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「ども、魔王です」「こんにちは、勇者です」  作者: 魔王@酒場
魔王様は玉座にて待つ。宅配便とかを。
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1  勇者と魔王とソルティドッグ

魔王「ども、魔王です」

勇者「その入りはないんじゃないの? もっとこう、魔王らしく」


魔王「魔王らしく、か」

勇者「そうそう」


魔王「ども。魔王です」

勇者「変わってないちゅーねん」


魔王城地下一階、酒場(バー)。


魔王「というわけで魔王です」

勇者Lv.30「仕方のない人だなぁ」


魔王「しょうがないの。俺はね、庶民的な魔王っていうか・・・」

勇者「ないわー。庶民的な魔王ってどんなだよ。貴族的な勇者ってくらいありえないわ~」


魔王「庶民的な勇者?」

勇者「それはさ、アリでしょ」


魔王「アリかなぁ?」

勇者「だってさ、アレよ。朝起きると、いきなり、言われるわけよ。『さあ、ゆうしゃ、起きなさい。お城に行く時間ですよ』」


魔王「やっぱ、アレじゃね? 俺様を倒そうっていうのよ。もっとさあ、悲しい過去とか・・・」

勇者「魔王に村を滅ぼされて俺は誓った・・・! みたいな?」


魔王「うんうん」

勇者「幼馴染の仇は俺が討つ! みたいな」


魔王@酒場「いいなぁ~、ロマンだよ。そんな勇者に倒されてみてえー」

勇者「ひどい趣味だな」


魔王「マジで? そういえばアレどうなの、『黄金の剣』」

勇者「何が?」


魔王「何オマエ知らねーの! 大事な剣じゃん。ロザリー村の村長がくれる!」

勇者「へー。速攻旅立って二度と戻らなかったよあの村」


魔王「ダメじゃん! あの剣って、戦闘中にMP回復してくれるんだよ?」

勇者「お、いいなそれ貰い」


魔王「ダメだって! ロザリー村の村長のとこ行かないと」

勇者「めんどくさいじゃん、戻るの」


魔王「転移魔法あるでしょ、転移魔法。あれ使えばいいじゃん」

勇者「あれ覚えるのレベル32でしょ? 俺まだ30だから」


魔王「・・・ぷ」

勇者「あれ今、わらった?」


魔王「逃げ足の速い白銀の魔物を一晩中追いかけてたよね」

勇者「・・・仕方ねぇだろ。追いかけたくなるじゃん、普通! レアアイテム持ってるかなとか、疑いたくなるじゃん!」


魔王「それで学校に遅刻したんだよな~」

勇者「今はもういい思い出だよ。だってさ、竜の姿になってブレス吐くと、一瞬で倒せるからな、アイツ」


魔王「そうそう、そこが弱点なんだよな、アイツの」

勇者「なに、知り合いなの?」


魔王「知り合いっつーか、俺がママよ、みたいな?」

勇者「うっわ、マジで? お前がママとか、ありえねぇ」


魔王「パパよ、でもいいけど・・・」

勇者「想像つかねー! 案外、子煩悩になったりしてな」


魔王「アルバムが十冊以上」

勇者「運動会は欠かさず録画」


魔王「授業参観にはまっしろなスーツ!」

勇者「・・・え」


魔王「遠足の弁当は重箱で!」

勇者「ええと・・・」


魔王「・・・な~んて☆」

勇者「ああ、冗談か。本気かと思っちゃった」


魔王「まぁさか。俺は魔王だぜ、魔王。勇者が来たって報せ聞いたら、アレな、魔王城の豪華な椅子待機」

勇者「でもさ、アレだね。椅子を『しらべる』と階段が現れて、その下にまっくらなダンジョンがあってさ~」


魔王「フフフ☆」

勇者「ゴンゴンって音だけを頼りに手探りで出口まで歩いてくとか難行だったわ」


魔王「(ピリリリ)」

勇者「ん?」


魔王「おっといけね、会議に呼ばれてんだった」

勇者「何お前、会議とか? ・・・え、もっと偉い魔王とかいんの? やめてくれよ~」


魔王「これ以上は企業ヒミツな。じゃ、俺、行かないと」

