転生
《なんじゃこりゃあああ〓》
ある世界のある島に大声が鳴り響いた。その声の主は・・・・・・
《何で俺が・・・・・・怪獣に!?》
大きな怪獣だった。
《確か・・・あの時・・・》
怪獣の体感時間で約10分前・・・・・・
「あ、君転生してもらうね」
「はああああ〓」
ある白い空間に二人の男が居た。
「いやぁ、ちょっと寝ぼけて君の寿命を書き間違えちゃったんだよね。だから、お詫びに転生してあげるよ」
「間違えたって・・・・・・ふざけんな〓」
片方の男はもう一人の男がもともと居た世界の神、そしてこの空間はいわゆるあの世である。
「まあまあ落ち着いて、もう決定事項だから。君の行く世界も決まってるし。いわゆるウルト○マンやゴ○ラ系の世界だから」
「まあ、それなら・・・」
「んじゃ、行ってらっしゃい」
「って!うわああああ〓」
時は戻り現代・・・・・・
《あのバカ神ィィィ〓ウルト○マン系じゃなくて、怪獣に転生かよ!?》
《むやみやたらに動いたら軍などに襲われるし・・・・・・》
「あっ、目を覚ましただか!?」
そこに民族衣装みたいのを着た少女が現れた。
《お前は・・・・・・?》
怪獣はテレパシーで少女に喋りかける。
「アタシはミーヤ、あなたは?」
《俺の名前・・・・・・?わからない。それより俺が怖くないのか?》
「どこが?優しそうな声をしてるあなたのどこが怖いの?」
《っ・・・・・・!》
「それより名前がないのなら私がつけてあげる。えーと・・・・・・うん、決めた。あなたの名前は・・・・・・」
「シグルよ」
『シグル』それがこの転生した元人間の怪獣の新しい名前だった。