052「先生は偉い人です」
昨日の夜は、先生の調査結果を報告するため、営業課長と山姉さんとまっスンと篠Pで飲み会しました。
先生が幽霊の身元を調べたところを話すと、皆から感動の呻き声が。(笑)
でもダンシングマンのことは内緒にしといた。本人、ショック受けてたし。
山姉なんか『見たい』とか言い出しそうだし。
……うちの母みたいよ……
結局、母のパート先の女子会に生け贄に出す件はどうなったんかな。うやむやにしたままだわ。
……よし、忘れよう!
で、本社ビルの幽霊、解決策があまり楽観出来ないのが社員の皆さんには引っ掛かったようで。
まあ、そりゃ毎日行く場所だし、営業さんなんか夜遅くに戻ってきて、ひとりぼっちで報告書まとめてたりするし。
そんな時にオッサン幽霊に迫ってこられても誰も助けてくれないし。
襲われちゃったらどうすんのよ、とか山姉さんが冗談っぽく言ったら、篠Pが『幽霊まで襲うつもりなんですか!?』とか言って、しばき倒されてた。
私も営業課長もまっスンも傍観してた。篠Pが悪いもん。私悪くない。(笑)
で、山姉さんが酔っぱらいグダグダになりながら塩とかお札とかじゃないのか、とか凄み出した。怖い。
先生はそういうのは気休めって言ってたよ、と伝えておきました。覚えてくれてるといいけど。
先生の研究調査によると、神社やお寺で、いわゆる『お祓い』が出来る場所はほとんどないということです。
近代化のせいで、力のある血筋を守ることの大切さが失われ、神様や幽霊が視える人が不在の神社仏閣が増えたこと。
営利主義に走り、視える人がいても丁寧な対応が出来なかったり。
(↑この調査と今後の神社仏閣の在り方を探るのが先生の研究テーマらしいです)
だから本当に効果のあるお祓いが必要なら、まだ自称・霊能者を訪ねたほうが早いらしい。
それも8割偽物だそうですが。
皆、真剣に親戚・知り合いにそういう関係者がいないか脳内検索。(笑)
下手したら自宅よりも過ごす時間が長い場所だし、居心地良いに越したことはないよね。
でも該当する者はなし。
(>_<)
で、話は本社人事に。
どうやら、本社事務員募集するようです。
社長と事務課長が話し合っているそう。係長一人じゃすぐにパンクするもんなあ。
募集広告出すなら、また私が本社に呼ばれるような気がするなあ。
……係長がすればいいと思う。そして会社か社長が爆発すればいいと思うよ。うん。
しばらく静観します。




