表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お姫様は異世界人  作者: 早見 羽流
導入編
8/36

お姫様、学校へ行く

みなさんお久しぶりです!

いろいろありまして、やっと、やっと続きを書くことができました!

これからはガンガン更新していこうと思いますのでよろしくお願いします!

さて、今日は初めて『学校』というものへ行く日です。新しい体験に昨日から楽しみで楽しみで仕方ありませんでした。


「おー、似合ってるじゃん!」


と、アキが言います。どうやらこの世界の学校へ行くには専用の衣装に着替えなければならないようで(セイフクというらしいです)着方の分からない私に、アキが手伝ってくれたのでした。


「ほ、ほんとですか?」


「うん!リュウちゃんがいたら絶対にかわいいって言うと思う!」


目を輝かせて言うアキは例の光る(スマートフォンというらしいです)をパシャパシャと鳴らしていました。確かこれはシャシン?を撮っているのでしょうか。私もやり方を教えてもらいましたが、スマートフォンの中に実際の風景を切り取って収めておく魔法……ではなく科学技術のようです。


「はいはい、かわいいかわいい」


気がつくとアキの背後にはリュウジが立っていました。


「リュウジさん!?」


「あ、リュウちゃん覗き?えっち!」


「いや違うから……姉貴、お姫様、いつまでもチンタラしてたら学校に遅刻するぞ?」


「あっ……つい…」


確かに、初の学校に遅刻してはいけませんね。


「アキさん、リュウジさん、では私はお先に……」


と言いながら私は急いでアパートを飛び出し、走り出しました。……ってどこに行けばいいのでしょう……


「おいちょっと待てよ!荷物全部忘れてるし!学校の場所わかんねぇだろ!?」


背後からリュウジの声がしました。……あぁ、またやってしまったみたいです。

階段を降りかけていた私は慌てて引き返そうとして……足を踏み外して階段から落ちました。


「……ぅう!?」


ボフッ……!!


しかし恐れていたような激しい衝撃はなく……


「大丈夫ですか?お嬢さん?」


私は大柄の男性に受け止められていたようでした!


「えっ、あっ、はい!すみません!」


慌てて男性の腕から離れると、男性は私の方をじっと見ながら


「このアパートの方ですか?」


「……そうですけど」


「私も今日からこのアパートに越してきたんです。よろしくお願いします」


男性は、ものすごく高い長身を黒い服で包み、黒い眼鏡をしていて表情がよく分かりませんでした。


「ご丁寧に、こちらこそよろしくお願いしますっ!」


しばらく2人でペコペコしていると、ダダダダダっと階段を駆け下りる音がして、私は手を引っ張られました。


「ほら行くぞ!」


「ですからリュウジさん!急に手を繋ぐのは……!」



リュウジはそんな私の言葉を聞いてか聞かずか、私の手を引いたまましばらく走って、手を離しました。そして心配そうな表情で私の顔を覗き込んできます。


「大丈夫?変なやつに絡まれてた…?」


「……そういうわけではないですけど……」


「だって、怖そうな男にペコペコ謝ってるように見えたからさ……」


「謝ってたわけでは……ありますけど!」


リュウジはしばらく怪訝な顔をしていましたが、


「……ん、まあ無事ならそれでいいや!さぁ、急ごうぜ!」


「は、はいっ!」


「……って、どっち行くのお姫様!学校はこっち!」


「ですから!手を握るのは……!」


「手を繋いでないとすぐに迷子になるだろうが!」


そんなことを言い合いながら、私達は賑やかに登校したのでした。


「……あれ、そういえばアキさんは……?」


「やっべ、姉貴忘れてきた!」


「……!?」







読んでいただきありがとうございます!

だいぶ間が空いていたので、前の部分読み返しながらですが、いかがだったでしょうか?

ご意見等ありましたらどんどんお寄せいただければと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