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誰かが居る……
真実ちゃんと別れて、家に入った瞬間、僕はありえない光景を見てしまった。今日は、親が仕事で遅くなると言っていたので家の鍵が開いていた…。
まさか、泥棒が家の中にいるのかと思い恐る恐るドアを開けてみたらそこには…
「おかえりなさい、澪くん?」
「…えっと…もしかして、愛音ちゃん?」
「ふふふ…そうだよ…澪くん…」
昔、仲良かった愛音ちゃんの姿があった。
「どうしたの?愛音ちゃん…僕の家に勝手に入るなんて…」
「だって、澪くんの側に居たかったんだもん…ダメだった?」
「びっくりするじゃん‼︎誰も居ないはずの家に誰か居るなんて…」
「今日から一年間…お母様達が出張に行って一人だから澪くんのお家に来たんだよ…これで、澪くんの側にいれるね…」