044「弟子にも勝てない」
難しい状況が発生しております。
(-_-;)
最近、ダンシングマンの仕事の合間を縫って、同棲に向けて物件を見て回ろうとしているのですが。
何故か物件巡りに弟子がついて来るんですよ。
まあ、百歩譲って、ついて来るのは良いとしても、色々ご意見を……。
「そんな収納小さかったらハルさんの洋服入らないですよ」とか。
「ユニットバスはダメ!ハルさんがいるんだから」とか。
「キッチンはもう少し機能的でないとハルさんが大変になるから、ここはダメ」とか。
あんたは私の母親か?
(-_-;)
いや、うちの母は規格外だからそんなこと逆立ちしてもやらないけどさ。
姑張りに口を出す弟子に、不動産屋さんも変な目で見てくるし。
なんかもう、夫と妻(弟子)と妻の付き人(私)が物件探してるみたいな?
……私の立場……orz
ダンシングマンも、弟子は生徒というか顧客なもんで無下には出来ないし。
どうしたもんだ。
全然決まらないし。
で、ダンシングマンの携帯に心配した不動産屋さんから電話が入り、
『もしお困りでしたら、私から警察に言いましょうか?
最近はストーカー対策も強化しているみたいですから』と。
だよねえ。
第三者から見てもやっぱりちょっと変な状況だよねえ。
しかもその電話を受けてた時、弟子はダンシングマンの側に居たという。
あんまり詳しく言い訳も出来ないでいたら、不動産屋さんが気付き、
『もしかして、今、ご一緒ですか?あ、またかけなおします』と電話切ってくれたそうです。
何か変なことになってきた。
先生に相談してみるか?
……幽霊の専門家だから、人間のことは分からないかもしれないな。
何なんだ、弟子。
目的が分からないぞ。




