シーン51サファーラ。
私達はマサイア族の村を出発する。
話では森を抜けていくと砂漠の大地があるという話を聞いた私達は出来れば避けたかったがそれはどうやらそれは叶わないみたい…………。
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『おおっ………やはり見えてきましたな………このアフリエイトの大地に広がる広大な砂漠地帯………『サファーラ』が。』
ドエルゴがそう声をあげる。
『そうなの!?砂漠!?』
『砂漠って私達からしても実際に見たことなかったものね。』
するとブルブルと頭を抱え震えているメンバーがいた………そう……それはサーベルさんだった。
『砂漠…………なんと…………この水気の一切無い大地であるのでしょう?……………話には聞いてはいたが………恐るべき場所でありますな。』
『まあねえ………たしかにサーベルさんにとっては水は必須だもんね!』
『ううむ…………この砂漠地帯ってとこにはヒューマンとかは住んでないの?』
私はドエルゴにそう問いかけていた。
『砂漠地帯で暮らす者もいますぞお嬢殿……この砂漠にはそんなヒューマンの為の『オアシス』という唯一水場のある場所があるのです。』
『へえオアシスかあ。』
オアシスという言葉は聞いたことがあった私……確か………何も無い砂漠地帯にまるで天国のような場所を見つける事がある…それがオアシスというまさに砂漠地帯を歩く者にとっての天国のような場所だと聞いた。
『そういえば………。』
何かを思い出したようにそう声をあげたドエルゴ。
『ドエルゴ!?どうしたの?』
『ああ………いえ…………ワシらが以前砂漠を歩いた時にとある獣人出会った事がありましたな。』
『とある獣人?』
『ええ……………それはあの砂漠地帯でも生き抜く事の出来ると言われる存在の獣人でしたな………。』
『へえ…………そんな凄い獣人さんなんだ……それはどんな獣人さんなの?』
『ええ…………それは砂漠地帯を闊歩する…………『ラクダ』の獣人でしたな。』
『ラクダ………………………かあ……………………………。』
ラクダという獣人さんを思い浮かべる。
確か面長な顔で…………のんびりといった感じの……穏やかそうな感じかなあ。
そんな事を考えていた私。
すると。
『お嬢…………………来ましたぞ……………ここからが砂漠地帯……………『サファーラ』ですぞ。』
『おおお……………………。』
私達の眼前には砂の大地『サファーラ』がまるで黄金のように輝き見えていた。
『これが砂漠の大地ですな…………やはり水気をどこにも感じませぬな。』
『そうだのう………だが陸路はある程度は残っているものだ………それにこの砂漠地帯ではワシのサンドゴーレムがいますでの………故に我々の馬車の陸路は確保できますゆえ………砂漠地帯を通り過ぎるまでは特段気にせずにこのままで大丈夫ですぞ。』
そう話してくれたドエルゴ。
ここまで凄いと自分のパパのパーティーメンバーは凄い人ばかりなのだろうと改めて感じていた私。
するとサーベルさんが察したかのように問いかけていた。
『ドエルゴ殿…………ドエルゴ殿も凄い能力者ですが冒険王レイオール殿の残りのメンバーももの凄い能力者なのでしょうなあ。』
『ははっ………このドエルゴなど残り二人のメンバーに比べればまだまだですぞ。』
『なんですと!?ドエルゴ殿よりも!?』
『それは凄い……いつか会ってみたいなあ。』
キャリッシュちゃんも驚きの声を上げていた。
私達がパパのパーティーメンバーの話をしていると目の前に誰かが倒れていることに気がつく。
『アレは!!???』
『誰か倒れてるみたい!!』
私達は倒れている人の元へと駆け寄っていく。
サーベルさんはその人を抱きかかえる。
するとその人はフードを被っていた。
だけどフードから出ていた鼻と口。
そうその人は明らかに獣人だった。
その時ちょうど風が巻き起こる。
そして………パサっとはだけるようにフードがハズレ顔の全貌があらわになると。
『えっ!?』
『あっ!!???』
『『ラクダの獣人さん!!!』』
私とキャリッシュちゃん声が被る。
するとそれを見ていたドエルゴが驚きの声をあげる。
『おおっ!!???そなたは…………………『キャメル』殿………………………………………。』
ドエルゴの声に目を見開いたラクダの男性………倒れていたキャメルさん。
『ん!!???ド…………………ドエルゴ様!!???』
『おお………………ドエルゴ殿………………生きてるうちにまたお会い出来て良かったです。』
そう涙を流したキャメルさんはドエルゴと再会を果たしたのでした………………。
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