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017「スーツメガネ属性アリですが何か?」

ちょっと奥さん、なんかいっぱいいっぱいなのよ!!


今日、職場で、退社時間になったから、私もぼちぼち帰ろうと仕度してたら若ちゃんがやって来た。


相談したいことがあるから、時間とれないか、と。


……嫌な予感。


二人でお茶とか嫌だから(笑)、今ここで話せと迫ってみた。


飲みながらのほうが、と言うので、じゃあ他を当たれと言ってやった。


いくら私が先輩とは言え、おごれない時と譲れない時はありますよ。

(↑恋する乙女の自意識過剰モード発動)


若ちゃんはちょっと困った感じで、じゃあ、玄関で、と移動したので、私も泊まり番の係長に挨拶してから事務所を出た。

玄関で若ちゃんに追い付く。


私「どうかしたの?」

若ちゃん「やっぱりここじゃちょっと」

私「何なの一体!?」

若ちゃん「落ち着いて話したいんですけど」

私……(#´∀`)


そこでスーツ姿の男性がビルに入ってきたので、道を空けて挨拶しようと顔を上げたらダンシングマーン。

キタ━━━(゜∀゜)━━━!!

ギャーっ!

スーツ姿初めて見たかもー!!

かっこいい!!しかもメガネよ、メガネ男子!!

伊達かな?伊達メガネ?昨日はメガネじゃなかったし!

かっこいい!!


テンション異様に上がったせいで言葉が出ないダメな社会人。

orz


ダンシングマンの方が先に「お疲れ様です」を言ってくれた。

私も慌てて「お疲れ様です」を返す。

そのまま行きかけて、ダンシングマン振り返る。


「ハル、夜電話していい?」


うわー!!名前!呼ばれた!


何とか頷いてお返事。

もういっぱいいっぱい。

心臓痛い。


で、階段を駆け上っていくのを見送っていたら

「誰ですか、あれ」


……若ちゃん忘れてた。


Kスタジオの人、と答えて、一体何の話なんだ、と再度尋ねる。


若ちゃん「実は、ちょっと実家がヤバくて、お金貸して貰えませんか?」


……ヤバいのは実家なのか?

お前じゃないのか?


私も余裕ないから貸せない、と断った。


嫌な予感は当たるんだよね。

あんまり関わりたくないな、と。

で、何か嫌な感じが終わらないので、忘れ物したから、と私、一度事務所に戻る。


仕事中の係長を捕まえて、今、若ちゃんに言われたことを全部言いつけてやった。ざ・ま・あ(笑)


事務所出たら既に若ちゃんいなかった。

なので私もそのまま帰った。


私だけすっきりしてごめんなさい。係長モヤモヤさせてごめんなさい。(-人-)


午後10時。まだダンシングマンからの電話はない。

まだかな~。まだかな~。


ドキドキだな~。心臓もつかな~。(笑)


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