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旧校舎で肝試し

作者: 外見まじめ


 初夏の日差しが目に刺さる。ただでさえ目つきが悪い私は、目を細めざるを得ない。私の前を歩いていた一年後輩であろう女子高校生が私の顔を見て悲鳴をあげている。私こと市川琴音は、なぜ朝から悲しい気持ちにならないといけないのかと思っていた。


 そんな朝の出来事を教室で披露するとゲラゲラと笑われる。花の女子高生とは思えないほどの豪快な笑い方である。異性が見ていたら引かれているだろうが、そのようなことをきにしなくていい。なぜなら、私の通う高校は、女子校だからだ。国内でも有名な女子校で、品行方正な生徒が多いと評判である。非常に外面だけはいいことがわかるだろう。女子校の実態は動物園のようなものだと思う。


 そんな教室の空気を変えてしまう存在が教室に入ってきた。


 「皆様、ご機嫌よう」


 彼女の名前は、九条ほなみさんだ。我が高校で最も美人な生徒である。神が作った芸術作品と言えるほどの整った顔立ちに、現役モデルなど足元にも及ばないスタイルの良さ、加えて、文武両道を地でいくため、こちらが嫉妬の気持ちすら抱かせてくれない完璧で美しい超人である。


 彼女と友人になりたいと全員が思っている。もちろん私もだ。しかし、高嶺の花すぎるがあまり、こちらから話しかけられないのだ。彼女が席に着くまでの間、教室の時間が停止する。全員が彼女に見惚れているのだ。彼女が教室前方の席につき本を読み始めるとようやく教室の時間が進み始める。


 いくつかのグループでは、九条さんの話題が話されている。意識を私がいるグループに戻すと、全然違う話題へと移ったところであった。


 「そういえばさ、旧校舎の噂。知ってる?」

 「うち、知らない。琴音は、どお?」

 「私も知らない」

 

 私が答えると釣られるように他の数人も知らないと頭を振っている。この話題を切り出した一人が話し始めた。


 「旧校舎から物音がするらしいよ。吹部の子達が使わなくなった椅子を持って行ったら聞いたらしいんだよね」

 「え、あそこって、もう使われてないよね」

 「そういえば、うちの後輩が、人影を見たとか言ってような……」

 「えぇ〜、やめてよぉ、怖い話さぁ」

 

 幽霊などの怖いもの全般が苦手な私は、反応もせずに全力で聞かないようにしていた。本当は耳を押さえて物理的に聞こえないようにしたいが、人前でやるのはなんとなく恥ずかしくて嫌だ。私の状態に気づくものもおらず、話は進んでいく。


 「今日の夜さ、行ってみようぜ」

 「正直、楽しそう」

 「肝試し!」

 「どうする何時にする?」


 今日の夜、なぜか旧校舎へ行くことになってしまっていた。右手に持っていたスマホが震えた。連絡用アプリからの通知であった。『旧校舎肝試し組』という名前が付けられたグループに参加させられたそうである。


 肝試し組は、それぞれの部活終わりに、旧校舎へ集合することになった。


 どうしてこうなってしまったのか……と私は絶望するしかなかった。



 /////



 爽やかな夜風が肌を撫でる。剣道で一汗かいた後なため、一瞬の心地よさを感じる。しかし、なぜだろうか。いつもは心地よさしか感じないのに、やけに寒気がしてくる。これから肝試しに向かうからだろう。私は、とてつもなく重い足を動かしながら、肝試し組かつ同じ剣道部の友人と旧校舎へと向かう。


 スマホのライトで地面を照らしながら、あまり手入れのされていない雑木林に囲まれた道を進む。やがて、月明かりに照らされた二階建ての木造作りという歴史を感じさせる旧校舎が見えてきた。旧校舎は、現在全く使用されておらず、物置のような扱いである。


 旧校舎の昇降口あたりに、すでに待っている者たちがいた。肝試し組である。


 「お、琴音たちが来たよ」

 「ねぇねぇ琴音、その長い袋は何?」

 「これは、竹刀袋だよ。今日は、家で素振りしようかと思って」

 「へぇー、琴音ってそんなに練習熱心だったのねぇ」


 竹刀袋を聞いてきた子が、素直な子で良かった。我ながらもう少しマシな理由を言えば良かったと思う。ただ単純に怖いから、私とって身近な武器を持ってきただけである。


 どうやら私たちが一番最後だったようだ。肝試し組は、全員の集合を確認すると、いよいよ旧校舎の中へと足を踏み入れていく。旧校舎は、外履きのまま教室まで入るようだったので、革靴のままである。

