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なんとかセルジュと別行動をとることに成功したマルーは

お目当てのあの店に到着していた。


「…………!あったっ。」


ガイドブックに載っていた、ブルートルマリンのピアス。

………よかった、と胸をなでおろすマルーの目に

エメラルドのピアスが映る。


ブルートルマリンのピアスか、

自分の瞳の色のエメラルドのピアスか、

どちらかをプレゼントとするとしたら

セルジュはどちらの方が喜ぶだろうか。


「そちらのピアスが気になりますか?」


そう言って声をかけてきたのは

店の女性店員だった。


「今たいへん人気なんですよ、

 そのブルートルマリンのピアス。

 お客様もガイドブックを見て

 来店してくださったのですか?」

「………そうなんです。」


マルーはそう答えて


(やっぱり人気なんだ……

いま買わないと売り切れちゃうかもしれないし、

次にこの街に来るのはいつになるかわからないし。)


やっぱりこっちのブルートルマリンのピアスを!と

店員にお願いしようとした時だった。



「でもそちらのエメラルドのピアスも

 お客様の瞳の色とそっくりですね。」


何気なく言った店員の一言が、

マルーの気持ちをぐらつかせた。


…………わたしの瞳と同じ色…………



マルーは決めた商品を、

プレゼント用にお願いしますと頼んで

約束どおり30分でセルジュのもとに戻ったのだった。





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