21 友人の家
お久しぶりです。6000文字前後が安定してきました。
「おはようございますなのです」
「おはようございます、シグマさん」
寝るのが遅かったせいでまだ眠い。が、聖教国に行った事は隠さなくてはならないので、悟られないようにしなければならない。
「⋯どうしてシグマさんが侍女服を?」
なぜかシグマが侍女服⋯もといメイド服を着ている。
「本人が着たいと望まれましたので⋯正式なものではないので、あくまでも侍女服風といったところですが」
どこからともなく現れたセセリアがそう教えてくれた。
風というにはあまりにも侍女服なのだが、風というには風なのだろう。そういうことにしておかなければならない。
「お母様が仕立てました?」
「はい。よくお分かりで」
こういうことに全力を注ぐのはあの人しかいないから分かりやすい。
「今日はなにかご予定はございますか?」
「今日は⋯そうですね。マーシャの家に突撃しましょうかね」
「マーシャ様⋯ですか⋯?」
「えぇ。一度も見舞いに来ませんでしたからね。事情は知っていますがそれとこれは別なので」
ふふふと笑みを浮かべる。我ながら怖いやつだ。現にシグマがセセリアの陰に隠れてしまった。
「ま、怒ってるわけではありませんが、向こうも気になってるでしょうし、私もあの剣がどうなっているのか気になりますので」
「そういうことでしたか。馬車をご用意いたしますか?」
「いえ。ついでにシグマと歩きながら色々教えていこうと思うので」
「承知いたしました」
陰に隠れてしまったシグマに微笑み、朝食を摂るために食堂に向かう。
久しぶりにこの屋敷でご飯を食べるな。ニーシャ兄上とか居るのだろうか。
「しぐまはここのごはんすきなのです」
「そう言っていただけると嬉しいですね」
「⋯⋯お姉ちゃんにも、とか思ってたりしますか?」
まぁ彼女はここよりも良いものを食べてるだろうが⋯
「おもうのです!」
「ふふ、そうですか。機会があればぜひ来てもらいましょうか」
「はいなのです!」
随分と元気になったものだが、元気になっても魔力がすっからかんなのはなぜなのか。
今度調べておくべきか⋯そこまで気にすることでも無いか。
そんなことを考えていると、食堂に到着した。
いい匂いが調理場の方からする。
「お二人はお座りになられていてください。すぐにお持ちしますので」
我が家では朝と昼はそれぞれの時間で摂ることになっている。
軍属の二人は朝が早いし、ニーシャ兄上もスーザ兄上もバラバラだからだ。昼はそもそもあまり人が居ない。
夜はできる限り必ず同じタイミングで食べる。
形式上の門限のようなものだ。
「メ〜アリ」
「ニーシャ兄上」
意外にも静かに声をかけられた。フェル兄上とルレイ兄上は崩れ落ちるか立ちすくむかのどちらかだったというのに。
「なんだい、変な物を見るような顔をして」
「いえ⋯静かに声をかけられたのが意外だったので」
私がそういうと、ニーシャ兄上不服そうな顔からきょとんとした顔になった。
「⋯僕はあの場に居たからね。情けない限りだったけど、目は割とすぐ覚めていたんだ」
つまり見ていたのか。殿下もこちらを見ていたから気づかなかったのだろう。
「それに、僕はずっと前からメアリにそんな心配性なことしてないでしょ」
確かにそうだ。過保護なことは確かに無い。
「今回のことで改めて認識したよ。メアリは僕より強い。僕らが心配する必要も無いってね」
「⋯⋯⋯」
ニーシャ兄上は昔から私の正体に勘づいている節がある。
たまに、より深いところを見られているような⋯そんな感覚になるのだ。
「⋯見たことを言いふらすつもりはないよ。それはメアリが望んでいないからね」
「そうしていただけると助かります。殿下にはいくつか教えてもいいものは教えたので、もし知りたければ殿下に」
「全部が全部隠したいというわけではないんだね⋯でもありがとう。殿下に聞いておくよ」