 


 人の気配が全くしない。


 月明かりだけが廊下の窓から差し込んでいる。


 月明かりの青白さがやけに際立っているように見える。


 それ以外は闇に包まれた空間であった。


 その中をスマホのライトだけで進んでいく。

 


 私たちは、一言も喋れず、自然と手を繋いでいた。団子状態になり、お互いの存在を近くに感じる。そのお団子状態を形成するときに、もみくちゃになったせいで、私が集団の先頭になってしまった。スマホの明かりを廊下の奥へと向ける。廊下の終着点は照らされることなく、闇が無限に続くばかりである。


 

 歩みを進めるたびに木の軋む音がする。


 いつも以上に大きく響いて聞こえる音は、何もない空間に溶け込んでいく。

 

 どこからともなく聞こえる隙間風。


 何かが緩んでいるのだろうか。わずかに水滴が水面に落ちる音。


 いくつもの音が合わさり私の鼓動を早めていく。

 

 心臓の鼓動が周りに聞こえてしまうのではないかというほど激しく鳴っている。


 

 「キャァアアアア!」


 私の後ろからいくつもの悲鳴が聞こえる。私は後ろに振り返り、悲鳴をあげた者たちを見る。彼女達は、口をパクパクとさせながら指をまっすぐと伸ばしていた。


 彼女の指は、私の後ろを指している。


 絶対に振り返ってはいけない気がする。


 私は、叫んでいた。


 「逃げろ!」


 その言葉に、肝試し組は一目散に廊下を走って逃げた。

 

 彼女たちは、握っていた手を離し、全速力で走る。遠ざかっていく彼女たちの背中に、私は、助けを叫べなかった。


 私は、転んでしまった。足に合わない革靴を履いていたからだろう。微妙に脱げてしまい、そこへ足を引っ掛けた感じだった。さらに、私の身体は動かせなかった。何かが覆い被さっているようだ。


 口の中が渇き、全身が小刻みに震え始める。恐怖に目を閉じる。


 私の上を何かが動いている。身体にのしかかってくる重さが移動しているのだ。


 やがて、顔のあたりに視線を感じる。絶対に目を開けてはいけない。私の直感がそう告げている。


 自分の鼓動の音だけが聞こえる。それ以外に音が聞こえず、無音の世界に落ちてしまったかのような感覚に陥る。


 

 「式神!」


 無音の世界へ、突然の乱入者が現れた。この声は聞いたことがある。


 「九条さん?」


 

 /////



 私が目を開け顔を上げると視線の先に、月明かりに照らされた巫女服のような和装で身を包んだ九条さんが居た。また、私のそばで、紙で作られた人形と大きな黒い塊が押し相撲のようなことしていた。


 「市川さん。こちらへ!」

 「はい」


 背筋が思わず伸びるような鋭い言い方だった。思わず顧問に呼び出された時の返事してしまう。私は、ようやく動くようになった身体を起こすと、彼女のそばに移動した。

 

 「あまり持ちませんね。移動します」


 彼女に手を引かれて移動する。この暗闇を物ともせず素早く移動する。2階へと続く階段を駆け上る。2階の一番奥にある教室へ入る。


 彼女は、懐から札を取り出して教室の扉に貼っていた。その後、教室の中心に立った彼女は空中に何かの文字を書いている。空中に文字が浮いているのだ。本来ならありえないはずの現象が目の前で起きていた。どこか神秘的な光景に、私は思わず見惚れてしまう。


 ライトをつけた様子もないのに、ぼんやりと教室が明るくなっていく。


 「ふう。これで少しだけなら安全でしょう。市川さんも、座ったらいかかですか?」

 「じゃあ、失礼します」


 私は、彼女の正面に座る。相変わらず存在が全て美しかった。いつもより話しかけても良さそうな雰囲気だった。


 「九条さん。質問、いいですか?」

 「ええ、どうぞ」

 「その格好は、何ですか?」

 「うっ……やはり気になりますよね。それよりも、あれが何かとか気にならないのですか?」

 「そっちも気になります」

 「なるほど。では、全部お話ししますね」

 

 彼女は、格好に加えて色々なことを説明してくれた。まとめると次のような感じになる。


 まず彼女の格好は、『祓い師』の正装だそうだ。『祓い師』とは、『ケモノ』を相手にする者たちのことだ。その歴史は古くからあり、家系図を遡ると平安時代までいくそうである。

