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新!獣人世界へようこそ!~とある獣人はマジェストだった!?~  作者: 黒羽冥


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シーン67空から落ちてきた者。

私達がキリマジャーロで出会ったのは聖獣様ならぬヘキサという獣人だった。


『やあやあ…………君達よくぞこのキリマジャーロまで辿り着いたねえ………そして君が………。』


私を抱きしめてくるヘキサちゃん!


『うーーーーーーーーーーーん!!本当にレイオールちゃんの匂いもするねえ!』


にこにこしながらそうしみじみとしているヘキサちゃん…………私はそんなヘキサちゃんに驚きが止まらなかった。


『あはは………ありがとうございます!私はフェルノって言います!あなたが聖獣様なのですかあ?』

『んんっ!?そう見えるかなあ……………』


照れながらそうこたえるヘキサちゃん。


『うんっ!何かぱあああーーーーーーーって綺麗な光が見えてますう!』

『おおっ!君はやはりどこか見どころがあるようだねえ、父親のレイオールちゃんは疑い深かったしねえ』

『そうなんですか?』

『そうよう!確かにかっこいい事は認めるわ………でもね…私が求婚しようとしたら既に恋人がいるってフラれてねえ………しかもその時の恋人との間の子がこの子……………フェルノちゃんだったって事なのよねえ。』


私を見てそう呟いているヘキサちゃん……するとドエルゴが口を開く。


『ええ…………ですのでレイオール殿がヘキサ殿にお会いした時には既に恋仲でしたのでな……ところでヘキサ殿にはまだいい方は……………』

『ドエルゴちゃん…………はあ…………あんな山の頂上にずっといたら出会いなんてないじゃない?だから私はこうしてときどき下界に降りてきてるってワケよ…………おじいちゃんはそんなものは時を待てばいずれ現れるって言うし、でもそんな毎日が僕にはとてもとても長すぎて待ってらんないっていうか……でもね………この世界にもうそろそろ『勇者』が誕生するらしいわ……そんな私はまだかまだかと最近はよく下界に降りてきてるってワケなのよ。』

『なるほど………それで偶然ここで出会えたという事ですな。』


ドエルゴがそう語った………その時。

ヘキサちゃんは目の前にいたサーベルさんに気がつく。


『んんっ!?』


サーベルさんの周りをウロウロし始め………品定めをしているかのように見えるヘキサちゃん。


『おおっ!?一体何事ですかな?』


サーベルさんが驚きの表情でヘキサちゃんを見ていた…………………。


『ちょ…………ちょっと……………………………』


私はそんなヘキサちゃんに、そう声を上げていた。

するとヘキサちゃんは立ち止まる。


『うーーーーーーん………ん!?何!?なんなの!?』

『どうしたのですかヘキサ殿!?』


ドエルゴが叫んだヘキサちゃんにそう問いかけていた。


『はあ……………そうなんだあ………フェルノちゃんを見たら……………まさかとは思ったけれど…………。』


ガックリと両膝をつき震えるヘキサちゃん。


『ふええええーーーーーーーーーん!僕も恋人欲しいよおおおーーーーーーーーーっ!!』


私は目の前のヘキサちゃんに驚いてしまっていた。

するとドエルゴが口を開く。


『ヘキサ殿は可愛らしいですぞ……故にこれからそのお相手ともきっと出会えるハズですぞ。』

『そうそうこれからですよ!大丈夫です!私だってお相手なんていませんよ!』


ドエルゴに続きキャリッシュちゃんもヘキサちゃんを慰める。


『ぐすん………ありがと!頑張るもん……ところで。』


涙を拭い……立ち上がったヘキサちゃん。

すると何かを感じたのか………ヘキサちゃんが空を見つめていた。


『どうしたのですかな?ヘキサ殿………。』

『んんっ!?ドエルゴちゃん達!!何か空から落ちてくる!!!』


そう声を上げたヘキサちゃん。

すると誰かの叫び声が聞こえてくる!!!


『うわあああーーーーーーーーーーーーーっ!!誰かあああーーーーーーーーーーっ!?』


そんな叫び声を上げて落ちてきたのは声からすると女の子の声だった。


『いやあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?』

『『なにいいいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!』』


その時聞こえたのはシルフちゃんの声だった。


『ウインドブレス!!!!!』


サアアアーーーーーーーーーーーーーーッと風が吹き荒れていき落ちてくる誰かの身体を巻き込みそしてふわりとその者を宙に浮き上がらせる。


『よっと。』


そう声を上げたサーベルさんがその子を抱き降りてくる。


『あ…………あ…………。』


そして大地に着地するサーベルさん。


『大丈夫かい?』


サーベルさんがそうたずねるとその子は顔を赤らめる。


『ありがとうございます!!』

お読みいただきありがとうございました。

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