シーン73イーグレンス王。
私達はこの空島の城内へと向かう。
案内してくれる兵士に着いていく私達。
すると、私達の目の前には玉座のある王の間へと辿り着いた私達。
セミルちゃんが一歩前に………そして王前でひれ伏した。
『我が王………イーグレンス様………ただいま戻りました。』
『おおっ……よくぞ戻ってくれたの………セミルよ………そしてよくぞこの天空の城まで来てくれた………旅の者達よ……………。』
『はい………イーグレンス王……ありがとうございます……ご心配おかけしました。』
『いやいや本当に良かった………あの突然のワイバーン共の猛攻……それを一人先陣切ったと耳にし、兵を集結させ…………追撃を放ったところ……お主が地上へ落ちていったと聞いておったのじゃ……なんとかワイバーン達は去ったのだがな。』
王様は本当に心配そうな表情を見せていた。
『本当に申し訳ございません。』
『なあに……再び元気そうにワシの前に再び戻って来てくれた…………それだけでも十分じゃ。』
『イーグレンス王……ありがとうございます。』
『いやいや……ところで………そちらの方々は?』
そう言って私達へ目を向けるイーグレンス王。
するとドエルゴが口を開く。
『恐れるなかれイーグレンス王………私の名はドエルゴと申します……地上では冒険王と呼ばれる『レイオール』という者のパーティーメンバーの一人でした。』
『ぬおおおおーーーーーーーーーっ!!???そ………その名は確かに耳にした事があるぞ!!もはや地上では行った場所がないとも聞いたあの名高い存在の者よのお。』
興奮気味にそう声を上げたイーグレンス王……パパってここまで有名だったなんて。
するとドエルゴは私をさすと。
『そしてこちらがなんとその冒険王の一人娘で現在の私の主である『フェルノ』嬢でございます。』
驚きの目を向けてくるイーグレンス王。
『本当に………あなたがあの冒険王レイオールの娘…………凄い…………………。』
イーグレンス王に続きセミルちゃんもそう呟く。
『そうか……………そうか………そしてここまでヘキサ殿も来てくださったという事は……ヘキサ殿………この空島へ……聖獣様も力を貸してくださるという事でありますかな?』
意外なその話にヘキサちゃんがやれやれとした表情を見せる。
『ふむふむ……分かられてたのなら仕方ないよねえ………いい?おじいちゃんいわく……魔王の復活が果たされてしまったこの世界………もうすぐこの世界に再び『勇者』が降臨される………それまで耐えてくれ…………との話なの。』
『聖獣様がそんな事を……………………………。』
そう呟くと沈黙するイーグレンス王は……何かを考えているようだった。
『ならば…………皆の者……聞いてくれ……………。』
そしてイーグレンス王は話をはじめるのだった。
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この空島はかつて数多の精霊が暮らす島だった……平和なこの島は決して地上と交わることの無い島……だけれど地上で何かが起こった時にはここから天使ともとも呼べる精霊たちが戦いへと赴き世界の安定をはかっていた。
そんな時……魔族は魔王を中心に活動を開始す る。
やがてそれは世界を飲み込みヒューマン達と精霊の共闘が開始され……勇者が召喚された。
勇者の力はそんな精霊たちとの共闘であのかつての魔王を倒し封印したのです。
その時の代償としてこの空島はかつての主を失ってしまったのです…………そして聖獣様によりこの世界を見守る存在として我々鳥人がこの浮遊する空島へと移り住んだのです……………それが我々鳥人の現在までの歴史となったのです。
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そう語ったイーグレンス王……王を中心にこれまで、この空島を守ってきたのだろう。
イーグレンス王の言葉からはそんな歴史を物語っていたような気がしたんだ。
『我々鳥人はこの空島のかつての主である精霊様達の代わりにこの場所を守らなければならないのです!!』
そう力強くいい放ったイーグレンス王。
その表情からは真剣さを感じたのでした。
『最近ではヒューマン達の作ったあの強固な飛ぶ飛行兵器………そして魔物と、この空島への攻撃も激しさを増してきました………ですが我々鳥人もその誇りをかけて………ヒューマン……そして魔物達に負ける訳にはいかないのです!!!』
『イーグレンス王………おまかせください……お手間もかけず…………次こそはこの私…………騎士長セミルがこの空島を十二分に守ってご覧にいれましょう!!!』
セミルちゃんがそういった瞬間。
ドガアアアーーーーーーーーーーーーーーンっと爆発音と爆風がこの空島に巻き起こったのです。
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