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二 読み手さんについて

 それでは、ここなろうサイトでの読み手さんについてお話させていただきます。


 あ、初めにでも書いた通りこの連載はあくまでもぼく、木漏れ日亭の私見を書いたものであって、独断と偏見に基づくものであることをお忘れなく。数値的な指摘や科学的で論理的な考察ではないので、すみません、ご容赦の上お読みいただけましたらありがたいです。



 読み手さん。読み専なんて言ったりもしますが、この言い方、ぼくは嫌いです。


 少なくとも、読んでくださる方がいなければ、このなろうサイトの存在意義が薄れてしまうのは自明の理です。だってそうですよね、読んでくれる人がいないならわざわざサイトにユーザー登録して、設定考えたり構成練って執筆したり投稿したり。そんな労力かける意味ないですもん。


 これだけじゃあないね。ぼくのことですみませんが、詩を書くのにもその時その場所、自分の心持ちや状況によってはすごおく精神的に追い込んで、突き詰めて画面に文字を打ち付けたり。


 つまり、思いの丈を吐露発現させ、読んでくださる方にお届けしたい。読んでくださる方がもしいなければ、書いてる意味も無いとは言いませんが、少なくとも書くモチベーションは保てないでしょう。


 もしかしたら、ただ自分の思ったこと感じたことをのみ書ける場所があればいいだけで、読んでもらうことを前提にしていない書き手さんもいるかもしれませんね。それを否定するつもりは毛頭ありません。いろんなスタンスがあって当たり前だし、それが保証されるべきものであるのは憲法にもありますからね。



 ぼくがここで言いたいのは、読み手さんとか読み専と言われる方々が、ただ読めればいいじゃん。中にはとんでもない良作があって、出版化される前にただで読めてラッキー! って場合もあるから総体的に考えてお得だよね~。って状況がおかしいんじゃないかな? ってことなんです。


 もちろん、いろんなスタンスの方が参加できる、繋がれるのが最大の魅力ですから上記否定するもんではありません。それもありです。


 ですがあえて言わせていただきますが、このサイト、小説家になりたい人の応援サイトですよ? だってサイト名が『小説家になろう』じゃないですか。詩やエッセイや随筆、各種提言や発表(論文なんかもあったりして? ぼくは読んだことないですが)もありますから、広義で文筆家になろうって感じですけど。


 なにが言いたいかって言うと、読んでくださる方も書く側も、ある意味覚悟を持って取り組んでいく必要があるんじゃないか。そう思うんです。


 書かれたものを読むのに必要なのは、なろうのサイトを開けるハードウェアとネット環境、そして時間です。ハードウェアはPCでありスマホでありタブレットであったりもするでしょう。いずれにしても、インターネットに繋がる環境下であれば、そして書かれたものを読む時間があれば、場所も身分も性別も年齢も関係ありません。誰だって読めるんです。


 これはとても重要な点です。もう一度言います。


 場所も身分も性別も年齢も関係ありません。誰だって読めるんです。


 ここに実は問題点があるんです。なにか?


 誰だってなんの制約もなく、自分の時間さえあれば読めちゃうんですよ? もちろん読むための媒体を用意したり、ネットに繋げる通信料なんかは必要ですけどそこは置いときましょう。そこは今はまったく関係ないですから。そもそもこういったものが無い方は、なろうに来ること自体ないでしょうから。


 読み専って言い方ありますよね。もちろん多くの方がただ読む一方ではなく、きちんとなろうの意味をご理解なさって評価、意見感想をお書きになり、レビューを出されたりされていらっしゃることでしょう。


 しかし読み専って言われると、なんだか読むだけなの? 自分の好きなものだけ読んで終わり? って感じに思えちゃうんです。


 基本、小説家になろうは誰でも、中に書かれているものを読むのに何ら制限されるものではありません。年齢制限や過激描写、一部表現方法によっては注意喚起や投稿されたものを読む場所を変えてはいますが、これに絶対性はありません。フィルタリング機能があるわけではありませんから、あくまでも読む人側の自由意志にお任せしているのが実状です。サイトの方で、公序良俗に反するものや、誹謗中傷するものは警告の上削除されたりはするんでしょうが。それも置いときましょう。


 繰り返し言いますが、ぼくは間違ってるって言いたいんじゃありません。そうじゃなくて、おかしいんじゃないですか? って。これじゃあサイトの本分である、小説家になろうって思って書いたものを読んでいただき、批評、指摘、感想をもらったりしてそれを参考にしたり、発奮材料にして表現方法や技術力を磨いていって、ゆくゆくは小説家としてやっていける。そんな自信や実際にその手助けになる場所ですよってならないんじゃない? そう言いたいんです。


 言い方が少しきつくなりますが、読み手の方にもそれなりの気概や意識を持っていただいて、ただ無料で書かれたものを読める暇つぶしのためのアプリの中の一つとは思わないでいただきたいんです。


 じゃあ読みませんよ。そんなこと言うんだったら、来ません。発売されてる文庫、冊子なんか買うから。


 すみません、そうとられましたならお謝りいたします。でも、強い気持ちを持って、それだけの覚悟や時間を割いて自分なりの精一杯で書いては投稿している、なろう作家(この言い方もあんまり好きではないですがここではあえて)がいるんです。中には違う人もいるでしょう。でも少なくともぼくはそうです。下手なりにも努力して、毎日の生活の中でかなり無理な状態でも書いては投稿してる。


 これは、まったくぼくだけの勝手な思い上がり? 独りよがりな思いつきでしょうか。



 なぜぼくがこう思うのか。それは、自身のなろうでの活動の中で、多々疑問に感じることが出てきたからです。


 次回は、その疑問に思ったこと感じたことを書かせていただきます。

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