一泡吹かせてやろう大作戦
アルテアはエーテルクリスタルとエーテルナノで大陸一の経済大国。俺、ユート・フォン・アルテア、元社畜の転生王子は、【物質交換】の後遺症で体はボロボロだが、資源革命祭で国民の笑顔とリアの「ユート様、最高です!」に癒された。ゼルディアのレオナ、エリュート部族のミラとも絆はバッチリ。けど、ガルディアの魔術師リゼットが祭りの夜にチラついた黒い霧、あの女、絶対なんか企んでる。
「受け身はもう終わりだ。こっちからリゼットにぶちかますぜ!」
宰相のジジイが目を丸くする。「王子殿下、正気ですか?!ガルディアに先制攻撃などと!」
「ああ、今日はこっちからぶっ放してやる! 準備しろ!」
リアが目を輝かせる。「ユート様、カッコいいです!」
レオナがニヤリ。「ユート、面白いことするわね。私も乗った!」
ミラが槍をドン!「ユート、部族の戦士も動くぞ!」
よし、アルテア、ゼルディア、エリュート部族の連合で、リゼットとガルディアにちょっかいかけに行くぜ!
現代知識をフル回転。エーテルナノと反重力鉱石を組み合わせて、新兵器「エーテルナノ爆弾」を開発! 爆発力ゼロで、敵の魔導兵器のエネルギーを吸収して停止させるチート兵器だ。ガルディアの魔導艦や反重力砲を一瞬で無力化!
「これでリゼットの艦隊をハメる!」
鍛冶屋とエリュートの職人が「ユート様、スゲー!」と量産開始。レオナが魔術で爆弾に追尾機能を追加。「ユート、これでガルディアの鼻っ柱折るわよ!」
だが、後遺症が再発。作業中に鼻血ドバっと、頭がガンガン。リアが薬を持って駆けつける。
「ユート様、無理しないで! 私が爆弾運びます!」
「リア、ありがと。けど、こっからは俺の交渉術だ!」
ガルディアの貿易港に、アルテアの高速ナノ船で乗り込む。俺、リア、レオナ、ミラ、騎士団を引き連れ、リゼットの魔導艦の前に堂々登場。
「リゼット、出てこい! アルテアからのお土産だ!」
リゼットが艦の甲板に現れ、不敵に笑う。「ユート王子、祭り気分で来たの? 無駄よ。」
「ハッ、こっちからケンカ売りに来たぜ! エーテルナノ爆弾、味わえ!」
ナノ船から爆弾発射! 魔導艦の反重力エンジンが一瞬で停止、港にドカンと着底。リゼットが目を剥く。
「なっ!? 私の艦が!?」
「リゼット、ガルディアの経済、俺が止める。降伏するか、交渉するか、選べ!」
国民が遠くで「ユート様! ぶち抜けー!」と叫ぶ。レオナが炎魔術で威嚇、ミラが槍で港の衛兵を牽制、リアが俺の腕を握る。「ユート様、絶対勝ちます!」
交渉の場、港の広場。リゼットが黒い霧をまとってキレ気味。
「ユート、よくも私の艦を! ガルディアの全軍でアルテアを潰すわ!」
「ハハ、やってみろ。けど、エーテルナノ爆弾は全大陸に配ったぜ。他国がガルディアの魔導兵器を嫌う理由、わかるよな?」
現代知識のブラフだ。エーテルナノ爆弾はまだ試作段階だが、俺の交渉術で押し切る。レオナがニヤリ。「ユート、いい嘘つくわね。」
ミラが笑う。「ユート、部族ならお前、最高の戦士だ!」
リゼットが歯軋り。「くっ……なら、こうよ!」
黒い霧が爆発、リゼットが新魔導アーマーを召喚。けど、リアがナノブレードで突進!
「ユート様を守ります!」
レオナの魔術、ミラの槍が連携し、アーマーを粉砕。俺は共振ナノ砲でリゼットの魔力を封じる。
「リゼット、ゲームオーバーだ。ガルディアの貿易港、アルテアが管理するぜ!」
リゼットが霧で逃げる。「ユート、覚えてなさい!」
ハンッ、典型的な逃げ文句だな
ガルディアの貿易港を制圧。エーテルナノ爆弾で魔導艦を無力化し、アルテアが港の貿易権を掌握。ゼルディアとエリュート部族も利益を山分け。国民が「ユート様! 無双!」と大歓声。
夜、リア、レオナ、ミラと王都のバルコニーで勝利の祝杯。
「ユート様、ガルディアをぶち抜きましたね!」
「ユート、ゼルディアももっと絡むわよ!」
「ユート、部族の誇りだ!」
後遺症でフラつく俺を、リアが支える。「ユート様、ゆっくり休んでくださいね。」
「ハハ、ブラザーたち、ガルディアをハメたぜ。次は全大陸、ボロ儲けだ!」
遠くで、リゼットの魔導艦が光る。新たな敵も現れる予感。けど、仲間と国民がいれば、俺は無敵だ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。次の話もどうぞ楽しみにお待ちください。