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078「先生とT先生と私」

T先生とお会い出来ました。


土曜日の夕方、先生がT先生との飲み会をセッティングしてくれて、3人で飲みました。

とにかく、まあ、T先生は美しい女性でした。

長くてまっすぐな黒髪が胸辺りまであって、色白、丸い大きな目と、すっきりした鼻筋、口角がきゅっと上がった薄めの唇がスマートな卵形の顔にバランス良く納まっていて、スレンダーな体型を細身ジーンズに包んでいて。Vネックのシャツの襟繰りから鎖骨がちら見えで眼福でございます。

(↑鎖骨フェチ)


お店の前で落ち合って、軽く自己紹介してからお店の中へ。

ちゃんと私の財布に合わせたお店チョイスをありがとう、先生。


で、まずは乾杯して、先生が話を始める。

ビル自体の話はあらかじめしていてくれてたし、調査に協力もしてもらっていたのだけど、私やダンシングマンや弟子がどうやって出会ったのかはまだ話してなかったらしい。

T先生は時々質問しながら、相槌を打ってくれた。

T先生、物静かなんだけど、話す時はしっかりはっきり、よく通る明るい声で、思わず聞き惚れてしまう。

確かにマドンナだわ。

かわいそうにダンシングマン。今日、顔合わせに誘ったんだけど、仕事の都合がつかなくて来れなかったの。


私がT先生に、ダンシングマンが今日来れなくて残念がっていました、と伝えると、T先生も美しく微笑んで、私もお会い出来なくて残念でした、とおっしゃられました。


ダンシングマンめ。結構気に入られてるじゃないか。

羨ましい。


で、T先生と連絡先を交換したところで、先生に奥さんからお呼びがかかり、先生は家に帰って行きました。


残された私とT先生。

T先生の提案で2軒目に突撃です。

T先生行き付けのワインバー。

……やっぱり住む世界が違うんだなあ、としみじみ思います。


T先生オススメのワインをいただきました。

おいしさがさっぱり分からない。

やっぱり住む世界が(ry

私は一生、安いワインでいいです。いっそ料理酒でも

orz


おつまみのチーズでワインを傾けつつ、話題はビルに出るオッサン幽霊のことに。


T先生はさらりと言った。

「追い出すことは簡単なんですよ」


……か、簡単?


「でも私がやると全部追い出してしまって空白になってしまうから」


…………


「空白にするとまた悪いものが入ってしまうかもしれないし」


ど、どういうこと?

T先生、あなた何者?


「まず代わりになりそうなものを探して、見つかってから追い出しましょう」


はあ、と答えて、後はとりとめないお喋りしてから解散。


後半、全然意味分からなかったんだけど。

ビル、大丈夫だよね?


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