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第59話:シュールストレミングのパーティーと臭いの便器

俺、佐藤太一、18歳。




この呪われたトイレに振り回される生活、もう何度も「もう限界だろ」って叫んでる。




最近は世界各国の料理にハマってて、それが腹痛の原因になってるのは分かってるけど、やめられねえ。




昨日は真冬のイルクーツクで涼しすぎて凍え死にそうになったし、もう涼しすぎる場所はマジで勘弁って思ってた。暑くなくてもいいから何か刺激的な場所に行きてえよ……って願ってたけど、このトイレは毎回予想を臭い方向にぶち込んでくる。




今日は昼に食ったスウェーデンの「シュールストレミング」が胃の中でモヤモヤしてて、発酵したニシンの強烈な臭いと塩気が腹をギュルギュル鳴らしてる。




好奇心でチャレンジしたのが運の尽きだ。




トイレに駆け込んで、ドアをガチャッと開けた瞬間――。




「うおっ、シュールストレミングパーティー!?」




目の前には、賑やかな屋外テーブル。




スウェーデン人たちが「カンパイ!」って叫んでて、シュールストレミングの缶が「プシュッ!」と開けられてる。




強烈な臭いが「ブワッ!」と広がってて、みんなが「うぇっ!」って笑いながらパンに載せて食ってる。




遠くで風が「サアア」と吹いてて、臭いが「モワモワ」漂ってる。




で、俺はいつものように便器ごと、そのシュールストレミングパーティーのど真ん中にポツンと出現。




「いや、マジかよ……シュールストレミングのパーティーでトイレって、暑くはないけど臭すぎだろ!」




すぐ横では、金髪のおっさんが「これぞ伝統だ!」って缶を掲げてて、女の人が「鼻つまんで食え!」って笑ってる。




距離、3メートルくらい。腹の中のシュールストレミングの臭いが鼻に残ってても、パーティーの強烈なニシン臭に完全に負けてる。




この異様な場所で座ってるだけで、心臓がバクバクだ。Tシャツが汗でじっとりして、臭いが目に染みて涙出てくる。




「見えてるのは俺だけで、向こうからは見えない」ってルール、信じたい。




でもこの近さ、おっさんの「美味いぞ!」って叫び声や、缶の「プシュッ!」って開ける音が耳にガンガン入ってくるんだぞ! パーティーの空気が賑やかで臭くて、便器が芝生にドカッと浮いてるのが気まずい。




こんな臭い場所で用を足すとか、羞恥心がシュールストレミングの缶より爆発しちまう。臭すぎて、心が耐えきれねえ。




腹の中じゃ、シュールストレミングのニシンと塩気がグチャグチャ暴れてる。




時間がない。




こんな場所でミッションとか、心が臭さと緊張で爆発しそう。




おっさんが「次はお前が開けろ!」って缶を渡してる中、俺は必死に腹に力を入れる。




「おっ、おっ、おっ……頼む、出てくれ!」




その時、女の人が俺のすぐ横まで来て、「臭いけど最高だろ!」って缶を「ガン!」って叩いた。やばい、見つかる!? 俺は慌てて息を止めて固まる。




でも女の人、俺をスルーして「次は私だ!」って笑って離れた。




見えてねえよな……よな? でもその瞬間、風が「サアア!」って吹いて、臭いが「ブワッ!」って便器に直撃した。




「うっ!」って吐きそうになったけど、汗だくで堪えた。




パーティーの笑い声に紛れて、俺の腹が「ぐぅうう」って鳴った。




おっさんが一瞬「ん?また缶か?」って顔して首傾げた。やばい、音でバレる!?




ぷすっ。




「……ミッションクリアー、通常トイレに戻ります」




光がパッと弾けて、俺はアパートの狭いトイレに帰還。




換気扇のブーンって音と便器の安定感が、いつも以上に救いに感じる。




全身汗だくで、シュールストレミングの強烈な臭いが鼻にこびりついてて吐きそうだ。




心がまだパーティーの臭さで震えてる。




息を整えながら、俺は呟いた。




「シュールストレミングのパーティーって……臭い騒ぎの前でトイレとか、刺激的すぎて鼻が死ぬだろ……」




考えてみれば、おっさんや女の人、俺のこと本当に気づいてなかったよな? 「また缶か?」は偶然だろ。




でも、あの臭いの中でやった事実は消えねえ。




俺のメンタル、もうシュールストレミングの缶みたいに膨張して爆発してるよ。




「ったく、次はどこだよ……もう臭すぎるとこはマジで勘弁してくれ」




シュールストレミングは二度と食わねえと思いながら、俺はトイレのドアをそっと閉めた。




でも、次に開けるのがやっぱり怖いんだよな、これ。

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