ニーシャ兄上と話していると、朝食が運ばれてきた。
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「そのひとは⋯こわいですか?」
「いいえ?怖くは無いと思いますよ。ただ今は分かりませんね。荒んでそうですし」
ミレーヌ家の屋敷に向かう途中、シグマからそんな疑問が飛んできた。
いろいろと今は大変だろうし、何よりシグマ相手だと分からない。
剣が原因だというのは分かっているとは思うが、それでも殿下と同じようになる可能性はゼロではない。
「私が居ますし、大丈夫だとは思いますが確証はありません。シグマさんも分かってるとは思いますが⋯」
シグマはこちらを向いて無言で頷いた。
シグマの罪、というわけではないが向き合う覚悟はできているようだ。
ちなみにミレーヌ家にアポは取っていない。取ったところで今は来るなと言われるのがオチだからだ。
マーシャの顔を見たいというのもあるが、あの神器のことも気になるのだ。
あの主神が干渉できない以上、私が見てやらないといけない。
そういえば聖女にあの主神の声が聞こえるか尋ねるのを忘れていた。
また今度聞いておこう。あの聖女には定期的に会いに行くつもりだ。
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ミレーヌ家の門には門番が二人も立っていた。
基本的に一人しか立っていないことが多いため、ミレーヌ家の警戒態勢が分かる。
「貴方は⋯」
「メアリ・ハル・ネーデルです。突然の訪問申し訳ありません。マーシャさんにお会いしたいのですが⋯」
「メアリ様でしたらどうぞ。マーシャから来るだろうと聞いておりますので」
マーシャに行動が読まれている。なんだか癪に障るな。
「マーシャさんと親しいんですね」
「⋯この家の人間とは基本的に仲が良いですよ。こういうのはなんですが⋯マーシャがこの家で生き残る為といいますか⋯」
「⋯⋯そうですか」
軽く考えていたが、この家におけるマーシャの立場は異常だ。
ミレーヌ侯爵家が魔法師としての実力で成り上がった家というのが原因なのだろう。
マーシャの元々の魔力量では魔法師になるには少なすぎた。
ミレーヌ家の長女としては恥晒しといったことなのだろう。
「執事長は居るか!」
「はいはい。そちらの方は⋯」
「メアリ・ハル・ネーデルといいます。マーシャさんにお会いするために来たのですが⋯」
「あぁ⋯こちらにどうぞ」
む、どうやら執事長はマーシャのことをよく思っていないようだ。
門番と別れ、執事長についていく。
通された部屋は所謂、応接間だった。
「呼んでまいりますので、こちらでお待ち下さい」
「はい」
執事長はそう言って出ていった。少し態度が悪いが、気にするのも無駄だ。
「すこし⋯こわいひとだったのです⋯」
「そうですね。うちの執事長とは大違いでしたね」
執事長なのだからあまり個人の感情を出すべきではないだろう。
ましてや同じ侯爵家の客人相手に見せるべきではない。
そんなことを思っているとドアがノックされた。
「お久しぶりですわねメアリさん」
「お久しぶりですマーシャさん」
入ってきたのは少し疲れた顔をしているマーシャだった。
「来るって分かっていたんですか?」
「見舞いに行けませんでしたもの。あなたなら来るだろうと思いましたの」
「完全にそのとおりで気に食わないですね⋯」
「⋯そちらの子供は」
「シグマです。あの剣を持っていた子です」
「やはり⋯でも元気になりましたわね」
そう言ってシグマに笑顔を見せるマーシャ。
「どうしましたの。そんな顔」
「いえ⋯なにも言わないんですかと思いまして⋯」
「この子に言ってどうしますの。裏に何か存在していることぐらい分かっていますわ。この子にぶつけても解決になりませんもの」
