05話 魔法は詠唱より無詠唱の方がカッコいい
俺は国王からお礼をしてもらい金貨や家を紹介してもらった。そんな俺は絶賛暇人中だ。
俺は突然思いついたことがある。それは魔法って、、、、詠唱より『無詠唱』のほうがかっこよくね???
と、、、。
「おーいココアー。無詠唱で魔法唱える方法知らね?」
「はあ?そんなの知らないし出来るわけないじゃん。」
ココアはとても冷たい目で馬鹿にするように言ってきた。ユウキはできないと言われ魔物の話をした。
「でも、この間戦った、、、一夜、、、?は無詠唱だったぜ?」
ココアは呆れた様子でため息をついた。その後口をゆっくり開き語りだした。
「はあ、、あんたねぇ何にも知らないのね、、、。・いい?無詠唱は唯一人間には不可能と言われているの
。しかも人間だけじゃないわ。魔物以外できないと言われているの、仮に出来たらそれはもう革命よ!」
「そうなのか、、、。でも無詠唱って言ったら思い込みが大事だと思うんだ。こうこうっ。。。」
ユウキは心の中でイメージしてみた。
「ほらね?できないでしょ?無詠唱なんて、、、、」
その時だった。ユウキは何も唱えていないが手から火が出始めた。それを見たココアは腰を抜かすほど驚いていた。なぜかユウキは優越感に浸っていた。
「ほら!やっぱりイメージなんだって!」
「うそ、、、そんなに簡単に転生者は無詠唱ができるの?」
ココアは未だに驚いていた。
「はあ、あんたってやつはなんでも出来ちゃうのね。もう参ったわ。」
「だろー?やっぱ俺って天才だな!」
「自分で言うな!」
ココアのツッコミはいつにもましてきれていた。
「そんなことよりアンタ、今からまた国王に会わなければならないわ」
急に深刻な顔をしてココアは語りだした。疑問に思い聞いてみた。
「どうしてだ?もう礼ならもらったし、忘れ物もないだろ。」
「そういうことじゃない!あんたが無詠唱で魔法が唱えられるからよ!」
ユウキは不思議な顔をしてココアに問いかけた。
「どうしてそんなんで行かないといけないんだ?」
ココアはまたため息をついた。
「はあ、、、あんたって馬鹿なのか分かんないわ。そりゃ行かないとダメよ。だって今までの魔法の歴史が変わりつつあるんだから!それに無詠唱のやり方をレポートにまとめなくちゃならないのよ」
「まじか、、、そんなにやばいのか、、、」
「そうよ、、あなたはとんでもないことを、、、」
「まとめるとかマジめんどい!!!!!」
「そっちかい!」
やはりココアのツッコミのキレがましている、、、、。
「無詠唱のこと今はだまっとかね?後にバレるんだからよ」
「うーん、、、、仕方ないわね。今回だけよ。」
なぜかあっさり許してくれた。本当に今日はココアは調子がいいのだろうか。
俺たちは慣れない家で寝ることになった。
一方魔王軍の状況は最悪だった。
「ユウキ待っていろ、、、、この二葉が殺してやる、、、、」
「いいや、お前はまだでなくていい。」
「は!魔王様!しかし一夜がやられました。私が出るべきでは、、」
「いいや、でなくていい!」
「わ、分かりました、、、」
「だが様子を見てでさせるか考えよう」
魔王は悪巧みをしていた。魔王は手下のことははっきり言ってどうでもいいらしい。人間を全滅できれば、、、、、。魔王は人間に恨みがあった、、、、。
「私の夢を奪った人間ども、、、」