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一般人

かなり一般人のお話

作者: 月下氷人

何となくシリーズ化してみた。

良ければ前のもどぞ。

僕はやれば出来る子だ。


みんなが僕をそう呼ぶから。


僕はやれば出来る子なんだ。


今はまだ本気出してないだけだから。


僕はやれば出来る子だ。


だって僕は──




△△▲




また今日も変わらない1日が始まる。いつものアラーム、同じような景色、同じような時間。僕を取り巻く環境は常に変化していてもそれは僅かで、理解出来ないほどに些細なものでしかない。



僕の名前は綾野あやの良純よしずみ、ごくごく一般的な学生だ。言うなればモブ中のモブ、一般人レベルはカンスト手前だ。それが良いことかどうかは別として。



今はとあるゲームにハマっている。スマホで出来るからついついやってしまうんだ。時間のないような時でも。


というか今まさにその状態です。


課題がいっぱいあるけど、やる気が起きないんだよなぁ。



今の僕はSNSでタイムラインを巡回、終わればさっき閉じたはずのゲームアプリを開く。その後SNSを開くという繰り返し。



何か面白いことが起きないかなー?


なんて今考えることでもない事ばかり考えてます。




と言ってもそろそろ夜も更けて、普通なら睡眠という僕の人生の中の一番の楽しみと言っても良い時間なんですが、、、




課題が終わらない




なんという事でしょう。


大事な大事な睡眠時間が課題によって削られていく。

一番の楽しみがどんどん減っていく。


こんな事ならさっさとやっておけば良かった。


と思うのもこれで何回めなんだろうか?



この前の課題の時も今度からしっかりやろうと決心していたはずなのに。


気づいたらこうやって時間を浪費してる。

まぁそうやって時間を過ごすのは嫌いじゃないんだけど。

というか嫌いだったら真面目に勉強してるか。



あゝすすまない。全然身が入らない。



なんだかんだでやってはいるけど、終わりが見えない程に進まない。


とは言っても追い込まれたら強い僕、

→追い込まれないと出来ない僕



あゝなんて世界は無情なのか。←?



眠すぎて考えも纏まらない。


だけどやらなきゃホントにヤバイ。

課題が出せなきゃ先生がマジで怖い。



なんで今になって頑張っているのか?


それはホントに毎回の謎だ。



しかし窮地でこそひらめく天才の僕。



今は眠いから寝て、明日早起きしてやった方が効率が良い!



今からなら余裕を持っても4時間ほど寝れるかな?


よーし、明日は頑張るぞ!




△▲▲




とか言ってた僕を殴りたい。


切実に。



ちゃんと早起きはしたものの、結局眠いから二度寝してしまい起きたら結構ギリギリの時間。


学校に行くのは余裕だけど、課題をやるには少し足りないかもしれない位の凄く微妙な時間帯。



けれどもやらなきゃいけないんだ。



こんな状態の僕はかなり冴えてて


物凄い速さで課題を終わらせていく!



何とかギリギリ間に合いそうだ。


やっぱりピンチに強い僕。



やっぱり僕はやれば(Y)出来る(D)(K)だね!




▲▲▲




という夢を見たんだ。




えと、ごめんなさい、嘘です。


ちゃんと実際(現実)のお話です。


ちょっとボケてみたかっただけなんです。




今回ばかりは僕の勝ち。(誰に対してかは不明)



いつもは失敗ばかりの僕だけど、やる時はしっかりやる子なんです。


というか失敗の事は覚えてるけど、成功の事って言うなれば当たり前の事だから覚えるとかじゃないんだけどね。



なんて余裕を持ってる僕の横で必死に机に向かっているのは親友のケイ。


コイツはどうやら朝早くに学校に行ってから終わらせようとしてたみたいだ。やっぱりギリギリまでやらないところは似てるな。類は友を呼ぶって奴か。



余裕の僕は助けてあげようと優しさに満ち溢れていた。



「わからないところは教えてやろうか?」


「わからないところはないが、時間が足りねえ」



あー、凄い分かる。それな。


文字を書くことに時間が掛かるけど、実際に考える部分が難しくてわからない訳じゃないってパターンね。



どれどれ?何処まで進んでるのかな?



そこにあったのは明らかに解いた覚えのない式。


どう見ても科目(ジャンル)の違う問題。



やっちゃったZE☆



どうやら焦り過ぎた僕は思い違いしてたらしい。


課題がいつから一つだと錯覚していた?



最初に言ってた。課題がいっぱいあるって。

なのにやる気が起きないって。



それでも僕は諦めない。


まだまだ時間(休み時間)はあるはずだ。



追い詰められてこそのYDK、本領発揮してみせる。



結局、僕の上に雷は落ちたけども。

精神的にダメージをかなり負ったけど。



こんなミスなんて良くあることだ。


つまり、こう言うところが僕らしさ。



反省してるけど次に活きない。


そんな僕の歩む道(物語)



最終的に言えることは



かなり一般人のお話。


もしこれを読んで何となく共感してくれた方、筆者のナカマです。(・∀・)人(・∀・)ナカーマ


後、このシリーズ、作ったはいいが回を追うごとに平凡さが増している希ガス。

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