意外に理性的だった。殿下ですら珍しく感情を強く出していたというのに。
「というか紅茶すら出されていませんのね⋯今出してもらいますわ」
「あぁいいですよ別に。マーシャさんに出したいものもありますし」
「そう言うのであればそうしますが⋯出したいもの?」
マーシャにも別に隠す必要は無いので堂々と異空間収納からコーヒーを淹れるための道具を出す。
「⋯⋯なにかとんでもないことをしていますが後にしたほうがよろしくて?」
「終わってからなら聞きますよ」
そう答えながらテキパキと進めていく。
「それは⋯以前買っていたコーヒーとやらですか?」
「そうです」
「あまりいい話は聞きませんが⋯」
そんな話をしながら、コーヒーを淹れていく。
香ばしい匂いが広がる。
「どうぞ。苦かったらその砂糖を入れて混ぜてください」
「⋯これを飲むんですの?」
マーシャがまじまじと見つめている。見た目は確かに初めてだと飲み物とは思えないか。
「シグマさんはいつも通りでいいですか?」
「はいなのです」
シグマのはミルクと砂糖がかなり入っている。前の世界でよく売られているカフェラテぐらい甘い。
「一口目はそのまま飲むといいですよ。そこから好みに合わせてください」
「⋯飲んでみなければ分かりませんわね。いただきますわ」
マーシャが一口
「に、苦いですわ⋯」
「そこの角砂糖を入れてよく混ぜてみてください。少しマシになるはずです」
マーシャは言われるがまま、角砂糖を一つ入れる。そしてまた一口。
「まだ少し苦いですわね⋯」
そう言いながらまた一つ。
「これぐらいでちょうどいいですわね。あなたはそのままいきますの?」
「そのままが一番ですよ。紅茶もそのままですし」
「凄いですわね⋯」
やはりコーヒーはいい。この苦みがスッとさせてくれる。
「それで⋯さっきのあれは何ですの」
「異空間収納魔法。詳細は殿下に聞いてもらえれば」
「一般化したら大変な魔法ですわね⋯」
「一般化するほど簡単な魔法じゃありませんよ。属性魔法じゃありませんし」
異空間収納魔法は属性魔法ではない。が、身体強化魔法のようなものではなくしっかりとした術式が存在するので、難易度が非常に高い。
この世界の人間にはまず無理だ。だから教えても大きな問題はない。大々的にばらまくつもりも無いが。
「剣の方はどうなっているんですか?」
「⋯一言で言えば無茶苦茶ですわ」
だろうな。ミレーヌ家は分家が多い。この本家も含めお互いに押し付け合いだろう。
「どの家もあんなものを抱えたくないと言って一向に話が進みませんわ。この家もいくら家宝だったとはいえ、あれほどの物とは思っていなかったらしく、手放したいと思っていますの。だから押し付け合いですわ。私に押し付けられても困りますから、拒否しているんですのよ」
まぁそんな押し付けあったところで、あの神器はかなり消耗していて回復もしないだろうから、あれほどの力はもう出せないだろう。
と、いうのはあの剣の内包魔力が見えればの話だ。
この世界にあの剣の内包魔力を見る方法は無い。もちろんやり方が分かれば見れるのだが教える義理も無い。
「はぁ⋯ずっとこんなくだらないことを続けるつもりなんですわ。頭が痛くなりますわね」
「⋯⋯私が引き取っても良いんですけどね」
「今なんと?」
「引き取ってもいいと言ったんです。私はあの剣をそれなりに理解していますし」
「引き取っていただけるならとても嬉しいことですが⋯」
ミレーヌ家のプライドがそれを許さないだろう。他家の人間に渡すなど、はたから見れば手に負えなくて助けられたように見えるからだ。
それも同じ成り上がり侯爵家のネーデル家ともなれば尚更だ。
「あの剣は今どこにあるんですか?」
「この屋敷の地下にありますわ」
「見せてもらうことは⋯」
「良いですわよ。誰もいませんし」
誰も見張っていないのか⋯また盗まれてもいいのか?
