シーン66砂漠のオアシスの幸せ。
私達はフェネックちゃんの力も借り、この砂漠の悲劇を開放する事ができた。
◇
『おおっ!!なんとあなたはあの時の冒険王レイオール様のパーティーメンバーのドエルゴ殿……再びお会いする事が出来て本当に嬉しゅうございます!!』
そう語ったのはノースさんだった。
『いえいえ………こちらこそまたお会い出来て光栄ですぞ。』
『しかもこの娘殿があのレイオール殿の愛娘……フェルノ殿………以前レイオール殿にお会いした時にそりゃあもう可愛くて仕方ないと嬉しそうに仰られていた事を昨日のように思い出されますぞ。』
喜びそう語ったノースさん……私はなんだかその言葉にちょっと照れくさかった。
『いえいえ……私もパパの影響もあるのですけど………私はあのケニージアの『アキニー』様推しなんです♡』
『推し………とは……はて?……まあですが……なんと………あの女王アキニー様ですか………それは確かに凄い方を尊敬されているのですねえ。』
『はいっ!!それはもう………あの気品漂う雰囲気と美しい容姿……もう初めてみた時から憧れなんですう♡』
『おお……いいですなあ……ならケニージア城への旅なのでしょうかねえ。』
『ノース殿………そのようですなあ。』
そう言って会話に入ってきたのはキャメルさん……そしてその隣には恋人であるマースさんの姿もあったの。
『おお……キャメル……そしてマース………。』
二人は笑顔で私に向き合ってくれる。
『フェルノ殿………このたびは本当にありがとう………私達がこうして再び幸せを取り戻せたのはあなたがたのおかげです。』
『いえいえそんな。』
そう返した私の手をとったマースさん。
『フェルノさん……父を……そしてキャメルを………助けてくれて………本当にありがとうございました……このご恩は一生忘れません。』
涙ながらにそう語ったマースさん。
私はマースさんに微笑んでいた。
『マースさん………いつかマースさんとキャメルさんの幸せをまたここに見に来たいです。』
『うんっ!!ありがとうフェルノちゃん!』
『本当にフェルノ殿は優しくて強くて……この私が倒れているところ……声をかけてくれて……それがあなた達で本当に良かった!ありがとう!』
マースさんの肩を抱いてそう言ってくれたキャメルさん。
『キャメルさん…フェネックちゃんはここを救ってくれたんですね!寂しいかもしれませんけど………』
『はいっ!本当にありがとうございます……フェネック殿の言葉が聞こえました……だからここはこれからも守ってみせます……』
にっこり笑顔を見せたキャメルさんは続ける。
『そして……少し話がズレるのですが、ひとつ私から見たところ………。』
そういうとサーベルさんと私を見比べるキャメルさん。
『おふたりとも………僕達も幸せになりますから………おふたりも………………』
キャメルさんのその言葉に私は耳まで熱くなってしまう私。
そんなサーベルさんに思わず目を向けた私。
すると向こうで助けた街の女性達と楽しそうに話をしていたサーベルさんがいた。
そんなサーベルさんを見ているとイライラしてしまう私。
『フレアちゃん………………』
『なにさフェルノ?』
ちょっと火を………。
私はサーベルさんに向かい炎を手に構える………。
『サーベルさん……何をしているの?』
『ん?何がです?フェルノ殿?』
とぼけるサーベルさん………でも女性達に取り囲まれている。
『なんかイライラするの………。』
私は炎をサーベルさんに向ける。
『ん!?フェルノ殿!?なにゆえ!?まてまて!!一体なにが!!??』
それを見ていた女性達がさーーーーっとひいていく。
『くらえええーーーーーーーーーーっ!!』
ぼうっとサーベルさんに向かっていく炎!!
『うえええーーーーーーーーーーーっ!?フェルノ殿おおおーーーーーーーーーーーっ!!あぢぃーーーーーーーーーーーーーーーっ!焼きさかなになりますぞおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!???』
おしりに火がつき逃げ惑うサーベルさん。
みんなが何故かやれやれと笑い見ていた。
『フェルノ殿おおおーーーーーーーーーーーっ!!!助けてくだされえええーーーーーっ!!』
『フンっ!!べえーーーーーーーーだ!!』
するとマースさんがクスクスと笑っていた。
『クスクス……………フェルノちゃんもすみにおけない女の子なんだから』
『本当にな!フェルノ殿とサーベル殿も将来が楽しみだな。』
そしてキャメルさんがマースさんの肩を抱いていた。
きっと二人は幸せになるのだろう。
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◇
私達は旅立つ。
『じゃあ!皆さん!私達はまたケニージアへ向かいます!』
『冒険王!!フェルノ殿一行の皆さん!いつかまたここに遊びに来てください!その時は大歓迎します。』
ノースさんもそう言ってくれる。
キャメルさん、そしてマースさんも。
『フェルノ殿!ドエルゴ殿!キャリッシュ殿もサーベル殿も………本当にありがとう!!』
『うんっ!!キャメルさん!!またね!!』
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