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詩のようなものたち

貴方へ

作者: 暮 勇

顔も知らない

貴方への手向けとして


身体の中を勝手気儘に

苦しみしか与えぬモノへも

貴方はきっと愛を傾け

親しき人へと

それを分け与えていたのでしょう


もう、この世には居ない貴方へ

私が尊敬する彼への

大きな道標の一つとなった

何よりも大きな命への

たった一つの敬愛を込めて


病める時に側にいたであろう

多くの人々のために

たった一つの我儘を


どうか笑ってやってください

涙しか流せぬ生者のために

そんな愚かな執着などと

笑って一蹴してやってください


そうすればみんな

貴方の尊き命のために

笑って生きて

ゆきましょう


もうこの世にいない

顔も知らない貴方へ

きっと届かぬこの一編を

ひっそりとここに

捧げます

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