ふざけた態度だ。
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「うっ⋯」
「シグマには影響が強いみたいですね⋯」
シグマの顔色が悪くなったのを見て、私は魔法をかける。
「これで大丈夫なはずです。どうですか?」
「だいじょうぶになったのです!ありがとうなのです!」
神器が発する神の力。神力と呼ぼうか。
この力は基本的に人に影響は無いのだが、極稀に強く感受する人が居る。シグマも恐らく感受性が高いのだろう。
「?」
マーシャはまるっきり無いようだ。おそらくあの剣を扱うためにはその感受性がなければならない。
主神が言っていたようにミレーヌ家はこの感受性が無い人間しか生まれない。だからあの剣はこの家にあったのだ。
つまり帝国はそのことをすべて知っていると見ていい。シグマまでの実験体も感受性の高い者たちだったのだろう。
「ここですわ」
倉庫のようになっている地下の一室、その扉にはどうやら魔法での施錠が行われているようだ。
「一応封印されているみたいですが⋯」
「この程度封印にはなり得ないのではなくて?」
「それはそうなんですけどね」
私は扉に触れると同時に丁寧に魔法を解除する。
「シグマさんは直視しないほうがいいですよ。そこまでの力は無いとは思いますが」
「は、はいなのです」
少し重い扉を開けると、そこにはあの剣が置かれていた。
壁に立てかけられるようにそのまま置かれている剣からは、神力が漏れ出ている。
一度解放されたために、抑えがきかなくなっているようだ。
「うぅ⋯」
私の魔法では少し抵抗が足りないらしく、シグマが苦しそうに唸っている。
「⋯垂れ流すのはやめてもらいましょうか」
「何がですの」
私がそう言うと剣から漏れ出る神力の方向が私に集中した。
「⋯いいでしょう」
剣に触れる。あの場では出来なかった解析を行う。
どうやらこのおぞましい神力は人為的に行われたようだ。
犯人探しには一ミリも興味は無いので人為的にいじられている部分を本来の形に戻していく。
「⋯!らくになったのです!」
私に集中していても感じていたのだろう。私が本来の形に戻したことで不快感が消えたのか、シグマがそういう。
「私にはさっぱりですわ⋯」
「ミレーヌ家の人間には分かりませんよ。そういう家系なので」
「よくわかりませんが⋯今後の心配がなくなったのでしたらそれで十分ですわ」
と言いながら、剣をまじまじと見ている。
『助かった、人の子よ』
「!?」
剣から唐突に声が聞こえ、マーシャが驚いて尻もちをついた。
「しゃしゃしゃ、喋りましたわ!?聞こえましたかシグマさん!?」
「き、きこえたのです⋯あのときとはちがうこえだったのです」
む、呑まれていた時とは違うのか。
『驚かせてしまったか。すまない』
「⋯あなたは神器の声と認識しても?」
『それで構わない。今はそれ以外無い』
気になる言い方をしているが今はいいだろう。
「⋯⋯記憶はありますか?」
『ある。そこの小さき人の子には申し訳ない。我が不甲斐ないばかりにつらい思いをさせてしまった』
「⋯⋯⋯」
神器の言葉にシグマは黙る。
「その意識があるなら結構です。ふざけたことを言ったら破壊しようと思ってましたので」
『⋯⋯我は今あの時と同じく恐怖を感じている』
シグマの私へのトラウマがやけに強かったのはこの神器の感情も加わっていたようだ。
「なにがしたいとかありますか?あと、何ができますか?」
『なにがしたい⋯か。ならばそこの小さき人の子を守らせてほしい。罪滅ぼしではないが⋯させてもらいたい』
「それは構いませんが⋯あなた多分シグマからは嫌な記憶しかない存在ですよ?」
シグマはさっきからこの剣を一度も見ていない。ずっと下を見ている。
