8.急に大人のADHDや大人の発達障害が話題になるようになった理由
単発版が長くなりすぎたので、分割改稿するものです。
内容は大筋では変わりません。
とりあえず、後半は分割しただけです。徐々に改稿します。
■急に大人のADHDや大人の発達障害が話題になるようになった理由
発達障害は、先天的なもの、持って生まれた能力によって社会生活に問題があるという障害ですので、ほんの数年前までは、子供のうちに判定を受ける必要がありました。
ごく最近まで大人になってからADHDの判定が出る例はほとんどなかったのではないかと思います。
生まれつきのものなので、大人になってから発達障害が発症することは無いからです。
最近になって、子供のころ見落とされていたADHDが大人になって判明するパターンが認められて、大人が治療を受けるためのハードルが大きく下がりました。
そのため、最近になって大人のADHDとかいう話が出回るようになったのです。
なぜ今頃そんな話が出るかというと、たぶん、ネットの普及で生き辛さを感じてる人の話を聞きやすくなったとか、新しい薬ができたとか、労働力不足を補うために投薬で労働力化できるなら、労働力として使おうと言う判断があったのか、そんなところでしょうか。
メディアで目にする機会が増えた理由は、宣伝する予算が生まれたからです。新たな市場ができたのです。
ADHDが増えたのではなく、ADHDに認定されるハードルが猛烈に下がったのです。保険適用で治療が可能になったのです(治るわけではありません。薬で症状を緩和するだけです)。
そこで、私もADHDの簡易チェックシートをやってみると、ADHDの疑いありなので病院に行くことにしました。
いえ、べつに、チェックシートで初めて知ったとかではないです。
わざわざ、こんなチェックシート用意するほど、大人のADHDのハードル下げてるのか!と思ったのです。
今まではわざわざ病院行っても、「ああそうですか」でスルーされる予感しかしなかったので行く気なかったのですが、このときは行ってみようかなと思ったのです。
薬出て後回し癖とか少し改善したら嬉しいなというのもありますが、何より、そもそも何がおかしいのか知りたかったのです。
妻には”お前のように働けてるやつに障害の判定出るかボケ”的なことを言われましたが、私は割と、何かしらは出るだろうと思ってました。
私は元から明らかに普通と違うと感じていたからです。
それにこれはフラグだと思ったのです。何かが起きるはずと思いました。
私は基本めんどくさいので何もしません。
今日行かなくても構わない状況で病院なんか自分から行きません。
でも行こうと思ったのです。
しかも一度も行ったことも無い精神科です。ハードル高いです。
(でも歯医者に行くほどの勇気は必要無かったです)
どの病院行くか調べるとか、凄くめんどくさいです。
予約入れないと診てもらえないところです。
そこに営業時間中に予約するとか、凄くめんどくさいです。
しかも1件目は空き無しで断られました。凄くハードル高いです。
いつもなら既に心が折れてます。
でも、このときは凄く頑張ったのです!
幸い2件目で予約とれましたが、行かなくても死なない状況下で、わざわざ1ヶ月、2ヶ月先の予約入れて、その日に病院行くとかADHDの人には相当難易度高いです。
死にそうなら病院行きますが、別に死なない状況下で、そんなめんどくさいことしてまで自分から病院行こうと言うわけです。
これは明らかに異常事態です。
だから、何か起きるだろうと思ったのです。
昔からこういう異常事態になると何か起きる事を経験的に知っていたからです。
ADHDの人が自分から動くと言うことは、何かよほどのことがある場合に限られるのです。
なので、よほどのことがあるのです。
もちろん、よほどのことはありました!
診てもらったら、あっさりADHDになりました!
1回目は軽くカウンセリングみたいなのをやって、たいした話はしませんでしたし、聞かれたこと答えた程度で自分から異常行動を報告したつもりもないのですが、明らかにおかしかったようです。
あんな些細な会話でバレちゃうのかと思いました。
2回目がIQテストで3回目が診断でした。
おかしいのは即確定しました。単にIQテストの数字が猛烈におかしかったからです。
たぶんドラゴンボールで例えたら、サイヤ人におけるベジータくらいのエリートです。
もちろん、悪い方向でです。滅多にいないほど酷いレベルだったのです。
これだけ差が大きいと、まあそりゃ日常生活で苦労するよねという感じでした。
私はぱっと見では思ったよりまともだと思いましたが、実際はそう滅多にいないくらいおかしい数字でした。
平均は適度で割と良い数字なのですが、凸凹が激しいのです。
別にインチキしたわけじゃ無いです。素でそういう数字なのです。
だから子供のころ死んだほうがマシだと思うほど困っていたのです。
普通の人は高いなら高いなりに、低いなら低いなりに項目がだいたい揃ってます。
低すぎれば知的障害ですが、項目ごとの差が激しいと発達障害になります。
ただ医者は診断で結構困っていました。私のは、典型的なADHDっぽい凹凸と違っていたからです。
私自身が低いと言う自覚のあったワーキングメモリが平均的な数字だったのです。
ADHDだと普通この項目はその人の他の項目より低目に出るのです。
細かく見ると、確かに単純なテストは低いのですが、ワーキングメモリの項目の中に算数と言う項目があります。その項目のせいで低く出なかったのです。
私は暗算は苦手です。計算自体得意ではないです、100円程度のものを5個買ったら500円少々だろうというどんぶり勘定しかしないです。割り勘とか計算機使います。
しかも数字を紙の上ではなく、話を聞いて暗算です。ワーキングメモリの低さと計算の両方で苦手意識を持っている私にとっては、苦手に苦手を掛け合わせたような項目なので高い数字が出るわけが無いのです。
それが私の認識です。
でも高いのです。なんであの程度で算数高く出るんだよ!!と思いました。
つまり、私が低レベルだと自覚しているレベルが人並みよりずっと上だったりするのです。
逆に私が普通だと思ってることが人並みより遥か下ということもあるでしょう。
そもそも私にとっては、わざわざ調べて予約とって病院行くことは、本人が異常事態発生と認識するほど、とても難しいことなのです。
つまり、人と難易度の感じ方が違いすぎるのです。
私にとってはわざわざ調べて病院予約して通院するより10万文字書く方がずっと簡単なのです。
この話も、元は30万文字くらいありそうな話の一部です。
ちなみに、私はライター(記事書く職業のことです)になるまで文章書いたことがほとんどありませんでした。
エッセイはもちろん、読書感想文とか日記とか作文とか卒業文集とかもです。ほとんど書いたこと無いです。宿題もやらないしノートも取りません。
理由はもちろん興味無いからです!
