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いじり方にセンスがない

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

付き合ってて、愛おしいと思ってて、弄りたいなら、こうした方が良いよ。世の男性諸君。


貶す言葉は破局まっしぐらなんで。

彼とデートに行くことになった。恋愛映画を見て、その後感想を言い合う為にパーラーを訪れた。彼と私は違う種類のパフェに長細いスプーンを差し込みながら、ちみちみとやっている。

「一口あげようか?」

「いいよ。別に」

彼はご機嫌に先にアイスとクリームを載せて、掬いとった。

彼の食べてる物が気にならない訳ではない。そうではなく。

「甘いの嫌いじゃないでしょう? じゃあ、いいじゃない」

そう言いながら、スプーンの先を私の口目掛けて差し出した。所謂『お食べ』の状態たった。そうなるのが、揶揄われるのが分かっていたから、強請らなかった。

数秒の間にもアイスが溶けていく。それでも彼は自分の口に収める事はせず、私の反応をニヤニヤと笑いながら伺っている。

渋々口を開くと、そのまま口の中に捩じ込んで、そのまま引き摺り出す。口の端に着いたクリームを舌先で拭おうすると、それを拒む様に彼の指が拭う。

「着いてたから」

「……揶揄っているでしょう?」

そう睨んでも、何処吹く風で、ただニヤニヤと笑うだけだった。

どうせ何を言っても躱されるだけならば、話を変えよう。

「さっきの映画。男の子が女の子の事揶揄ってて、それで……昔の事を思い出したの。女の子が懐かしいような、愛おしいような、抱き締めたい様な、そんな気持ちになった」

良くある恋愛ネタだ。男の子がちょっかい掛けて、女の子が怒って、その反応を見て楽しむ様な。昔の私もそうだったから、ちょっと懐かしい。最終的にブチ切れて周り全員を黙らせて以降、こんなダウナーなキャラに落ち着いたのだけど。

「あの弄りはセンスがない。偶に勘違いして、相手をドM呼ばわりする輩もいるけど、神経疑うね。共感性がない」

まぁその通りだろう。『お前ブスだなぁ』とか『馬鹿じゃん』って言われて、平然としていられる方が無理だろう。あの年頃の生き物は、男女問わず繊細なのだから。

そう考えると、彼の弄りや揶揄いは、センスがあると言えるのだろうか? 人前で恋人っぽい事して、困る私を楽しんで、嫌では無いけど、ちょっと控えて欲しい。

「私は人が傷付く様な揶揄きは嫌いだけど、困らせるのは大好きだよ」

そう言って、またスプーンの先にアイスを乗せて、私の口元まで運ぶ。

「はい」

「いいよ……もう……」

それで靡く輩でないのは知っている。間違いなくドSではある。そりゃもう筋金入りの。でもまぁ、女子にモテるタイプである。

食べ終わって、店を出る時に、私は恨み言を述べる。

「……貴方は私と付き合うよりも、ホストやって稼いだ方がいいと思う」

お陰様で周りの注目の的だわ。悪目立ちだわ。

「興味無い相手を揶揄う程、暇じゃないよ」


ちょっと暴言入ります。


からかうのが好きなんです。

からかわれている相手、ちょっと嬉しそうじゃないですか。ドMなんだと思います。


えー、本日見たコメントです。

そして誰も居なくなった。という報告お待ちしております。


私から言わせて見れば、弄り方にセンスがない。

人を傷付けて楽しむのは子供と一緒です。

良い大人がそんな事することがありませんように。

七夕に祈りましょう。


ではどうするか、愛情分からせ一択です。

相手を褒めちぎって、恥ずかしくなって逃げ出しても、褒めちぎれば良いと思います。

照れる姿を楽しむんです。

『もうやめて……』って言うのを楽しむんです。

褒められて嫌がる人間はそうそういないと思うので。


登場する彼は本当に筋金入りのドSです。

困るの分かっててやってる。

それでも絶対やめないし、相手が屈するまで続けます。

でも愛情表現だと分かるし、傷つく手法を選んでないので、照れるだけで済んでます。


こういう少女漫画増えて欲しい。

作者いっぱい見たい。

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