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新!獣人世界へようこそ!~とある獣人はマジェストだった!?~  作者: 黒羽冥


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シーン27ウォルディでの攻防。

私達の船は目的地である『ウォルディ』の港に辿り着いた。

そして船が停船場に入っていく……だけどやはり街の様子がおかしかった。

そう……人一人の姿も見えなかったの。


『これって………やはり………………。』


そう呟き俯いたあくあちゃん。

濁りきった海面を見ると最悪の状況を予感してしまいかける。


『いや!!ぎょ!!きっと誰かがいるはずです!!おおおおおーーーーーーーーーーーい!!!』


そう叫んだサーベルさん。

だけどシンっと静まり返った漁港。

そして私達の船は錨を沈めこの漁港に碇泊する。

私達は降りる準備をし……兵士達を先頭に船から降りていく。

そして私達が船から降りきったその時。

突然海面が渦を巻き始める。


『なっ!?なんだ一体!?』

『ふ………船が!!!沈められてしまう!!!!!』


慌てふためく兵士たちがそう叫んでいる中………乗ってきた船の周囲に巻き起こってきた渦は大きく激しいものへとなっていき………そして瞬く間に船が沈められてしまったのだった。


『船が!!???』

『なにこれ!?また魔物なの!!???』


私達の叫ぶ声が周囲に鳴り響く。

すると怪しき声が聞こえてくる。


『クククッ…………貴様達…………我が島………『ウォルディ』に何をしにやってきたのだ?』


そんな言葉を吐きながら私達の目の前までやってきたのは大型の魚人だった。


『お前は………誰だ!!???』


サーベルさんの声にニヤリと笑みを浮かべた巨大な魚人。


『俺の名は魔王軍………大海の『オグディバス』……………この街の現支配者だ。』

『ま………魔王軍……………………。』

『オグディバス………………………。』


私達がそう声を上げる…………すると後ろからやってきたのはドエルゴだった。


『お嬢………此奴の言葉は本物のようですぞ…………ここはこのワシにもお任せください。』


私の前に立つのはサーベルさんとドエルゴ。

するとこちらを見ていたオグディバスが口を開く。


『クククッ………そこにいましたか………我が妻……あくあ嬢。』

『えっ!?』

『なにっ!?』


私達はオグディバスに目を向ける………するとオグディバスが続ける。


『力のある者が世界を支配する……………この世界では常識だ……その中で我は魔王様からこの海の支配の任をいただく者…………そんな俺様が妻として受け入れようとしているのがお前……なのだ『あくあ嬢』』


その声に震えながら言葉を出そうとしているあくあちゃん……そして。


『わ……私は……………私の父はどこなんですか?』


あくあちゃんの言葉にニヤリと笑みを浮かべるオグディバス。


『ああん!?なんだあ?この俺様が何かしたというのかな?』

『いえ……そういう訳では……………でもこの街は私の父が。』

『ああっ!?』


怒鳴り声をあげたオグディバス……するとやれやれといった表情へと変わる。


『フン……ここまできたら面倒だな……………。』


そう言ったオグディバスはパチンっと指を鳴らす!

すると彼の後方からワラワラと集まってくる魚人達。


『やれ………………………。』


オグディバスの声にわあああああーーーーーーーーーーーーーーっと街中から群がってくる魚人達。

私達もそんな襲い来る魚人兵達に身構える。


『はあああああーーーーーーーーーっ……大地の声よ…………ワシの声に耳を傾け力となれ……!』

『ストーーーーーーーーンショット!!!』


ダダダーーーーーーーーーっと激しく鋭利な石つぶてが彼らを襲う!!

ぎゃーーーーっと叫び倒れていく魚人兵たち。

それを見ていたキャリッシュちゃんもその力を振るう!!


『あなた達の相手は私だよ!!』


彼女の握った拳には爪が突出し構え飛び上がる。


『やああああーーーーーーーーっ!!』


スパスパっと襲い来る魚人達を斬りつけ凍らせていくキャリッシュちゃん。

そして私とサーベルさんの目の前には巨大な魚人オグディバスが立ち尽くしていた。

背後には震えるあくあちゃんがいるんだ。


『ここは僕がいこう………フェルノ殿はあくあお嬢様を守っていてほしいんだ。』

『分かった……気をつけて………………。』


私に笑みを見せるとその手に構えた槍を振るいサーベルさんが走り出す!!


『はあああああーーーーーーーーーっ!!我が主を…………………………………………………………………。』

『返せーーーーーーーーーーーーーーーっ!?』


ニタリと笑みを浮かべるオグディバス………そして飛びかかっていくサーベルさん!!

その時…………オグディバスはその背中に背負っていたなにかを取り出していく………その手には巨大な鉾が握られていた…………。


『クククッ……魔王様より預かったこの魔神具……その力に倒されるがいい。』


オグディバスは巨大な鉾をかかげると……地中から何かが聞こえてくる。


『ウォル………………バスター……………………。』


その時…………………ゴゴゴと何かの音が聞こえてくる。


『なんだこの音は…………………!!!???くっ!?はあああああーーーーーーーーーっ!!!』


サーベルさんの槍がドゴンっと激しい轟音を立てオグディバスの鉾と激突する!!!

お読みいただきありがとうございました。


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