勇者「おう、じゃあな」


魔王「またな」


   ◇


勇者Lv.31「こんにちは、勇者Lv.31です」

魔王「はろー。あ、レベル上がってんじゃん」


勇者「このレベルになると次のレベルまで遠くってさー。レベル上げも大変よ。攻略サイトとか見ると気が遠くなるわ」

魔王「攻略サイトか~」


勇者「・・・あっ、消すなよ」

魔王「あっはは。いいじゃん、消しても」


勇者「だめだよ~。俺、攻略本とかないとダメな性質(たち)なんだわ。アイテム取り逃すとかありえない」

魔王「うっわ、完璧主義者・・・」


勇者「A型な。そういえばお前、何型?」

魔王「魔王に血液型とかwwwww」


勇者「血も涙もない」

魔王「試験も何にもない」


勇者「いいな~」

魔王「変わってやろうか?」


勇者「マジで? 一回魔王ってやってみたかった!」

魔王「・・・あっ、椅子、壊すなよ。それ最終回までとっとかなきゃならないんだからな」


勇者「四天王とか側近とかは?」

魔王「してんのうこの間お前が倒しちゃったじゃん」


勇者「あっ・・・! ごめん、俺、気が利かなくて」

魔王@酒場「いいのいいの、あいつら、倒されるためにいるんだから、4人も」


勇者「そういう言い方ってないだろ。仮にも魔王様の理想に共鳴して集まった、屈指の部下を」

魔王「はぁ? お前なにいってんの。部下なんて使い捨てだろ、使い捨て。なくなったら魔界から拾ってくればいいの」


勇者「ちょ・・・、お前、魔族を何だと思ってんだ! そういう言い方はない!」

魔王「・・・とか言ったら、魔王っぽくね?」


勇者「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」



ーーー☆ーーー

【第二王子は錬金術姫を愛さない】http://ncode.syosetu.com/n5841cs/

を好評連載中の とある方(?)が、勇者のイラストを描いて下さいました…っ。あわあわ。カッコカワイイ…!

ありがとうございます゜+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゜

http://10171.mitemin.net/i164248/


※ ちなみに、筆者としましては、読者様には、「勇者」のことは、老若男女、お好きにイメージしていただいて大丈夫なのです(*´・ω・`)b ※

思いつきだけで書きました。何かさらに思いついたらシリーズ化するかもしれません・・・。

読んで下さった方、ありがとう。



 :登場人物ぷろふぃーる:

勇者Lv.30 巨乳。おおざっぱで負けず嫌い。黒髪ポニーテール。


魔王@酒場 責任感と正義感の強いタイプ。ウェーブのかかった赤毛ロング。外見は華奢な少女だが、魔王ちっくな低音ヴォイスでしゃべる。

 ……はずだった。


部下A 男の娘。ちゃっかりしてるが面倒見は良い。しかし外見は石像の魔物、ガーゴイル。

部下B 猫獣人。プレッシャーとか本番に弱い。何かあると部下Aに泣きつく。武器は斧。


そーりょ 勇者パーティの一員。おっとりした性格。

盗賊 勇者を一途に想う一匹狼。しかし攻撃力は勇者のほうが高い。


No.2(側近) 魔王の配下。クールな性格。メガネ装備。ラストバトル辺りで主君を裏切るタイプ。

(39、40話、および番外編『辞書編集作業がぼよんぼよんになった理由。』では、なぜか筆者の気まぐれにより、ぼよんぼよんの美女設定になっていたりします…。ゴメンナサイ。今は反省してます。)

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[一言] こ、これは大草原の予感…((((;゜Д゜)))やだ早く続き読まなきゃ
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