


●番外編その1

《側近ともやしハンバーグ》

http://ncode.syosetu.com/n8522bl/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