告白
僕の名前は、神楽坂 澪。どこにでもいる、高校二年生だ。
ちなみに、彼女すらいたこともない…悲しい人間だ。
だが、好きな人はいる。同じクラスの姫野 真実さんだ。
僕が今から、告白しようと考えている子だ。
今は、教室で姫野さんを待っている。呼び出してから、五分は経っているが…。
ガラッ(扉が開いた。)
「あの、神楽坂くん?真実だけど…」
「あ…えと…姫野さん‼︎ぼ…僕と付き合って下さい‼︎」
「……いいよ。私の全てを好きでいてくれるなら…」
「い…いいんですか。ぼくなんかで…」
「神楽坂くんだから、いいんだよ」
幸せな今、この瞬間を僕は忘れないだろう…
「ねぇ…神楽坂くん…一緒に帰ろう?」
「う…うん‼︎」
【帰り道】
「神楽坂くんで好きなキャラは、どんな感じ?」
「えっと…メイドさんとかかな…」
「ヤンデレは、キライ?」
や…ヤンデレ?ヤンデレとか、怖すぎだろ…
「ヤンデレは、ちょっと…なぁ…」
「そっか…残念…」
ヤンデレが嫌いで、残念って何?不思議な子だなぁ。
「お願いがあるんだけど…必ず、土日はデートに行こうね。あと、メールの返信は、1時間以内で…出来るだけ毎日…デートしようね?」
もしかして…姫野さんって…激情型ヤンデレ…?