インターネットもケータイメールも普及する前でしたので、当時の一般的な人は、仕事などで最低限必要なこと以外で文章書くのは年賀状くらいのものでした。
感想文とか、学校卒業したら一生書かない人が殆どだったのです。
そのため、文章書ける人は少なかったのです。書かないからです。
書いても人に読ませる方法はあまりありません。
極一部の人が、雑誌の読者ページに投稿して載る程度です。
私は学校には出席とるために行ってました。出席さえすれば、あとは卒業と関係が無いのでやらなかったのです。なので卒業文集に私のは入ってないと思います。
でも、ライターになれば書けます。書く必要があるからです。
私には意味とか需要が必要なのです。手段を教えられても意味がわかりません。
それは私には必要の無いものですし、そもそも、企業は学力を直接必要としていないのです。
なので何故良い会社に入るために勉強しろとか言うのか意味が分からなかったのです。
しばらくは疑問を持ちつつもやっていました。
でも、全力でやっても努力が足りないと言われます。
それで足りないなら無理なので諦めました。
意味のわかからないことやらされても理解できません。
だから、時間をかけてやっても意味が無かったのです。
やってもできないので、当時、私は自分はただの落ちこぼれだと思ってました。
私が知りたかったのは、なぜこんな無意味なことをさせようとして周りの人間が大騒ぎするのかという、その理由であって、学校そのものや授業なんて何の興味も無かったです。
そんなのが普通の人のわけがありません。
お気づきかと思いますが、この話は私が小学生のころ疑問に思っていたことがベースになっています。
いろいろ子供のころの話とか、ワーキングメモリの項目で算数だけ妙に高いのも変なので、総合で判断してADHDになりました。
IQテストはかなりテキトーなテストです。傾向を見るだけです。すべての人でそれなりに正しい数字が出るわけではありません。そもそも平均から外れた人では顕著です。
私の場合は、考えれば答えられる項目すべてにプラス補正が入ってしまうので、苦手項目が数字に素直に出にくいのです。
元々凹凸的におかしいのは確定なので、あとはどのグループに振り分けるかってだけの話です。
ASDやLDは無さそうなので、ADHDになり、薬は出ました。
で、医療費が安くなる書類持って行ったら実は私は自分が障害者だと言うことに気付きました。
窓口が障害で、書類も障害者自立支援の書類だったからです。
(べつに、”障害”が”障がい”になっても、私は良い印象は持たないです)
ちょっとびっくりしました。
でも、問題ありません。
子供のころから自分はおかしいと思っていたからです。
ただし、死ぬほど困ってた子供の時に助けてくれよ!!と思いました。
そして薬には副作用があります。食欲無くなるし気持ち悪くなるし。
さらに、想像力が落ちるからクリエイターは飲むと困ることがあるという話もありました。
私はクリエイターでは無いので困りませんが、とりあえず、どれだけ想像力が下がったのか試してみることにしました。理由はせっかくだからです!!
そして、通勤中でも文字なら打てるので小説を書くことにしました。
なので、本当に処女作です。そもそも、それ以前に小説書こうと思ったことが無いからです。
↓
加齢臭と転移する竜 ~ 異世界で終活はじめました!…… ~
<<https://ncode.syosetu.com/n8898ej/>>
でも、書きはじめると読んでくれる人が居るわけです。
途中で連載辞めたら、終わるのを前提に途中まで読んでくれた人の時間が無駄になってしまいます。
なので、最後まで書く。そこだけは守ろうと思って書き始めました。
そして、それを最後まで投稿しなければなりません。
どんな理由で書き始めたとしても、人の時間を消費する以上は、ある程度話の通った、まともなものにしなければなりません。
何故なら、私自身、期待して読んでた話が途中で終わったら腹立つからです!
なので、先に一通り最後まで話を書きました。
普通は簡略化した流れ、プロットと言うのを書くらしいのですが、私の場合は、小説書いたことが無いので、そもそも自分が小説書けるかわからなかったのです。なので最後まで荒っぽく話を書きました。
そして、ちゃんと話が繋がって終わることが確認できました。
小説の方は、4ヶ月くらいで終わるつもりが半年超えても終わりそうもありません。ちょっと困りました。
内容は異世界テンプレチートハーレムモノの要素がそのままなのですが、トイレの神様が終活する話になってしまいました。敵と戦うより、まずはトイレ問題の方が気になりますよね?