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040「ネット検索にはコツが必要」

家族ってツラいよ、奥さん。


本日は私の実家参りでした。


服装について悩んだダンシングマン、ノーネクタイで焦げ茶のジャケット&綿パンと革靴で来ました。

おしゃれだね、と誉めたら無言。

……顔、固まってる。


で、玄関開けて一番に出迎えたのは、引きこもり気味の弟1号。


「は、初めまして」

というダンシングマンを冷たく一瞥し、無言で自室に戻って行く。

ごめん、ダンシングマン。

orz


続いて母がやって来た。

「あらまあ、いい男。ちょっとお父さん、凄いわよ、イケメン来た」

……orz


弟2号。

「姉ちゃんどんだけ貢いだの!?」

…………orz


最後に父、現れる。

「とりあえず、上がってください」


父が一番まともだった。


まともな人がいて良かった。


で、今日は和やかにお茶したりご飯食べたりして。


母は友達に自慢するからとダンシングマンとツーショットで写メをとり、バカっぷりをアピール。

父、複雑な表情。


で、本題を切り出す。

私「もうすぐ同棲する予定だから。入籍はだいぶ先になる予定だけど」


決定事項としてお伝えしました。


母「えー? 結婚は? お式は?」


私「それさあ、前ん時、早々に決めて後悔したし、今回は慎重に行きたいんだよね」


母「えー」


父「……こんな娘で申し訳ありません」


弟2号「悪意はないんですが、頭が悪いものですみません」


ダンシングマン「いえ、素晴らしいお嬢さんだと思います」


よし、いい感じで進められたぞ!

その後、何となくうだうだ話になってたら、弟1号再登場。

無言でダンシングマンにノートパソコンのモニター画面を見せる。


「うわあ、よくこんな古い動画見つけたね〜、これ、俺」


ダンシングマンが言うもんだから、何だ何だと皆で覗きこむ。

ダンシングマンがストリートダンスの大会に出場した時の動画らしい。

10年以上前に全国優勝した時の映像だとか。


っていうか、弟1号、どうやって見つけたんだ。


ダンシングマンは弟1号相手に、講師をするダンス教室について語り、良かったら見学においで、と誘っていた。


弟1号は極度の人見知りなんだが、ダンシングマンは意に介さず。1号は背が高いから舞台映えするとかで熱心に話してた。

1号、あー、とか、うー、とかであんまりはっきり話せないみたいだったけど。

一応、姉の交際相手だからと気を使ってくれたようだ。

人見知りなのに頑張ってくれてありがとう、1号。


で、4時過ぎに実家を退散。


親の反応聞いてないけど、まあ悪くないんじゃないかな。

とりあえず終わってほっとしました。


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