 次に式神と空中の文字についてだ。これらは、『祓い師』の技だそうだ。一族相伝の技だそうで詳細は教えてくれなかった。

 最後に『ケモノ』についてだ。私が先ほど見た大きな黒い塊である。『ケモノ』とは、怪異が具現化したものである。その姿が鮮明であればあるほど、強力だと言う。私たちが見たものは、鮮明な形をしていないが、その巨大さから強力な個体であるとしているそうだ。


 もしかしたら彼女は『祓い師』について話す機会があまりないのかもしれない。終始、誇りを持って楽しそうに話していた。何度かヒートアップしてしまい、その都度、話の方向修正をしたのだが、いつも不服そうな顔をしていた。完璧超人の意外な一面を見た気がして、少しだけ親近感が湧いたのは内緒である。


 「聞いておいてですが、私に話しても良かったの?」

 「非常事態であれば構わないと教わっています。たぶん、大丈夫です」


 彼女は、少しだけ自信なさげに頷く。その後、私の傍に置いてある竹刀袋を見つめている。私が首を傾げていると、彼女から質問が飛んできた。


 「もしかして、その袋に入っているものは、竹刀ですか?」

 「そうだけど……」

 「見せてもらってもいいですか?」

 「はい。どうぞ」


 私は、竹刀袋から竹刀を取り出す。メインとサブの二振りだ。どちらも渡す。


 「鍛錬を積まれているのですね」

 「え、わかるの?」

 「はい……」


 彼女が何やら考え込んでしまった。私が声をかけようか悩んでいると、彼女は、私の顔を見ながら呟いた。


 「もしかしたらやれるかもしれません」


 

 /////


 

 「なんで私も戦うことに?」

 「あのケモノは、私の武具で対処できないからです。ケモノは、人の念が籠ったものを苦手としています。私の武具よりも、市川さんの竹刀ほうに念がたくさん籠っています。あのケモノを祓うことができるほどには」

 「私にやれるかな?」


 あれと戦うということへの恐怖心から、言葉が出た。


 「全力でサポートします」


 彼女は、両手をグッとして言っていた。とても可愛い。彼女の姿に癒されはしたが、まだ決心がつかない。

 

 「素人の私が手を貸しても大丈夫なんですか?」


 少しだけ足掻いてみた。私の言葉を聞いて、彼女は固まってしまった。

 

 「……市川さん、臨時バイトということにしましょう。バイト代はしっかり払いますよ」


 バイトという響きに心が躍る。私の所属する剣道部はバイト禁止である。バイトへの憧れがあるのだ。


 やるしかない。試合前よりも緊張している私は、竹刀を握り直す。手に馴染む竹刀とバイトという憧れの言葉のおかげで、決心がついた。


 「九条さん、やりましょう」

 「わかりました。改めて、市川さんの助力に感謝を。参りましょう」

 


 私は彼女と頷きあうと、教室から出た。


 相変わらず廊下は闇に包まれていた。ほんの僅かに、等間隔に設置された窓から差し込む月明かりで照らされているくらいである。


 私は、中段の構えをする。竹刀の先端を、先ほど見たケモノの大きさを想像しながら、大体喉元あたりにくるように構えた。


 私の様子を横目で見ていた彼女は、私の様子をみて満足げに頷いていた。


 「はじめます!」


 彼女は、日本の指を加えると甲高い笛のような音を出した。


 その音に反応するように、闇の中から何者かが階段を登ってくる音が聞こえてきた。


 階段の踊り場、廊下の奥がさらに黒くなった。あそこにいる。


 ゆっくりとケモノは、コチラに近づいてくる。次第に、その姿は月明かりに照らされてわかるようになってきた。


 ケモノは、侍のような格好をしていた。


 「まさか、ここまで鮮明な姿だとは、予測が甘かったです」

 「あれって、かなりやばい?」

 「とてもやばいです。正直、私も逃げたいです」

 「うわぁ……でも、そう簡単に見逃してくれなさそうだね」


 たぶん、私たちはケモノの間合いに入ったことだろう。独特の緊張感を味わっていた。侍も私に剣先を向けている。その構えには、隙が全くなかった。どう打ち込んでも返されるビジョンしか浮かばない。


 「来るよ!」


 ケモノは、少しだけ踏み込んだかと思うと、一気に距離を詰めてきた。その向かった先は、私のはずだった。ぶつかり合う衝撃に耐えようと全身に力を込めた瞬間、ケモノは、少しだけ重心をずらした。そのまま、私の右隣にいた九条さんへ肉薄する。目で追えていたのに、身体が反応しきれなかった。


 肉薄された彼女は、懐から武具を出していた。それはチャクラムと呼ばれる特殊な形状のものだった。私は、ケモノの背後に周り、上段の構えから竹刀を振り下ろす。私の人生史上、最速の振り下ろしだったであろう。しかし、見事に避けられてしまった。


