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異世界で活躍する俺ってカッコいい?  作者: 高本浩二
第1章 はじまりの街
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04話 国王のお屋敷

 ここは国王の屋敷。俺、ユウキはどうやら偉業を成し遂げてしまったようだ。俺は今日、国王からお礼があると聞いている。


 ユウキはこの日をずっと楽しみに待っていた。まさか転生早々、国王のお屋敷に来られてさらにお礼までしたいということだったから、楽しみすぎて夜も眠れなかった。


「ユウキ、あんたやるわねェ。まさかTENの一味を倒しちゃうなんて」


 まさかの国王の屋敷にはココアも付いてくるらしい。


「あははは、たまたまだよ、、、。しかも今日はビブリエットは風邪で来られないらしいしよぉ」



  俺は残念そうに言った。それを見たココアは不満げに言った。


「なによ!あたしで悪かったわね!」


「そんなに怒るなよ、、、、」


 ケンカのさいちゅう、国王がやってくるのが見え慌ててけんかをやめた。


「おや、ユウキ殿もういらしたのですか。わざわざ遠いところ足をお運びいただき、誠に感謝申し上げます」


 さすが国王だ、礼儀がなっってんなぁ。それに比べて俺は、、、、、。


「いえいえ、大したことじゃないぜ。」


「ちょ、、、!アンタ国王様の前よ!ちゃんと敬語くらい使いなさいよ!」


 ココアは俺になぜか小声で言ってきた。なぜ小声なんだろう、、。


「んで、国王さんよ用って何なんだ?」


「だから敬語使いなさいって!」


 今度はココアは大きな声でユウキに怒った。ココアはそのあとひどく赤面して、泣きそうになっていた。


「ほほ、そんなことは気にしなくて結構。敬語じゃなくてもよいですぞ」


 どうやら国王は礼儀だけじゃない、優しくて性格も良いようだ。なんだか完璧すぎて、悔しい、、、。


「それで、ユウキ殿を呼んだのはほかでもありません。今日はお礼をさせてもらいます。まずはこの部屋へ」


 俺たちはスゲー広い部屋に案内された。どうやらここは普通の家で言うリビングのような場所らしい。


「ここにお座りください。」


「は、はい!」


 ユウキはとても緊張しているようだ。ユウキは隣を見た。すると、ユウキより緊張している人がいた。

ココアだ。


「すSっす、、。あうぇありますね、、、、」


 緊張しすぎているココアを見て俺は大爆笑。いいや俺だけじゃなく国王も、それから国王の護衛も大爆笑していただろ。


「まあ、落ち着きなさい。それでお礼というのは、、、、、おいあれを持ってこい」


 国王は護衛にそういうと、護衛は奥のほうから大きなジュラルミンケースのようなものを持ってきた。

開けると中には大量の金貨が入っていた。


「こ、これは金貨じゃないですか!!しかもこんなに大量に、、、!いいんですか?」


 ココアはとても驚いていた。それも仕方がない。いくらココアとはいえ、ここまで多いのは初めてだから。


「一体いくらくらい入っているんだ?」


「うむ。ざっと金貨2000枚くらいじゃ。これくらいあれば一生遊んで暮らせる。」


 俺はにやついていた。無一文だった俺が大金持ちになったのだから。


「ありがとうございます!あ、、、ええと」


 ユウキは国王にお願いをした。


「俺家がないからこのお金で買おうと思うんだけど、家紹介してくれないか?」


 国王は即答で答えた。


「分かりましたゾ!何なら無料にしますぞ!」


 流石にユウキでもそれは断った。


「そうか、、。まあいい!では今から紹介するぞ!」


 流石は国王。仕事が早い。ユウキたちは国王についていくことにした。


 歩いて十分くらいだろうか、大きな草原が見えた。


「うわあ、すごい草原ですね。」


「そうだろそうだろ。驚くのはまだ早いぞ。さあ進んでごらん」


 いわれるがままに進んだ。


 俺たちは驚いた。それは腰を抜かすほどだった。


「うわわわわわわ。でけえ!まさか、、、、」


「そうだろそうだろ、ここを売ってやるぞい。」


 紹介されたのは国王のお屋敷くらいの大きさだった。


「一体いくらですか?!」


「そうだな、、、、。もとは金貨750枚だがおまけで金貨500でどうだ?」


「金貨500枚ですか、、、高いですね、、、でもかいます!」


 俺は一括で払った。まさかお礼の四分の一も使ってしまうとは、、、、。


こうしてやっとホテル暮らしではなく、自分の家で住めるようになった。



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