人物紹介
作中に出てくる登場人物の紹介が乗っております
【人物紹介】
金森響
水晶高校の一年生。気が強いく勢いで行動しがちだが、お人好しな性格をしていて、困っている人間を放っておけない。ずぼらで適当な性格をしており、その日の宿題を朝、友達と学校で終わらせたりしている。明るく友人が多い性格で、清川などにとっては憧れの存在なのだが、実際には敵も多く、来るもの拒まず、去る者負わずの浅い付き合いをしていることが多い。不思議な存在、マボロシを見ることが出来るのだが、ファンタジー耐性はないし、清川や赤崎に比べると、あまり頭の回転が速くない。
清川藍
水晶高校の一年生で、金森のクラスメイト。優しい性格をしているが気弱で引っ込み思案。どことなく人を寄せ付けない雰囲気を持っており、何故か周囲から遠巻きにされている。だが、本人としては友人も欲しいし、金森に憧れている。怖い事や痛いこと、独りぼっちで過ごす自宅での時間が嫌い。夜に独りで出歩くなど、危なっかしいところがあり、守護者がいなければ、とっくに危険な目に遭っていたかもしれない。守護者のことは見られないが、自分を守る存在の妄想はしていたようで、守護者の存在を歓迎している。
赤崎怜
水晶高校の一年生で、金森たちとは別のクラス。強めの中二病で、校則違反の痛い衣服や発言、行動から、悪い意味で学校中の注目を独占している。だが、彼もマボロシを見ることができ、力は金森よりも強いので、あながち中二病とも言い切れない……かもしれない。発言や態度、センスなどにはおかしなところがあるが、実は運動神経が良く頭の回転も速いので、意外と頼りになる。彼も小学生高学年からずっとボッチなので、金森たちを仲間認定してからは笑顔が増えていたりする。清川と赤崎はメッセージアプリの返信が素早い。
守護者
マボロシという不思議な存在で、普通の人には姿が見えない。清川にも守護者の存在は一切見えず、全く認識されていない。それにも関わらず、守護者は長い間、清川を命の危険などから守り、我が子のように大切にし続けてきた。何故か清川を守らずにはいられないのだが、その理由が全く分からない。そして、清川をなぜ守るのかを知ることが出来なければ、アイデンティが崩壊して消滅する恐れがある。守護者が消えたくない理由は、単純に死にたくないというのもあるが、一番の理由は「清川を守り続けられないから」である。とても優しい性格で、余力さえあれば、清川以外のことも助けようとしてくれる。