『ならば普段は姿を変えよう。これならばどうだ』
その言葉の後、剣は足先が白い黒猫に変わった。
そしてシグマの足元に向かう。
「!」
『小さき人の子⋯シグマといったか。主を守らせてはもらえぬだろうか』
剣から問いかけられたシグマは答えに迷っているようだった。
本当にこの提案を受けていいのか、この剣の言葉を信じていいのか。
そういった風に見えた。
「シグマさん。その剣が言う事を信じるか信じないかはあなたに任せますが⋯⋯少なくとも、あなたが望まないようなことをするのであれば私がどうにかします」
「⋯⋯⋯」
私が言えるのはここまでだ。本人らの意思まで曲げるつもりはない。
神器がシグマのことを守りたいというのは本心であるのも分かっている。
シグマが神器に対して不安なのも分かっている。
だから私ができるのは保証だ。お互いにとって不安を無くせる保証。
「しぐまにとって⋯えっと⋯その、いやなことだったのです。もういやなのです」
『主の望まぬことはせぬと誓おう。我が名⋯今は神器バーラントか。この名に誓って』
バーラントという名前なのか。今知った。
名に誓うその覚悟、気に入った。
シグマ次第だが。
「⋯わかったのです」
ずっと差し出されていた黒猫になったバーラントの手をに、シグマが触れる。
その瞬間、魔法陣が展開される。
『動じなくてもよい、主よ。これは契約の魔法だ』
「⋯⋯⋯」
せめて先に一言は言うべきだな。特にシグマには。
『む、配慮が足りていなかったな。すまない。あまり⋯人とは接したことが無いのだ』
「だ、誰と会話していますの⋯」
ごもっとも。むやみにに心の声に返事するべきではないな。
『この契約魔法には立会人が必要なのだが⋯』
「私がなりましょうか。その方がシグマも安心でしょうし」
『頼む』
契約魔法に書かれている条項を確認する。
ほとんど隷属契約と変わらないような内容になっている。
これでいいのかバーラント⋯
「ひとつだけ書き加えても?」
『構わぬ』
「では、あなたの主の項目に私の名も追加します」
『最初からそうするべきであったな。すまない』
これで私にも命令権が生まれるので、いざという時の抑止力になる。
『これで契約を完了とする。主よ、これからよろしく頼む』
「よ、よろしくなのです」
これで一件落着か。まぁ神器を他人の手に置いておくぐらいなら身内に引き込んだほうが楽だ。おっかないのには変わりはないが。
「ちょちょちょ、ちょっと待ってくださいまし!」
「なにか?」
「なにかじゃありませんわよ!このまま流れるように剣を持っていくつもりでしたわよね!?」
ちっ。バレたか。面倒だからシレッと持っていってやろうと思ったのに。
「何も困ることはないと思いますけど」
「私としては困りませんが、私にはその剣に関する権限なんてありませんのよ?そのまま持っていったらただの窃盗ですわよ」
やはり面倒だ。持っていくためには会いたくもないミレーヌ家の当主と会わなければならないのか。
マーシャから以前、色々聞いて嫌いなのだ。
「心底会いたくないって顔してますわね」
「会いたくないものは会いたくありませんからね」
「正式に持っていくためには会うしかありませんわよ」
二度目の窃盗となるとミレーヌ家の立場が悪い。嫌いだからといって没落させたいわけではない。
つまりちゃんと許可を得たうえで持っていかなければならない。
「今はここにいますから、さっさと終わらせるべきだと思いますわ」
「⋯⋯そうですね」
気が重いがそうするしかないだろう。
私たちは剣が置かれていた部屋を後にし、話をつけるために地下から出ることにした。
設定集みたいなのは需要あるのでしょうか。
個人的な備忘録として書くのも良いかもしれません




