冬の旋律
コンビニで買ったカップ麺
出入り口にあるポットでお湯を注いだ
外に出ると別世界のように寒かったけれど
感じられたのはお互いの温かみ
こんな気持ちになったのは
何度目かわからないけれど
誰といたとしても
あなたのことは変わらずに好きだよ
手を取り合って付けていった足跡
残っていったのは雪のおかげ
恋愛の神様はこの人だなんて
言ってはいないけれど
二人を優しく包む
鮮やかな電飾
それでもお別れだよ
あなたとの間に流れる旋律
嬉しいことがあって笑う日も
哀しくて涙が溢れる日も
分かち合うことができないのなら
そんなものは必要ないよ
歓喜の歌
降り積もる雪に感謝を
これでお別れだね
余韻に浸るあなたとの旋律