私は探している
雪。
それは誰にでも。
風。
それは誰にでも。
雨。
それは誰にでも。
太陽の光。
それは誰にでも。
空気。
それは誰にでも。
花の香り。
それは誰にでも。
リンゴの木。
木は相手を選ばずに。
分けてくれる。
分けてくれる。
分けてくれる。
分けてくれる。
神の神業がこんなに美しいのに。
美しいのに。
地球は何も変わっていない。
変わったのは。
変わってしまったのは。
楽園を追い出されたのではない。
勝手に出ていった。
出ていかざるを得なかった。
何故なら、好奇心が芽生えてしまったから。
世界の端々を見てみたいと思ったから。
もう、同じ所には居られなくなったから。
そのくせに、人は欲しがる。
愛を。
無償の愛を欲しがる。
あげているのに。
気づかず欲しがる。
まだまだと。
もっとと。
あげているのに。
世界はこんなに綺麗で。
世界はこんなに美しいのに。
世界はこんなに無償の愛で溢れ輝いているのに。
人間に無償の愛はないのか。
見知らぬ人に。
全く関係ない他人に。
自分の財産を分けて、癒しを与える人間はいないのか。
性の利害もなく。
実の利害もなく。
何も利害なく。
ただ、与える。
それが出来る人間はいないのだろうか。
居たら貴重な存在だ。
守らねば。
癒さねば。
時が来れば迎えに行かねば。
会いに行こう。
会って抱きしめたいのだ。
感動をありがとうと。
いないのだろうか。
どうだろうか。
昨日は見つからなかった。
今日はどうだろうか。
いないだろうか。
もう少しだけ探してみようか。
私は探している。
迎えるべき人間を。
このー。
楽園の湧水の近くのテーブルで。
お茶とお菓子を用意して。
既に迎えた者達と共に。
私は探している。
さあ、今日も歌いながら探そう。
祝福と光の波動を乗せて。
人間が私を想い作ったこの歌を。
アメイジンググレイスという歌を。
全界に響くように。
End




