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新!獣人世界へようこそ!~とある獣人はマジェストだった!?~  作者: 黒羽冥


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シーン48機械兵士の末路。

片腕を失った機械兵士が再び私の目の前に立ち上がっていた。

斬り落とされた腕の部分からは何かの配線が飛び出し……そこからバチバチと火花が起こっている。

すると機械兵士が勢いのままに片腕での攻撃に転じる!!!


『ぐおおおおおーーーーーーーーーーっ!!』


その片腕に握られた剣が私に襲いかかってくる!!


『でも……もう…………終わりだよ…………………。』


タタンっと地を蹴り飛び出していく私。

そして、フレアちゃんと重なり炎の剣を構えていく私。


『ゴオオオオオーーーーーーーーーーっ!?』


機械兵士を剣が再び私に襲いかかってくる!!

すると機械兵士の動きが鈍くなっていた。


『機械って凍りつかせるのに中々時間がかかるみたいね。』


そういいながら笑みを浮かべていたのはキャリッシュちゃんだった。


『キャリッシュちゃん!!???』

『さあ………フェルノ!!決めちゃって!!!』

『うんっ!!!』


頷き私は飛び出していく!!

動きが鈍くなった機械兵士ではあったけれどギギギと音を立て凍らされた足元ではきっと動きは鈍いハズ!!

このまま目の前の機械兵士を…………。


『私が倒すんだあああーーーーーーーっ!?』


私が飛び上がる!!

そして炎を纏わせた炎の剣を振りかざしていく。


『はあああああーーーーーーーーーっ!!!』


機械兵士の頭部から振り下ろしていく炎の剣。

そして炎の剣で斬り裂いていく私。


『ほのおの……………『尻尾テイル』!!!』


ズバババーーーーーーーーーーーーーっと機械兵士を斬った私は着地する。

そして機械兵士に目を向けていく。

するとギギギ……バチバチと音を立てながらもまだ動こうとする機械兵士がいたの。


『まだ動けるんだね………でもね……貴方はもう寝てていいの。』


私はそう呟く。

するとドエルゴが口を開く。


『お嬢……お見事でしたぞ……ですが……それが『機械マシーン』というものですぞ………機械には感情…………つまり心がないのです……………………。』

『えっ!?それって………どういうこと?』

『その兵士の中には『心臓』という物の代わりにあるのは『魔法核マジックコア』という『とある命令』しか聞き入れないものしかないのです。』


そんなドエルゴが言葉を続ける。


『つまり命令のみで動き続ける存在なのです………ですから………………この機械兵士は…………。』


そういうとドエルゴのサンドゴーレムが姿を現し巨大なハンマーを構える。


『我々…………生きて考え………動く生物ではないのです……………………。』

『そんな…………………………でも私達をずっと狙って戦って………………こうしているうちにもまた動きそうで………………。』


ギギギと音を立て動こうとする機械兵士。


『ええ…………この機械兵士はお嬢の攻撃でおそらく…………身体中の機能に故障が起きているのでしょう……………そうでなければ………腕を斬り落とされても…………たとえ足を失ったとしても………頭を落とされたとしても…………動き………目の前の者を破壊し続ける……それが…………。』

機械マシーンというものなのです。』


私は初めて聞いたその話に驚きを隠せなかった。

でも動いているこの機械兵士を前に私は呆然としていた。


『じゃあその『命令』というものをしているのは…………さっきの男…………なのかなあ?』

『おそらくそうでしょうな………………だから……この機械兵士は……………もう動かなくてもいいように……ここで眠らせてあげましょう……………。』


ドエルゴがそう言った………。

でも………………何故か私の心の中には不思議な感情が沸き起こっていたの。

涙が勝手に零れ落ち…………頬をつたい落ちた。


『お嬢…………………………。』

『うん…………ごめんドエルゴ……………なんかこの機械で動いてた兵士さんも……………さっきまで動いてたんだよね?』

『そう……………ですな。』

『この世界にもたしかに沢山の生きてる人達もいて……………皆一生懸命生きてるんだよね。』

『ええ………そうですな………。』

『それなら………もしも『機械兵士このこ』も命令を聞いていただけなら………………………。』


ぶわっと涙が溢れてきた私。


『なんか色々考えたら………この子も可哀想に思っちゃった。』


ドエルゴが優しい笑みを浮かべる。


『お嬢………お優しいですな……………………では目を瞑っていてください…………。』


私は目をそっと瞑った。

その時……………何かの声が聞こえた気がした。


『アリガ………………トウ………イツカ……………。』


そして…………ドサッと聞こえた音。

目を開けると………もうそこには機械兵士の姿は無くなっていたのだった。

お読みいただきありがとうございました。


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