シーン75魔神宇宙。
セミルちゃんの魔神に引き続き舞い降りてきたのは伝説の怪鳥『宇宙』。
そんな物凄い存在を力にしていたイーグレンス王…………その事にも驚きを隠せなかった私達。
さすがこの天空の島を任された存在ではあるイーグレンス王。
天空の城の主として今立ち上がったのだ。
『これは…………凄いですな。』
『うん………この強力なパワーって本当に凄い………私のフレアちゃんの力も圧倒しそう。』
するとフレアちゃんが姿を現すと魔神『宇宙』へと目を向けていた…………。
『そうね…………アレは今の私達以上の力は持っていそうね。』
するとドエルゴが口を開く。
『お嬢…………あれほどのパワーを秘めたイーグレンス王の魔神………お嬢の父上………レイオール殿と同様程の力でしょうな……………でも大丈夫ですぞ……お嬢もいずれアレ程………いや…………もしかしたらそれ以上の存在になるのでは……ワシはそう信じておりますぞ。』
『えっ!!??パパもあれほどの力を持っていたんだ。』
『ええ………まあレイオール殿にとっては愛娘であるフェルノ嬢にその様な力をお見せすることはなかったでしょうが……この世界を飛び回り冒険王とも呼ばれる存在になるからには……やはりそれ相応の力がなければなされぬのですぞ。』
『そう………なんだ。』
『なんと!!やはり僕の憧れのレイオール殿は凄いのですなあ!!』
パパの話を聞き目を輝かせているサーベルさん……するとキャリッシュちゃんが口を開く。
『フェルノ………セミルちゃんの力も中々強力そうね………私達も負けていられないわね?』
『キャリッシュちゃん………うんっ!!頑張ろうね!!』
私達もまた改めて戦いに向けて気合いを入れる。
『さあ…………では行きましょうぞ!!』
イーグレンス王の声でお城の城門が開放されていく……ゴゴゴと開いていく城門。
そして光が場内へと差し込みきったその瞬間!!
目の前には戦う兵士達!!
そして無数の飛空するモンスターが蔓延っていたのでした。
『ギャギャギャ!!』
『ンゴンゴ!!!』
背中に羽根を生やし声を上げて興奮していたのは無数のゴブリンやオークといった地上にも 存在するモンスター達………だが奴らがどうやってここまで辿り着いたのか…………それはなんと背中に羽根を生やしていたのだ。
『なっ!?なんだあの地上のモンスター共の群れは………。』
『えっ!?背中をよく見てよサーベルさん!?』
サーベルさんにそう返した私の目にも見えたのはなんと背中の羽根が機械を使った飛行できる機械の様なものだった。
『くっ…………なんと………魔王率いる魔王軍は…よもや………飛行も容易にできる力を開発し………攻撃をはじめたというのか。』
恐るべき事態を飲み込み呟くイーグレンス王。
『だが……………所詮は付け焼き刃……………地上のモンスターであろうが………このワシの相手にはならぬ!!!』
バッと翼を広げ飛び出し舞い上がっていくイーグレンス王。
そんなイーグレンス王に向かい無数のモンスター達が飛び出し襲いかかっていく。
『させないわ………私と魔神サンダーバードはどんな敵よりも早いんだから…………。』
シュンッと飛び出していくセミルちゃん…………彼女は魔神具を構えていく…………!!
『殲滅よ!!ライトニング………ワーネット。』
ババっと光り輝くネットをその手から放ったセミルちゃん。
そんな広がっていくネットは無数のモンスター達を頭上からとらえていく。
まるで投網にでもかかったかのようにもがくモンスター達。
するとセミルちゃんは口を開く。
『さあ………私の得意なものわね…………投網………なのよ……………どんな相手でも捉えちゃうんだから……………………。』
ニヤリと笑みを浮かべたセミルちゃん。
なぜか震えていたサーベルさん。
次の瞬間セミルちゃんが構える……………。
『サンダー…………………ボルト!!』
バリバリバリバリっと激しい電撃が魔神具を伝いモンスター達を痺れさせやがて焼き焦がしていく。
『おお………』
『恐るべき……セミル殿。』
その瞬間!!
巨大な魔物………ワイバーンの大群が数匹迫ってきていたの。
そこにはあのイーグレンス王が立ちつくしていたの。
『フン………ここにいるのが誰だと思っておる………魔神…………『宇宙』よ……………我が地を犯そうとする全ての悪に…………………『天罰』を……。』
『隕石雨……………………………』
その瞬間……………………。
天から降り注いだ隕石類が………………。
この場にいたモンスター達を破壊し尽くしたのでした。
◇
◇
◇
お読みいただきありがとうございました。




