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苦手な方はご注意ください。

転生したら終わっていました 短編小説

転生したら終わっていました

作者: 樹 泉

誤字脱字等御座いましたら、ご連絡下さい。

一応転生先は、王女様です。BLは一応着けています。

 転生して3、4日経ったと思う。思うというのは寝てばかりだからだ。それでもって、俺は女に転生してしまった。


 今日も今日とて、豪奢な部屋に父と母がいる。そう()()るのだ。目が覚める度父が居る。父よ仕事はどうした! 着飾っているだけでは、生きて行けんのだよ。

 そんな時廊下の方からガチャガチャと騒がしくなり、扉がバターン! と開かれた。そこに居たのは剣を持ち、目を血走らせた男達が居た。何を話しているか分からない(日本語じゃないから分からん)。あんまりにもイッちゃってる気がして、思わず泣いてしまった。どこぞの犯罪者の様に五月蝿いからと、殺されなくて良かった。

 その後、父と母や側室、上の兄二人と一番下の兄が処刑され、三番目の兄と一番上の姉が逃亡しているらしい。らしいというのは、生後半年経ち言葉が分かる様になったからだ。赤ん坊の前でそんな話はどうかと思うが……。

 あ! 今は下の姉とクーデターの首謀者の屋敷に居る。何でも「女子だけは!」と仲間に掛け合ってくれたとか。

 四男三女の大家族の末っ子だ。クーデターが起こらなければ、もっと兄弟が多かった事だろう。爆ぜろ! いや、うん。亡くなったわ。

 あー、これは順従にしてないと死ぬわ……。転生したら終わっていました。お袋女に生んでくれてありがとう、男だったら死んでた。チクショウ!



 俺も14歳、こちらでは成人で今日結婚式を上げた。今は夜だ、ついでにベッドの上。そんでもって旦那を待っている。そう、旦・那! だ。身体は女性、心は男性。なんて考えてしまうほどテンパってる。遂に嫁になる日が……。いや、俺の旦那良い奴なんだ。俺みたいな男女嫁にしなくとも、嫁の貰い手いくらでもある。クーデターの時先頭に居た首謀者の息子で、御年18歳の美青年だ。元男の俺ですら惚れそうな程だ。後、義父も義母もめっちゃ申し訳なさそう。処刑された実父は、優柔不断に女癖悪く、金遣いも荒い更には仕事しない、だったらしい。そりゃ、毎日どころか、毎回目に入るわ。クーデター起こされて当たり前だよな。俺に取って両親とは、前世の両親と今の義父&義母だ。例え親族の敵でも、十二分気にかけてくれた。産みの親より育ての親って言うしな! そう言ったら泣かれた。

 まぁ、二人が申し訳なさそうにするのには理由がある。今、旧王家の直系は俺だけなのだ。兄は心労で、上の姉は下の姉を巻き込み反乱をお越し処刑されてしまった。しかし下の姉は義父を始め現政権トップ達の嘆願で、生涯幽閉となった。俺も幽閉した方がと言う奴も居た様だが、その時には衛生面トイレ改正と四輪作農法の導入されていたため、反対派の人が多かった。ありがたい。

 衛生面は、清潔な方が良いとなんとか説き伏せ、四輪作農法は庭で勝手に試した。農民になるためとか言って。でも、畑を休ませるなんて知りませんよーって感じに。後、最近灰吹法で装飾品を作ったら、静かになった。よし! 死亡フラグまた一つ折ったぜ。


 と、今までを思い返していると旦那が入って来た。


「ふ、不束者ですが、宜しくお願いしましゅ」


(ぜってー顔赤くなってる。ってか、噛んだ。最後の最後で噛んだ。って笑うなー!)


「相変わらず可愛らしいですね、フィルティーカ」


 言葉が終わると同時に頬に手をかけ、顔が近付いて来る。思わず目を瞑ると。


「良くできました」


 そう言って唇を塞がられた。

最後までお読みいただきありがとうございます。

作者自身テンパって、テンションが不明な状態の作品です。


修正

2.07

下の姉を生涯幽閉に変更。それに伴い主人公にも幽閉フラグが!

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― 新着の感想 ―
[一言] 主人公が、かわいくて面白くて好き。 ぜひ続きが読みたいです!
2016/02/06 19:51 退会済み
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