014「食べ物の恨みは末代まで続く予定」
さて、奥さん。大変ですよ。(+_+)
社長帰ってきた~。
皆たるんでるって怒られた~。
……オマエに言われたくないよ……
セキュリティ用に名札チェックはどうやら本決まり。
でも泊まり番は負担が大きいからやらないことになりそう。
その代わりに監視カメラが増えるそうな。
で、社長指示のもと、各テナントさんに向けて周知文書を作成して印刷。
ビル玄関に身分証提示の注意書き掲示、と久しぶりに忙しかった~。コーヒータイムとれなかったじゃないか!
(↑食べ物の恨み)
他のビルにも常駐の管理人を置くかはそこのテナントさんと話し合いになるらしい。
常駐希望が多いところに異動があるかもしれないから、考えておくように言われた。
……異動したら大変そうだな……でも気楽かもしれないな。
……どっちでもいいや(-_-)
で、夕方、若ちゃんと営業部長とまっスンと社長という嫌な面子で揃って出て行った。
騒然とする事務所。
朋ちゃんなんかキャアキャア言いまくりで何言ってるのか分からない。
実は黄色い声っていうのが苦手でして。
見回りに出てみた。(笑)
上から順に見て回って2階へ……下心あるよ、ごめんよ。
女子トイレ点検したついでにちらっとレッスン室を〜と思ったら、出たところにダンシングマン。
これ確実にバレてるな、私。
orz
ダンシングマンは爽やかに
「お疲れ様です」と、すれ違いざまに、何かを私の手に。
「予約しておきました。じゃあ、明日」
小声で言って、そのままトイレに入っていきました。
……近すぎて死ぬかと思った……
階段で呼吸を整えて、手の中見たらお店の名刺。
明日の日付と時間が書いてありました〜。
誘い慣れてるっていうか、遊び慣れてるっていうか、女慣れしてるっていうか。
ヤバいのに引っ掛かったかなあ……いや、確実に引っ掛かってるよねえ。
あれだけカッコいいと女なんてひっきりなしに寄ってくるだろうし、本命彼女だっているだろうし。今いなくてもすぐに出来るだろうし。
おい、私なんか彼氏いなくなって何年とかの話なのに。
イケメンって、本当、人生のスタート時点でチートだよね。羨ましいぞ。
一度でいいからイケメンに生まれたかった!
いや、まあ、別に。
我が人生において、イケメンと1回ご飯ぐらいなら私にも許されるかと! 30+α年間頑張って生きてきたし!
悪いことしてないし!
……駄目か? ヤバいか? バカか?……バカか
orz
割りきれ、私。
この年で熱上げたらかなり痛いぞ。
どんな頑張っても相手から本命扱いはありえないだろ、年齢的に
orz
自分で言ってて凹むな、かなり。
年齢自覚しろ私!
遊び相手だってこと忘れるな!
……はい、自覚完了。
明日も頑張れ私!




