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新!獣人世界へようこそ!~とある獣人はマジェストだった!?~  作者: 黒羽冥


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13/16

シーン13アイスちゃんの秘密。

私はアイスちゃんの言葉に返事を返していた。

 するとアイスちゃんは笑顔で語り始める。

 

 『私が今こうしていられるのは……実は私を助けてくれた人がいたの…………』

 ◇

 この身体は……この近くの森の中に倒れていたの…私が目覚め気がつくと深い森の中だった。

 私の身体は動かず……ただ……そこに寝たきりの状態だった。

 (消えてなかったんだ……でもこのままなら私は消えていく……でもそれでも私は構わないかな。)

 私はそんな事を考えていた。

 するとそこに誰かが近づいてきた事を知る足音が聞こえてきた。

 

 『あっ!?この近くかな…………不思議な魔力を感じているのよね………。』

 『そうか………ならまずは発見して……ヤシュア様に報告しなければな………………。』

 『ええ………でも……これは魔族の魔力…………気をつけないとね。』

『ああ……………そうだな。』

 

 そんな会話がなされていた。

 私は何も出来ず…………寝たきりだった。

 (あれは…………ヒューマンか………………だけど……消されたとしても……もう仕方ないか。)

 私は覚悟を決めていた。

 すると私はその声の主達に発見された。

 

 『いたわ!!ここよ!!』

 『おおっ!!???ここにいたのか…………これは……魔族なのか?』

 『そうみたいね…………でも………やっぱり……何か禍々しい魔力ではなさそうね…………えっ…………でもやはり……これはヒューマンの身体に入っているの?』

『分からない……だが……不思議な現象である事は確かだな…………。』

 『じゃあ連れ帰ってヤシュア様に見てもらいましょうよ。』

 『そうだな………………よし……俺が背負っていくぜ。』

 

 私はそうして男の背に担がれ…………とある場所へと連れられていったの。

 ◇

 ◇

 ◇

 次に気がついたのはどこかの建物の中だった。

魔族の私がこうして助け出されたのはヒューマンとしてだからなのだろうか。

 私はそう考えていた。

するとそこに入ってきたのは一人の老人だった。

 

 『ほっほっほ…………目が覚めたかのお?』

 『えっ…………………は…………はい。』

 

 私はゆっくりと頷く。

 そこはどこかの研究室のような部屋の中だった。

(やはり…………物珍しいだけか。)

 

 『力は回復してきたようじゃが………………君は魔族…………なのだろう?』

 

 私はもう知られていたのは明白……助け出されたけれども…………覚悟を決める。

 

 『はい…………私は確かに魔族です…………………………。』

 『そうか…………』

 

 老人はそう呟くと何かを考えているようだった。

 そして……………………………………。

 

 『魔王がいるこの世界…………魔族の脅威は精霊族…………そしてヒューマン族を支配しようとしている事はお主も知っている事であろう?』

 『はい…………それが私達魔族の存在理由でしたから…………。』

 『じゃがな……魔族とて…………意志を持っている者もいる事は我々も分かっている…………つまり……無駄な血は流す必要がなければ……争う必要などないと我々は考えるのじゃ……それが我々魔神と共に戦う『マジェスト』だからじゃ…………………………。』

 『マジェスト…………それは一体………………?』

 

 そんな私に魔神である魔族の力を制し……共に戦うマジェストという存在の話をしてくれたこの老人。

 

 『ワシの名は『ヤシュア』…………世界中に存在する、そのマジェストを束ねる者じゃよ。』

 『ヤシュア………………………………。』

 『ああ…………それでお主の名はなんじゃ?』

 『えっ?あ……ああ…………私は『アイス』という。』

 『ああ………ならばアイスよ………それで…………お主はどうしたい?我々と共に魔王と戦う意志はあるか?』

 

 私はその問いに固まっていた。

 

 『私は…………。』

 

 私はいつしか自分のこれまでの経緯を語ってしまっていた。

するとヤシュアはニコリと微笑むと告げる。

 

『ワシらヒューマンだとて……お主ら魔族だとて…………自分が思う前に目を向ける事に何も恥じる事はあるまいて……お主がそのフレアという魔族に憧れたのならその憧れを追えば良いのじゃ……それが例え……魔王の命令に叛いたとしても…………。』

 

 私はその言葉に震えた……魔王様は決してそれを許さなかった……魔族として生み出されたとしても自分の道を行けばいい……そう言ってくれたヤシュア。

 ◇

『そして私はこの身体を元々のヒューマンに返し……そしていつかフレア様と共に戦いたいと願うようになったのです。』

 

 アイスちゃんが話し終えると……いつしかフレアちゃんが姿を見せていた。

 

 『アイス……共にいくか…………?』

 『はい………………ずっと……お供させてください。』

 

 フレアちゃんに抱きつきすがるアイスちゃん。

 二人の友情の瞬間を見た私達はほっこりしてしまうのであった。

するとアイスちゃんが鼻をクンクンならす。

 まさか……………………………………。

 

 『そういえば……久しぶりにお会いしましたが……』

 

 アイスちゃんは冷汗を流すと………。

 

 『ちょっと…………匂います………フレア様。』

 『やかましいわっ!!!!????』

 

 こうして私達と共に行く事になったアイスちゃんなのでした。

 ◇

 ◇

 ◇

 お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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