臆病な・・・
「お姉ちゃん・・・いい匂い」
そういいながら妹はほっぺに軽くキスをする。
毎朝起こしにきてくれる妹。
起こす前に必ずしてくること。
起きてない振りをする私。
気づかない振りをする理由はたくさんある。
私が臆病なこと。この行為を終わったら妹はいつもの妹なのだ。
だから私は知らない。
なにも知らないし、なにもされていない。
「お姉ちゃん朝だよ!おきなさい!」
すぐ起きるとばれるので一回目は無視。
「お姉ちゃんてば!」
そろそろかなってところで起きる。
「もう朝・・・?」
いつもの名演技が始まる。
「そうだよ!早くおきて!」
今日もいつもの妹。そう。私の妹、由香 はいつも通り。
「あと5分・・・」
「だーめ早く起きてよね!」
朝の行為で私はばっちり起きているわけなんだが・・・
「わかったよ・・・」
こうしていつもの一日が始まる。
私、 小野寺 由紀は妹の 小野寺 由香に毎朝キスをされている。
気づいたのは一ヶ月も前。
私は一ヶ月間狸寝入りを決め込んでいるのだ。
いつかはなんとかしないといけないと思っているのだけれど
なかなか勇気が出ない。臆病なのだ。
私たち姉妹は結構昔から仲が良い。
高校生になった今でも一緒にお風呂に入る。
だが、姉妹では普通のことだと思っている。
「お姉ちゃん準備終わってる?」
由香は私のことをいつも待っててくれる。
そんな優しい由香に...私は臆病なまま。
いかがでしたでしょうか!初めて書きました!なんか自分の妄想したものをのぞかれてるみたいで恥ずかしいですwwwよろしければ直したほうがいいところなどのアドバイスお願いします!