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MidgardOnline~錬金術を極めるもの~  作者: あおりんご
蟲の森攻略編(前)
26/30

キリングビーの戦闘

更新が遅くなってすみません。リアルが少し忙しいのでしばらく更新速度が低下します。


総合ポイント5000突破。週間ランキング2位ありがとうございます!

これからもがんばりますのでよろしくお願いします!

 森まで来たわけだが、やはりプレイヤー達はゴブリンやビックラットではなくニードルビーなどを狩っているらしい。何故始まりの平原の隣にいるゴブリンやビックラットの方が強いのか気になってので門番さんに聞いてみたところ、子鬼の縄張りと大鼠の狩場の先にもモンスターの住まうところがあり、そこを守るため少し強めの個体が出てきているらしい。

 今回の戦い方だが、所々から戦闘音が聞こえ、走っている時に森に入っていくパーティーも見た。となると触手を常時出す戦法はやらないほうがいいかもしれない、敵MOBと間違われて攻撃されるかもしれないからな。

 触手の代わりにイージステルスを初めて使ってみることにしたがそこそこの効果だった。近くを偶々通ったパーティーは気づかなかったぐらいだ。効果が切れるのは早歩き以上の速さで移動した時と障害物(木や草むら)から離れすぎた時だ。なので移動は草むらや物陰を伝いながらすることにした、不意打ち作戦だ。魔術を封じ込めた石ころで倒せるのだからわざわざ正面から戦う必要を感じなかったのだ(昨日は暴れまわってけど)。マジックスパイダーに見つかったら厄介だしね。

 気分はステルスゲーム、見つけた的に石ころを当てるシューティングゲームだ。

 昨晩とは違い複数のプレイヤーがいるせいかモンスターの数が少ないのでエンカウント率は低いがある発見をした。夜、動きが鈍かったキャタピラーが結構な速さで動いていたのだ。知ったのは先程、プレイヤー達が慌てて走っていったと思ったら後ろからキャラピラーがすごい速さで追っていったのだ、さながら。昨晩の動きからは想像できないものだった。キャタピラーはパスをすることにした。



ーーーーー



 狩りを初めて1時間が経過した。

 気分は良くない、理由は昼間なので薄暗いとはいえ昨晩よりよく見えるのだ。なにが?それは無駄にリアルにデザインされた昆虫型モンスターがだ。影からいきなり現れた時は絶叫モノだ(見つかるので声は上げないけど)。なんでデフォルメじゃないのかデザイン担当者を小一時間問い詰めたい。蜘蛛の解体?ボク、ナンノコトダカワカラナイ。

 そういえばマジックスパイダーを一匹も見ない。強かったし、もしかしてレアモンスターだった?だとしたら解体できたのはラッキーだったかもしれない。

 しかしそれなりにモンスターを倒したのにレベルが上がらない。これは一度戻ってクエストを完了した方がいいかもしれない。もうすでにニードルビーとソードマンティスの討伐数はクリアしている。キャタピラーは厄介だから(怖いから)また今度来るとして一度街に戻ってみるか。

 と、その前に蜂達の戦闘を見てみたいな。ということで俺は草むらに入ったまま蜂に「近づいてきたモンスターを倒せ」と命令した。すると蜂達は服から飛び出し近くの枝などに止まり周りを警戒し始めた。蜂達の適正レベルは5、俺のレベルより1低いだけなのでまぁいけるだろう。ただ敵との相性などもあると思うので失敗すれば逃げさせるつもりだ。

 

 しばらく待っているとニードルビーが1匹飛んできた。すると蜂達は戦闘態勢に入る、今回始めてみたのだがキリングビーは戦闘時その脚を尖ったものに変えるらしい。先程まで止まっていた枝が切れている。

 ニードルビーが目の前まで近づきてきた時、蜂達は一気に影から飛び出しその脚をその針をニードルビーに突き立てる。

 突然の攻撃に驚いたニードルビーはしばらく一方的な攻撃を許してしまったが、気を取り直したのか羽をいつもより激しく動かしキリングビーを引き離そうと暴れまわる。しかし小さなキリングビーへ攻撃を当てるのは難しくどんどんその生命を削られていく。その時キリングビーの一匹にニードルビーの脚が偶々当たった。攻撃を受けたキリングビーは勢い良く木にぶつかり小さなガラス音と共に消えてしまった、個々のHPは多くはないらしい。それを見た他のキリングビー達は仲間をやられた怒りからか、その攻撃をより激しくより素早く繰り出し始めた。キリングビー達は鋭くなった脚を関節部に突き刺し、足を固定した状態で確実に針を指し毒を与える。ニードルビーはその身体、主に関節部に多数の切り傷と針の跡を刻まれ、ついにその生命を失った。


<<針蜂の毒針>がドロップしました>


 どうやら使役モンスターだけの戦闘もカウントされるらしい。

 10分程の戦闘を終えたキリングビー達は再び影に隠れ戦闘の準備をする。だがもう戦闘はいいので「戦闘態勢を終了して、もとに戻って」と命令し、袖や裾に帰らせた。

 群れの数を1匹減らし適正レベルが下がってしまったので補充することにする。非情かもしれないが減少した戦力の補充は急務である。感傷に浸りいざという時に戦力不足では困るので早急な対応が必要だ。なのでステルス状態を維持したまま草陰で魔法陣を取り出しビビ草を乗せる。変質の呪文とともにそれは蜂へと姿を変え、群れへと出された命令を確認し裾に入った。

 蜂達の戦闘能力はある程度わかったので街に戻ってクエストを完了しよう。

今回は少し短かったかもしれません。蜂の戦闘も短かったです。難しいですね。


ご意見をいただきましたのでステイタスの表記を簡略化しました。

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更新!

満腹度100% → 90%

MP 185/215 → 210/215

ビビ草*20 → ビビ草*19

石ころ(ファイアボール)*17 → 石ころ(ファイアボール)*7

針蜂の毒針*3 → 針蜂の毒針*4

針蜂の甲殻*2 → 針蜂の甲殻*4

針蜂の羽*4 → 針蜂の羽*6

剣蟷螂の剣足*5 → 剣蟷螂の剣足*9

剣蟷螂の複眼*2 new!!

<ニードルビー討伐(9/10)> → <ニードルビー討伐(10/10)>

<ソードマンティス討伐(5/10)> → <ソードマンティス討伐(10/10)>


[ミドガ暦1年1月7日PM03:00][西暦2161年7月20日PM1:00]


多分これで全部書いたはず。

ちょっと動かすだけで経験値、熟練度、時間、アイテム、討伐数、色々変わっていくから難しい。

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