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会議ですか

「アレがどうしてもダメな人間は確かにいる」


「はい」


アレとは、死んだ〇ですが、言葉にするのも恐ろしいのであえて伏せ字にします。


「まぁ、飯も食う気なくなるからな。怖じ気づくのもわかるしあまり気にするな。」


「はい?」


説教かなと考えてたら、アランに励まされた。

顔をしかめた後、パタパタと手を振りながら真剣な顔でアランが告げた。


「いや、実際思い出したくないくらい気持ち悪いからな…」


「まず臭いがやばいから、臭いがしたら確認なんかしないで立ち去るのが一番だとは学んだよ」


ライズが何も言わないのは、何故かと聞いたら、スラムでは度々転がってる事があったそうだ。


「アランとマイトは俺ほど荒事になれてないからサラと感覚変わらないからね。我慢できるほどの無茶はしないよ」


「多分サラが想像するよりずっと悪いぞ。冒険者カード持ってけば、家族とギルドからそれなりに報奨金がでるから、貴族の場合は割と期待できるが、普通は絶対に割に合わん」


アレ発見の報告が義務みたいに教えられるけど、実際には善意の報告扱い。罰則はないから向こうでも正義感とかがかなり強い人でないと耐えられなかったとの話。


「だが、せっかくパーティー組んだんだから冒険には行きたいから、魚でも釣って市場に持ち込むくらいはするか」


「川魚の卸業なんて需要ありそうか?」


「わからん。今からマイ…いや、ライズと二人で市場にいって聞いてみよう」


マイトは私と留守番さ。王都と違ってコッチは川魚中心。魚は漁師が市場で売るのが普通だけど、マスくらいの獲物なら大きさ次第で買い取って貰えたはずだと、は三人に話した事あるんだよね。


基本的に、漁師の縄張りを荒らさないのであれば何を穫っても起こられない。


「市場の漁師が、朝早くにきったない川で漁をしてたりします」


「サラ…なんで、そんな情報ばっか知ってるんだ」


「そうゆう人に、希少な薬草教えて貰ったんだよね」


真面目に希少な透明なキノコがドブ川の欄干の下に群生してるなんてのもあるしな。


「もしかして、王都にもそうゆうのあるのかな」


「条件が合えば生えてる可能性はあるみたいよ」


そのキノコ、噴水脇の苔に混じってたりもするから割と目にはする。


ただ知らないから穫らないだけじゃなくて、知ってる人が採取しちゃってるから王都じゃ探しても見つからないかも。

狙い目は料理屋から流れる土管の中です。


栄養満点?


「サラ、夕方には帰るから二人で夕飯の支度頼むね?」


「「りょ」」


最近誰かとハモるこれお気に入り。



「さて、何作ろっか」


ウサギのシチューが中心なんだけど、サイドメニューがねー。ジャガイモをつなぎにしたミンチ肉の団子は好評なんだけどね。

漁をしにいくなんて話をした後だから、それこそ魚を食べたくなるよね。


「とりあえず、ウサギの肉を骨から外しとくよ」


マイトが、魔法袋からウサギを取り出してナイフで肉をそぎ始めた。


上手く削げないのかボロボロに削がれた肉が並べられていく。

「で、骨を軽く砕いてシチューの中にだっけ?」


「そう、それで頼むね」


私は私で、ジャガイモの皮を洗って鍋に入れていく。


関節周辺はチューリップみたいになってるし軟骨とかダシとれるからね。


マイトが居れば新しい肉の投入いらないよ。


「下味つけたら鍋に蓋をして放置…と」


「ジャガイモが茹で上がってからまた作業だね」


後はジャガイモが冷めてから小麦粉を軽く混ぜながらつなぎにして、今日は一口大にした肉を包んで油で揚げるだけ。


ミンチ肉じゃなくて良かったのか悪かったのか解らないが、今日はウサギ肉の包み揚げだね。

いつもは、グチャグチャに混ぜて揚げるだけです。


やる気があるのはいいんだけど、細かくするのを頑張り過ぎるのがマイトの難点です。

ヒャハー( ̄人 ̄)砕く潰すワロス

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