シーン67ヘキサちゃん。
私達は砂漠を進む。
目指すはいよいよケニージア城!!
ようやく私は推しのアキニー様に会えるかもしれないと興奮を隠せずにいた。
『それで……………そのアキニー様とは話ではそれは凄い女王様なのでしょうがそんなに。』
ここまでアキニー様の話を熱弁し、移動してきた私。
だけど遠く離れた地域に住んでいたサーベルさんはそう問いかけてきたの。
『当たり前じゃない!!獣人でありながらその美しさも本物でアレは見てる人全てを虜にしちゃうんだから!!』
他の話ならばここまで熱くならない私がここまで熱く語ってしまう…それがアキニー様の魅力なのだ。
私が興奮し語る。
するとキャリッシュちゃんが口を開く。
『そうね………まあ確かにフェルノの言う通り女王アキニー様は凄いわね………なんでも元々あのケニージアの貧困街で生まれ育ったそうよ……そんな彼女は成長し、努力をしてあの女王様という席に辿り着いたそうよ………そんなアキニー様はフェルノの憧れで推しなのよ。』
『確かに凄い方なのですねえ………僕も話には聞いた事はありましたね!ですが僕にとっては憧れはフェルノ殿の父親のレイオール殿でしたので。』
照れながらそう語ったサーベルさん。
『ああ………まあパパも確かに凄いかもしれないけどさあ………。』
私達はそんな話をしているとドエルゴが口を開く。
『ハッハッハ………お嬢………アキニー様もレイオール殿も凄い方達ですぞ…………おお…………そういえば…………。』
そう語ったドエルゴ…………彼は続ける。
『話がそれますが………お嬢……見えてきましたぞ………』
『えっ!?何が見えて………………………。』
私が前に出ていくと……………目の前に見えたのは………巨大な山が大きく見えてきたのでした。
『おお…………………………。』
私は目の前に大きく見えてきたのは………なんと…………巨大な山……………………。
キリマジャーロ山が見えてきたのでした。
『本当に………凄いわ…………………。』
『ええ…………さすがですな…………キリマジャーロ山………………ここにはあの聖獣様が棲んでいると僕も聞いた事がありますな……まあ伝説ですが。』
『ええ……聖獣様…………確かに棲んでおられますぞ。』
『聖獣様…………えっ!?っていうかもしかして………ドエルゴってその言い方って……聖獣様に会ったことあるの?』
私がそう問いかける。
気がつくとキャリッシュちゃんとサーベルさんも顔を見せていた。
私達はそんなキリマジャーロ山に声も出なくなりそうな程感動していたの。
すると…………………。
『ははっ…………お嬢……実は……レイオール殿と、このわしも一度あの聖獣様に会った事があるのです………………。』
私達はその言葉に驚きを隠せなかった。
『ドエルゴ…………ドエルゴって………本当にすごいね。』
『いやいや………………そういやあの聖獣様には……………………。』
ドエルゴがそんな話をしかけると。
私達の目の前に何者かが現れる。
ぴょこんっと茂みから現れたのはなんと『ワオキツネザル』だった。
『んんっ!?アレは………………………。』
『おおっ!!おさるさんだあっ!!』
私がそう言うと…………ドエルゴが馬車を止めていく………そしてそのおさるさんの前で停止する。
『どおおおーーーーーーーーっ………………。』
そして馬車が止まると………目の前にいたワオキツネザルはこちらを見ていた………すると。
『ん?おっ!?』
そういいながらワオキツネザルが立ち上がっていく…………すると獣化姿から女の子の姿へと変わっていった。
すると女の子は口を開く。
『あっれえ!?君は…………………!?』
ドエルゴが馬を止め降りると。
『お久しぶりですな……………。』
『ヘキサ殿………………………………以前来た時は大変お世話になりましたぞ。』
そう言って頭を下げるドエルゴ。
『おおおーーーーーーーーーーーっ!!君はあの時のドワーフさんだ!!』
『はい……………本当にお世話になりました。』
『いやいや!!元気だったかなあ?でも………あの時の彼は……………………ん!?』
ドエルゴがヘキサと呼んだその獣人さんは私の姿を見て驚きの表情をしていたのでした。
『アレっ!?この子って…………………もしかして!?』
するとドエルゴがにこりと笑みを浮かべこたえる。
『ええ…………ヘキサ殿…………こちらの方はあのレイオール殿の娘で『フェルノ』嬢です。』
『おおおおおーーーーーーーーーーーーーーーっ!!この子が……………………………………。』
ヘキサちゃんはそういいながら私を見て驚いていたのでした。
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