こちら異世界対応対策室三課!!
異対三課 岡山県某所 日付不定00時13分・・・
濃く重い霧の中の村に異対三課の女性2人組が国内に発生した異世界に対応するため訪れていた・・・
2人組の1人は長身でおかっぱヘアー、耳口には無数のピアスがありスーツを着こなした出で立ち、右手には釘が無数に釘が打たれている木製のバット、バットにはホームラン凪と斜体で名前がペイントされている。左手には拡声器を持っている。
もう1人は身長は低く腰までとどくほとどのらせん状のツインテールでゴシックロリータを着こなしている、両の手には狩猟用の狙撃銃が抱きかかえられている。
2人が訪れた村には霧でよく見えていないが村人だった者たちが蠢いている。あるものは人の形は保っているものの目から血を流し、話す言葉は聞くに堪えないノイズが混じっているはいるがあいさつや日常で使用していた言葉をしゃべっている。またあるものは頭部が肥大化しもはや人の頭部といえない状態だが動いている、まるで虫のように羽が生えておりその羽で空を飛んでいる。またあるものはブリッジした状態で4足歩行を行っている。
バットを持っている女性が村人だった者たちに左手の拡声器を向けた。
「こちら異対三課、これより国内の異世界浸食の対応を開始する!」
拡声器で拡大された声を聞き村人だった者たちは一斉に2人に向かっていく。
バットの女性は左手の拡声器を地面に放り投げバットを目線の位置に水平に持ち上げ構えた。
バットは持ち上げられた途端、突如として青白い炎で包まれた。
向かってきた村人だった者をバットを振り下ろす、鈍い音とともの村人だった者は青白い炎に包まれ全身をやかれているのか地面でのたうち回っている。
その姿を見た別の村人だった者たちはきびすを返しノイズ交じりの悲鳴を発しながら2人から逃げていく、しかしその後ろから激しい打撃音とともに村人だった者の頭がはじけ飛んだ、もう1人に狙撃されたのだ。
1人が狙撃しもう1人がバットで殴る行為を数十回と繰り返し村人だった者の数はほとんど青白い炎に包まれそこかしこで地面に倒れ込み苦しんでいる。
約30分後、最後の村人だった者を狙撃し燃やす。
これにより国内の異世界浸食は2人組によって阻止された。