デデンッ!この二人のポジションは?
ども、五月です。
結末を考えていないので、いろいろと人を動かしてます(笑)
俺は学校から家に戻ると尋の前に座り込む。
「尋~、聞いてくれよ~。」
『おい、どうしたんだ?飯くれるなら聞いてやらんこともないぞ?』
俺は即座に立ち上がり飯を準備して差し上げる。そしてすかさず尋の前に戻る。
「聞いてくれ、実は今日な・・・・・・・。」
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それは、遡ること数時間前の出来事だ。
俺は教室にノートを忘れていたのを思い出して放課後教室に戻ったんだ。するとな、そこには数人の男子生徒がいたんだ。御坂と須賀もいた。肝心な話の内容は好きな女子はだ~れだ?つまり、恋話。
ほうほう、それは気になるな。そう思い俺はその塊に近づいた。
「やっほー、俺も混ぜて~。」
「おう、いいぜ。今はな、御坂の好きな人を聞いてるんだ。」
「へ~、誰々?」
「いや、いねぇよ(笑)倉沢は?」
俺はいないよ~、と言いつつ脳に嫌な言葉が通り抜けていった。そう、御坂は確かに言った。
『言える訳ねぇよ。好きにな奴がアイツだなんて・・・。基本ありえないもんな。・・・、
浅田のことが好きだなんて。』はい、どこの少女マンガのヒロインんんんん!!乙女チックな台詞だな!よく恥ずかしげもなく言えるわ!(正確には声に出して言ってはいないんだけれども
でもまぁまじかよ、超強敵じゃないか。くっ・・・!!
はっ・・・もしかして須賀も・・・?
「ねえ、須賀はさ、好きな人とかいないのか?」
「俺?俺か~・・・。俺は、飼ってる猫が好きかな(笑)」
「おいおい、隠してんじゃねーよ(笑)」「隠してないって!」という会話を続けている。
残念、須賀。隠しても無駄なのだよ。俺には全てお見通しだからさ。考えていることはわかるのさ。
その上で君に聞きたいことがある。なんで、お前も浅田なんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
浅田に良い要素なんて、可愛いのと、頭がいいのと、適度におとなしく、適度な距離を保てるってだけだろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!(あれ?良い要素ばっかりじゃん
ああ、もう何なんだよ!おかしいだろ!俺は超能力者だから恋愛が楽しめない、だから那岐ちゃんなのに・・。御坂、須賀、お前らみたいな一般人には、もっと相応な奴がいるだろ!?
「俺に譲れよ!!」
あっ・・・声に出してしまった・・・。
「どうしたんだ?倉沢。」「悪い、何を譲ればいいんだ?」
「いや、何でもないんだ・・・、ごめん。少し具合が悪いみたいだ。帰るな。」
「お、おう。気をつけて帰れよー。」
気まずい空気の中、俺は教室から出て行った。そして現在に至る。
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「どう思う?」
『どうも、何も、お前はさそもそも浅田って奴の事が好きなのか?』
「別に、好きではないけど。」
『それじゃ、御坂と須賀のほうがキレるぞ。』
「なんで・・・って、あっ・・・そうだな。」
『わかったか?もしかすると二人も超能力者かもしれない、という仮説だってできるんだぞ?』
「二人が超能力者?ないない。それはない。」
「断じて、って言い切れるか?無理だろ。」
「それは・・・『まぁ、だから気を張って生活しろよ。浅田って奴と本気で恋愛したいならな。』
俺は寝る、と言って尋は寝っ転がった。俺は、一応学生なので課題をすることにした。
はあ、ギャルゲーしたい。アニメ見たい。某動画サイトで曲も聴きたい。なんだか、めんどくさいことになってきたなーと染み染み思いながら、課題にとりかかった・・・。
読んでくださった方ありがとうございます。
誤字脱字などありましたら、ご指摘のほどよろしくお願いします。
では、また次の話でお会いしましょう。