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新!獣人世界へようこそ!~とある獣人はマジェストだった!?~  作者: 黒羽冥


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シーン14いざ!ケニージアへ。

私達のパーティーにアイスちゃんが加わり……私達はマジェスト協会という所へ行く事になった。

 これはケニージアという国にあるため……そう。

 なんと私達はあの憧れの女王様……アキニー様の統治するケニージアを目指すことになったのだった。

 パパとママには報告を入れた私達一行はケニージアを目指す…………。

 私達の住む街モーザンビークからケニージアまで。

 距離にして……数千キロ。

 徒歩で行くには約三ヶ月くらいはかかるだろうとの話だった。

 でもそこは冒険家であるパパの人脈もあり……私達はその遠すぎる距離を馬車移動で行ける事になったの。

 ◇

 ◇

 ◇

 『さあ……いよいよ出発だね!?キャリッシュちゃんも大丈夫?』

 『私はなんとでもなるけれど……まあフェルノはねえ……パパとママは大丈夫だった!?』

 『うんっ!大丈夫だったよ!でもあんな遠くまでの旅なんて本当に冒険らしくなってきたね!』

 『ふふ…………そうだね……本当に遠いもの……これはもう大冒険だよ。』

 キャリッシュちゃんもそう笑顔で言ってくれた。

 ◇

 私はパパとママにこれまでの簡単な経緯を話し……アイスちゃんの事も話したのだった。

 アイスちゃん本人からも上手く話をしてもらい。

 腕の立つアイスちゃんがいるという事で私の両親も遠出を許可してくれたのでした。

 アイスちゃんも冒険者…………そんなアイスちゃんに同行していくとの話で今回の旅の件は渋々ながらも納得してくれたの。

 

 『確かにアイスちゃんが冒険家で色々な場所へ行ってるから一緒に着いてきてくれと……そしてその先にはマジェスト協会がありそこへ行く為にケニージアまで行かなければならないとの話でやっと許可してくれたのよね?』

 『そうそう……!でもパパもママも心配性だからね!まあ仕方ないけどねえ。』

 『そうね…………でもさ……私もまだまだだなあ…………結局アンタのその力……えっと……アイスちゃん曰く……マジェストの力だっけ?魔神のフレアちゃんの力……それがなければ前回の冒険で私も危ない所だったからね……。』

 

 キャリッシュちゃんは悔しげにそう声にした。

 

 『ううん……でもほらキャリッシュちゃんのその身のこなしは凄いと思う!かっこいいもんね!?』

 『フェルノ………………ありがとう…………昔はフェルノを守る立場だったのに……今ではアンタ結構強くなったもんね。』

 

 昔からお姉ちゃんのような存在のキャリッシュちゃんは私にとって本当にかけがえのない大親友でもある……だから私達は今でも一緒にこんな冒険をしていられるのだ。

 

 『私にも………………そうねえ…………フレアちゃんのような魔神ってのがいればもっとフェルノの為に戦えるのになあ。』

『ありがとうキャリッシュちゃん。』

 

 私はキャリッシュちゃんのその言葉だけで本当に嬉しかった。

 そんな会話をしながら私達は馬車に揺られていた。

乗ったばかりの時はキャーキャー騒いでいた私達も今ではすっかり馬車に慣れていたのだった。

 

 『でもアンタのパパもさすがね……こうして知り合いの馭者さんに声をかけてくれてケニージアまでの道を快適に行けるしさ……歩いたら結構かかる距離だもんね。』

 『うん…………私もケニージアは地図で見たら遠くないのに実際はこんなに遠かったなんて全然知らなかったよ。』

『はあ…………アンタはまず地図の見方を覚えよっか…………。』

 『えへへえ………あっ!……それでさあ…………アイスちゃん?ケニージアはどんな所なの?』

 

 私の言葉に馭者さんの隣に乗っていたアイスちゃんが声をあげる。

 

 『あ……待ってて!今そっち行くからさ…………。』

 

 そう叫んだアイスちゃんが私達の元までやってくると腰を下ろす。

 

 『お待たせ………………………………ケニージアはね………このアフリエイトという広大な大陸の中の中心にある都市よ………………まあ大きさでいえば他にもっと巨大な国もあるけれど……アフリエイトでは中規模なくらいの国ね………昔は貧困者が沢山いる国だったらしいけど…でも数年前からこのケニージアは女王様である『アキニー様』が即位され…………平和で豊かな国になったと聞いた事があるわ。』

 『へえ………………本当にアキニー様って凄いんだあ。』

 

 私は憧れのアキニー様の話にテンションが上がってしまう。

 

 『あ…………そういえば…………その女王アキニー様も確か………………フレアちゃんの力を体現できるフェルノちゃん……あなたと同じく『マジェスト』らしいわね……ヤシュア様もそう言っていたわ。』

 『えええーーーーーーーーーーーーーっ!?』

 『女王アキニー様も…………マジェストなんだ。』

 

 私もキャリッシュちゃんもその話に興奮してしまったの。

 すると何か考えていた様子のキャリッシュちゃんがいた。

 

 『フェルノも………そしてアキニー様も………マジェストなんだ…………。』

 『キャリッシュちゃん!?』

 『えっ!?ああ…………ごめんごめん……………………』

 

 私の声に驚くキャリッシュちゃん。

 そんなキャリッシュちゃんに、これからまさかの出来事が起ころうとしている事に……この時はまだ知る由もなかったの。

 ◇

 ◇

 ◇

 お読みいただきありがとうございました。

 

 

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