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たりないⅡ【10/3修正】

ぶっちゃけ、衝立が置いてあるだけで風呂場に扉はない。


奥に台所脱衣場お風呂で並んでるけど、衝立がなかったらお風呂場まで全部まる見えだよ(ハート)




┏----┓


┃風呂階段┃


┃脱衣  ┃


┃台 居間┃


┃所    扉

 

┗――-―┛





WW一階の間取りっぽいもの配WW


もともとは、食料保管庫とかでお風呂場なんかなかったんじゃないかな。


誰かが密かに作った。

そう、例えばマイルズさんとか…。

お風呂が白いレンガで出来てるんだけどさ、排水溝がないんだもんよ。

ちゃんと下に温めるための竈もあるけど、水抜きとか魔法使える前提のお風呂でした。


さらに言えばトイレはない。

お風呂場に“トイレ壺”が置いてあるが、少し歩けば地区共同のトイレがあるのでメインはそちらを使用してる。


見た目割といい物件なのに、時代遅れのすごい不便な家だった(笑)


今はどこも下水道から川に流す仕組みが有るんだけどね。



「お風呂あがったよ」


服を着て脱衣ばから出てくと、マイトは居らず、アランが床ゴロしてた。


それとわかるほどスッゴい脱力してる。


「早かったな、次は私が入らせてもらうぞ」


「どうぞぅっ!?」


むくりと上半身を起こしただけなのに一息に服が脱げていた。


-お兄さん全裸よ?


でも、突っ込まない。

アランって貴族だから小さい頃から他人に見られ慣れてるらしいのさ。

貴族なんかは、メイドに手伝われるのが普通で羞恥心があまりない。


でもってモラルもない。


それ以前に、どうして着ていた服が脱げたのかが謎すぎて他はどうでもいい。


「あいつ等も呼んできてやってくれ」


アラン兄さんは、キュッと男らしい尻エクボをさらしながら脱衣場に消えてった。


そうか、アランには脱衣場がいらねぇのか一つ勉強になった。

基本的に、思いついたら即行動する性格みたいだから確実に崩壊しているモラルに関しては何も言うまい。


、脱がされた服を隠s…、いや階段上のマイトに伝えておこう。


「マイトありがとね」


「なにこれ?」



キチンと畳んだ服をマジマジと眺めるマイト


「目の前で、アランが脱皮したから運んできた」


着替えなんて支度してやらない。

これはきっと善意の行動なのさー。


「…アイツ、ちょっと下行ってくるよ」


心当たりがあったらしくて、マイトは下に下りていったが、アランはどんな気持ちで二階まで歩いてくるんだろう。


-全裸で。


多分、何にも気にしないんだろうな。


で、困った事に小腹が空いたよ。


夕飯から二時間か、前ならマスターんとこで残りもんのシチュー食べさせてもらってた時間だよ。


魔法袋にバラバラ入れあるっていったっけな。


台所で焼いて食べちゃうかな。

二人は風呂入ったからライズに使っていいか聞こう。


ハシゴを上がって屋根裏にいくとクチャクチャと水っぽい音がした。


-イカ臭い


「ライズ、ちょっといいかな?」

「んへ、サハンどほしはの?」

サハンで誰だわ?


コップ酒を片手にスルメ炙って食べてよ。

聞き取り辛いったらありゃしない。

それからお酒は15以下禁止だから16のライズはわりと問題ないのよ。


「魔法袋のバラバラの肉貰っていいかな?」


「焼くの?たくさんあるから焼くなら食べるよ」


ライズは、手の平に“んぺっ”と生砕きのスルメを吐き出してからオレと話を始めた。

食べながらだと行儀悪いとか話してたけどさ、それはどうなのさ。

ご飯はともかく、スルメとかガムを吐き出して、また口に戻すのは行儀云々よりも、ひたすらきちゃないと思うよ?


あと、沢山あるからいいよでもなく食べるよなんだ、使っていいなら、料理っくらいいくらでもするから構わないけどさ。


「じゃあ、作るから頂戴?」


「よし、それじゃ一緒に下に行こう」


そういって、ライズは吐き出したアレを再び口に戻した。


………………むう。


コップ酒そのままに酒瓶だけもって歩いてきたけど、なんで飲みかけのコップ酒をそのまま残してきたの?


埃はいるよ?


「あっちはチビチビやる用だから」


オレの視線に気づいたライズがそう話したが同じじゃないの?


「…いや、ちょっと人に言えないような薬もまぜてあるからまた後で飲む」


「…………」


―ナンノクスリダ?


とりあえず、ヤバい薬じゃない事を願ながらライズを伴って下に下りていく。



ライズに魔法で竈に火を入れてもらい、水をはった鍋を火にかける。


みんなも食べたいだろうしと、二匹ぶんくらいの肉片をわたされた。


皮を剥いで一口大に切り、沸騰しはじめたらウサギを投入。


さらに足元では、串に刺した肉を竈の直火で焼きだした人がいたが、正直それは邪魔で仕方がなかった。


思いつきで始めたみたいだけど、足元チョロチョロされるとうっとおしいです。



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