 ケモノは私たちから再び距離を取る。その位置で、ケモノは、右足を引くと体を右斜めに向けた。持っている刀を右脇に取り、剣先を後ろに下げた。現在の剣道では滅多に見られない脇構えだ。左半身が無防備に見える。ただ、あれは誘いだろう。私が、そのことを彼女に伝えようとしたが、それを好機と見た彼女が肉薄してしまった。


 「九条さん、それは誘いだ!」

 「ぐっっっ」


 ケモノは、横から刀を薙ぎ払う。一瞬、金属同士のぶつかり合うような甲高い音が聞こえてくる。寸前のところで彼女は反応できたようだ。ケモノの斬撃は凄まじい衝撃だったようで肉薄したはずの彼女が壁に叩きつけられてしまう。


 そのまま命を刈り取ろうと、ケモノは彼女へと近づく。彼女は絶対にやらせないという思いで、両者の間に飛び込む。私は、ケモノの動きをしっかりと見ていた。あの動きは上段からの振り下ろしだろう。試合の時のような集中状態だった。


 私は、上段からの振り下ろしを受けると、ケモノと鍔追り合う。侍の形をしているだけのただの黒い塊。どこにも目がないのに見られているように感じる。戦闘中に分泌されたであろうアドレナリンのお陰で薄れていた恐怖心が濃くなっていく。


 怖い。逃げたい。恐怖がどんどん湧き出てくる。しかし、ここを通すわけにはいかない。私の後ろにいる彼女は、動いている気配がしない。小さく呼吸音が聞こえるため、彼女は生きている。絶対に彼女を守らないといけない。


 私は、彼女と友達になれていない。ここで彼女を失えば、その機会は永遠に無くなってしまう。それだけは嫌なんだ。私が逃げずに戦える理由だろう。人によっては、そんな事が原動力になるかと笑うだろう。笑っていればいいさ。私はそれだけで戦えるのだから。


 鍔迫り合いをしているケモノの力が緩むと、私はそれに合わせて思いっきり押す。少しだけよろめいたケモノに向かって、私は突きを繰り出した。私の次の動きを予測していたケモノは、身体を少しだけひねると、私の竹刀は掠るだけであった。次は、私が無防備な状態になってしまう。私は横目に、刀を振り下ろそうとしている姿が目に入った。


 ああ、これは避けられない。


 私は、死を悟った。訪れた死の恐怖に目を思いっきりつぶってしまう。


 「式神! 市川さん、今です!」


 彼女の声が聞こえた。私は、すぐに目を開けて状態を確認する。ケモノは、式神に抱きつかれており、身動きを取れていなかった。


 私は、そこへ全身全霊の力を込めて上段から振り下ろした。


 本来であればモノを切れないはずの竹刀が、式神ごとケモノを叩き切った。


 勝った。勝利を実感した途端、どっと疲れがきた。私は、その場に座り込んでしまう。そこへ、彼女が近づいてくる。


 「勝ちましたね」

 「うん」


 彼女は拳をコチラに向けている。座ったままの私は、そこへ拳をぶつけた。

 

 

 /////


 

 「市川さん。これをどうぞ」


 九条さんの右手には、お札が握られている。しかも、それは1万円札だった。高校生にとっては大金である。


 「ありがとうございます?」

 「今日のバイト代と口止め料です。口外しないでくださいね」


 彼女は、人先指を口に当てながら顔を傾けるという非常にあざとい動きをしていた。しかし、目が全く笑っていないため、彼女の顔立ちの良さと相まってめちゃくちゃ怖い。絶対に黙っておこうと私は決意した。


 

 こうして私の肝試しは終わった。


 旧校舎から出ると、そこには、大量の警察官と大人たちがいた。いつまで経っても出てこない私を案じた肝試し組の面々が通報したり、電話しまくったそうだ。


 私を含めた『旧校舎肝試し組』は、大人たちからとてつもなく絞られた。もしかしたら本当のことを言ったら何か変わったかもしれないが、私は、何も言わなかった。彼女との約束を守ったのである。


 全員への懲罰として、停学三日間と1ヶ月間の奉仕活動が命じられた。


 私が口外しなかったことを彼女は、どこかで聞き齧ったようで、彼女の信頼を勝ち取ったようだ。しばらくして、彼女からバイトしないかと誘われるようになった。


 やがて名前で呼び合うまでの仲くらいには、一緒に行動するようになるのだが、それはまた別の話。



 終わり。

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