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運命の出会い(笑)

初めて書く恋愛?小説となっております。

いろいろとおかしなところはあると思いますが、一度読んでみてください。

よろしくお願いします。

4月

入学式。世間では別れの春、始まりの春などと呼ばれている。そんな爽やかで暖かな季節だ。私は、勉強や部活に精を出すわけでもなく家から一番近い高校へと進学した。だるい、だるい、だるい・・・。

そんな何に対しても無気力な私に何が出来るのだろうか。とりあえず私の目標は『何事も無く卒業をすること』である。これから頑張っていこうというわけでもなく、ただただ当たり前の事をしようとしているだけの女子高生。



あっという間に月日はすぎもう5月。

私の何がいいのか良くわからないが仲の良い友人も何人か出来て、休み時間やお昼は友達と過ごした。その子たちに聞いた話によると今月は体育祭があるらしいので何かと忙しいらしい。何故5月に行うのかというと暑くなる前に終わらせようという学校側からの配慮らしい。そんなことで配慮をするのなら、授業と授業の間の休み時間を1時間にして欲しいんだが。



「はーい、それでは体育祭の実行委員を決めるぞ―。」


そう言って教室に入ってきたのは担任の前田だった。前田先生は26歳の新人で、爽やかな好青年という感じなので女生徒からの人気が凄まじい。


「希望する奴いるか―?」


誰一人として挙手しない。さっきまであんなに盛り上がっていたじゃないか、1人ぐらい希望しろよ。ほら、皆の大好きな先生がお困りのようだ。そんなことを考えていたら浅田、と先生に呼ばれた。


「・・・はい、なんでしょう?

(ま、嫌な予感しかしないけど。王道パターンの)」


「今日何日か分かるか?」


「1日ですね。」


先生は少し考えてからある男子生徒の名前を呼んだ。


「倉沢、何月だ?今。」


「5月でーす。」


「よし、今日は5月1日。出席番号順で5番の倉沢と1番の浅田に決定だ。二人共、放課後残るように。」


そう言われて倉沢とう言うやつは「はーい」と返事をしていたが、私はめんどくさくて返事をする気にもならなかった。

第一だな・・・。




放課後、教室に残り二人で仕事をしなければいけなかった。帰ろうかと思ったが、後で呼びだしくらうのもめんどくさかった。


「じゃ、さっさとやって終わらせますか、那岐なぎちゃん。」


「な、なぎちゃん?」


「浅田那岐ちゃんでしょ―?授業中よく寝てるけど、成績優秀って噂だよ。」


授業中は眠くなってしまうではないか。多分わかってくれる人がいると思う。


「あ、俺も下の名前で呼んでくれて構わないから。仲良くしような。」


「・・・非常に悪いんだけど名前何?」


「えっ、知らないの?同じクラスになって結構たつよね!?」


「ごめん。興味なかったから、つい・・・ね?」


「興味ないってひどくない?」


「・・・。」


「・・・。よし分かった。俺に興味を持ってくれるように頑張るわ。とりあえず名前を覚えてもらおうかな。俺の名前は倉沢悠くらさわゆう宜しくな。」


「なんかごめん。これからよろしく。」


そういや那岐ちゃんと話すの初めてだわー、私あまり喋らないから、えーなんで?、だるいし……

そんな会話をしながら着実に今日の仕事は終わらせていった。今日わかったこと、倉沢悠というやつは少しうざい。






  ―――――――――







「ははっ。楽しそうじゃないか。」


家に帰り、ベッドに飛び乗った。


俺、倉沢悠はコレと決めると一つのものにずっとのめり込んでしまう事がある。

ま、格好良く言ったらそういうことになるけど、単にアニメ大好きで、ギャルゲー大好きで、二次元こそ神!とか言ってるキモオタにしかすぎないんだけどね。


こんな俺に何故友達がたくさんいるのか・・・それは(自分で言うのもあれだが)顔がいいからだ!おっと、ここで引く奴もいるだろう。だが、しかーし。顔がいいだけだったら人はずっとは寄ってこないだろう。何かの能力がなければ・・・ね。そう、俺は神に愛されてしまったのか、見放されてしまったのか、特殊な能力を与えられたのだ((どやっ


その能力は『人の思考を読む』というものだった、俗にいうテレパシーなどと同じものだ。いつも皆の気持ちを聞き、当り障りのない答えを選んできた。救いなのは、目の前の人間や、近くにいる人の声しか聞こえないことだな。ここまできいただけならこれは最高の能力かもしれない。だが、全部聞こえてしまうから相手に幻滅してしまうかもしれないし、恋愛なんてもっての外だ。人生を楽しむことなど出来ないのだ。


そんな俺に今日奇跡が起こったのだ。今日、学校で体育祭の実行委員になってしまったんだが相手はあまり話したことのない女子だった。手っ取り早く仲良くなってしまおうと思い俺は、心の声を聞こうとした。だがしかし。聞こえなかったのだ。相手の『心の声』が、聞こえなかったのだ。コレは正に奇跡。この女のことだったら俺は恋愛ができるかもしれない。


いや、出来るやってみせる!

初めてのことに驚きながらも内心興奮した状態でいた。


俺は筆を執り紙に書いた。『無気力少女を攻略してみせる!!』その紙を壁に貼り俺は笑った。



ありがとうございました。

おかしなところ、誤字がありましたらご指摘してくれると幸いです。

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