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私は探している

作者: セロリア
掲載日:2017/05/03

雪。


それは誰にでも。


風。


それは誰にでも。


雨。


それは誰にでも。


太陽の光。


それは誰にでも。


空気。


それは誰にでも。


花の香り。


それは誰にでも。


リンゴの木。


木は相手を選ばずに。


分けてくれる。


分けてくれる。


分けてくれる。


分けてくれる。




神の神業(みわざ)がこんなに美しいのに。


美しいのに。




地球は何も変わっていない。



変わったのは。


変わってしまったのは。



楽園を追い出されたのではない。



勝手に出ていった。


出ていかざるを得なかった。



何故なら、好奇心が芽生えてしまったから。



世界の端々を見てみたいと思ったから。


もう、同じ所には居られなくなったから。


そのくせに、人は欲しがる。


愛を。


無償の愛を欲しがる。


あげているのに。


気づかず欲しがる。


まだまだと。


もっとと。


あげているのに。


世界はこんなに綺麗で。


世界はこんなに美しいのに。


世界はこんなに無償の愛で溢れ輝いているのに。


人間に無償の愛はないのか。




見知らぬ人に。


全く関係ない他人に。


自分の財産を分けて、癒しを与える人間はいないのか。



性の利害もなく。


実の利害もなく。


何も利害なく。


ただ、与える。



それが出来る人間はいないのだろうか。



居たら貴重な存在だ。



守らねば。



癒さねば。



時が来れば迎えに行かねば。


会いに行こう。


会って抱きしめたいのだ。




感動をありがとうと。





いないのだろうか。




どうだろうか。




昨日は見つからなかった。




今日はどうだろうか。




いないだろうか。



もう少しだけ探してみようか。



私は探している。



迎えるべき人間を。



このー。



楽園の湧水の近くのテーブルで。



お茶とお菓子を用意して。



既に迎えた者達と共に。



私は探している。



さあ、今日も歌いながら探そう。


祝福と光の波動を乗せて。


人間が私を想い作ったこの歌を。


アメイジンググレイスという歌を。


全界に響くように。



End

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