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【倉沢悠の一日】

読んでくださっている方、ありがとうございます。

今回は、主人公の一日を書かせていただきました。


やあ、おはよう。清々しい朝だな。ん?今どこのいるのかって?決まってるだろ。勿論パソコンの目の前さ。朝から見るアニメは最高だな。因みにこの今見ているアニメは3ループ目だな。おっと、そろそろ学校に行く支度をしなければ・・・。俺は仕方なく椅子から立ち上がり制服に着替える。


『おい、俺の朝飯は!?早くよこせ!』さて、そろそろ行くかな。


『おい、聞いてんのか!?怒るぞ!!』


「はいはい、分かった。分かった。全くしかたないな―。」


『飼い主として当然の仕事だろ!』


そう、さっきから話していたのはハムスターのひろだった。どうやら朝飯が食べたくてしかたがないらしい。仕方がないので俺は朝飯を準備してあげる。はい、今度こそ行ってきまーす。


「おっす、倉沢~。」


「おお、おはよ。」


朝、学校に行ってクラスの奴らと挨拶を交わす。俺は学校ではオタクを隠しているから基本的に人気があるのだ。おっと自慢ではないぞ。まあ、そんな感じでクラスの男子たちと話していると、


「あの~、倉沢くん。朝からごめんね?」


数人の女子が寄ってきた。

そして、その瞬間男どもはどこかに行くようにして散っていった。


「ん?どうしたの?」


「その、ね?今日の昼休み暇かな~って思ってね?」


「うん、暇だよ。」


「ホント!?もし良かったら中庭に来て欲しいんだよね。」


「うん。いいよ、行く。」


やった~、と言いながら女子たちは消えていった。まあでも女子って恐ろしいな。さっきだって、

俺に話しかけてきた子は『うぅ、緊張するぅ~。』

ある子は

『あ、本当に告白する気なんだ・・・。私も好きだったのに・・・。』

ある子は

『絶対ふられるだろ―な(笑)かわいそ。』

とか、とか、とか・・・。一見皆、大人しくて可愛く見えるけど、こんなこと思ってるとは男子は知らないだろ―な。あーあ、こんなんだから楽しくないんだよな恋愛ってのは。今は別だけどさ。そういや今、なにしてるんだろ那岐ちゃん。話しかけてみよ。


「那岐ちゃん、~~がね~~で、~~~だったんだよ。凄くない?」


「・・・・・・・。」


はい、キイテマセンヨネー。わかってました。

でも!こんな事でくじける俺ではない!!任せろ、俺に!!





うぇ~い、もうお昼だー。誰と食べようかな、と考えている矢先に一人の男子生徒から言われた。


「おい、倉沢。お前中庭に行かなきゃダメなんだろ?」


・・・あっそうだった。忘れてた忘れてた。でも、せめて那岐ちゃんが誰と食べてるのか確認したい。教室の隅から隅まで見回すと・・・いた。那岐ちゃんだ。誰といるのかな?えっと、女子は古坂佳奈ふるさかかな澄田茜すみだあかね。なるほど、あああいう子たちと仲がいいのか・・・って、男子いるじゃねえか!?え、なんで!?てか、誰!?




御坂理久みさかりく須賀透すがとおる、そして香田か・・・。

御坂はサッカー部所属で頭もいい。身長も高く基本的に完璧だ。

須賀は野球部所属、学力は平均的だ。ただ男子にしては身長の低い165㎝。でもそこが可愛い。香田は、無所属。学力も平均的、身長はそれなり。でも、一番やっかいな敵だ。そして、皆顔は非常にいいため、モテる。そんな人達とお昼ごはんを食べているだなんて・・・。と俺は中庭に行きながら苦悩する。正直言ってショックだ。あの3人の中に那岐ちゃんを狙っている奴がいるのかと思うと気が気でならない。



そんなこんなで、もう下校の時刻だ。一度教室の戻ろうと思い、ドアを開けると机に突っ伏しえいる那岐ちゃんがいた。


「晋助くん・・・、遅い・・・よ。ってあれ?」


・・・。なるほどね、香田を待ってたんだな。今日の朝の件もあるし、俺の心はズタボロなのだが、俺はめげないぜ!!



「やほー、那岐ちゃん。元気ー?」


「え、あ、はい。」


「そかそかー。あ、そうそう今度の体育祭のことなんだけどねー?コレが・・・・で、アレが・・・だから・・・しなくちゃいけないらしいよ!」


「え、あ、はい。」


「それじゃー、また明日ってことで。ばいばーい。」


「え、あ、はい。」


「え、あ、はい。」しか言って無いじゃん!くっ・・・地味にきたぜ。俺、そんなに好印象じゃないのかな。うざいのかな。悲しくなってくるわ。もう。もういいや、とりあえず帰ってギャルゲーしよう。元気だそう。



____________


『おい、どうしたんだ?』


尋に心配される。なぜなら家に帰ってから一度もベッドの上から降りずにずっと寝転んでギャルゲーをしてるからだ。今日は年上のお姉さんを落とそうと思っている。ふふふ、俺の傷ついた心はこれで癒えるのだ。画面の向こうの美少女たちがいるだけで、二次元の可愛い女の子達がいるだけで、俺は幸せなのだ!!(泣)


『いや、心配してるのは自分の飯だけど・・。』


え、なんで俺の考ええてることがわかったの?まさか、尋も・・・?


『さっきから声に出てたぞ。はよ飯の準備しろや。』


「あ、そうでしたか・・ハア。はいはい、ご飯ね。』


その後、年上お姉さん攻略、アニメ鑑賞しつつ課題をして午前3時就寝。





 


______________倉沢悠の1日 終了


誤字脱字がありましたらご連絡下さい。

正直、主人公よりも脇役の方が好きです(笑)

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